F2000とは、全てのFPS好きに送るFN社の最終兵器である。
ベルギーのファブリックナショナル(FN)社が開発したアサルトライフルである。
概要
銃というものにも種類がある、ベルト給弾式であったりブルパップ式がある。そのブルパップ式の中でも最近開発されたのが、F2000である。だがF2000の他にもFAMASであったりAUG、L85などの有名なブルパップライフルが存在しているのに、なぜF2000は特別視されているのか。
それはこちらのリンクを参照していただければわかるだろう。http://ja.wikipedia.org/wiki/FN_F2000
排莢口の位置
いままでのブルパップライフルはマガジンの真上に排莢口があった。このときもし右隣に味方がいた場合、空薬莢は熱いまま味方に直撃することになる。また、ライフルを左右持ち替えた場合、今度は自分の顔面に熱い薬莢が降り注ぐことになる。
だがしかしF2000の排莢口は前についており
ストック内で射撃後の薬莢は前方の排莢口へと蹴り出され押し出される。
※この部分は万一の弾詰まりに備え後端が開けるようになっている。
もし隣に味方がいたとしても排莢口からでた空薬莢はある程度冷却された状態で出てくるため、火傷などを防ぐことができ、勢いも落ちているためそこまで派手に遠くへは飛ばない。
これは他の銃にはない特徴である。(同社のP90は真下から排莢される)
火器管制スコープ
つぎに注目していただきたいのはFCS(火器管制スコープ)である。これはFN2000に標準装備されている光学サイトで、射撃する目標までの距離を測ることによって、グレネードランチャーを射撃する際により性格に狙えるという代物である。しかし民間用のFS2000にはFCSは搭載されていないので私たちがF2000として見られるのはFS2000だけである。
ただし、悠長に相手までの距離を測定し、角度を合わせてる暇があるか?バッテリーが切れたら意味ないし、戦場の過酷な状況で誤差や故障が出たら?…という突っ込みもある。
もちろん、ちゃんとM16に装着するM203グレネードランチャーのようなリーフサイトもある。
(距離によって角度を変えるもの)
照準
ちなみに、基本形は上部に1.6倍スコープを搭載しているが、ここがピカティニーレールになっているF2000タクティカルというモデルもある。なお、スロベニア軍はこのタクティカルとも異なり、別途キャリングハンドルも兼ねたレールを配したF2000Sを使用している。
同じくブルパップ方式によって長い照準線が取りづらいステアーAUGなどにおいても
最初の頃は1.5倍スコープが搭載されていたが、現在は同じくピカティニーレールにされている物も多い。
もうちょっと解説
F2000はOICW計画(具体的にはH&K XM29)の対抗馬として開発された。
P90と同様に人間工学に基づいたデザインと、ブルパップ式最大の問題点であった排莢口をまさかの前方に持ってくることで射手の利き手を選ばないという革新的な構造を備えている。つまり、コンベンショナルに比べて反動制御が容易で撃ちやすく、全長に対して銃身長を長くとれるというブルパップの長所を活かしつつ、短所であった排莢口や発射ガス、照準などについても対応してのけた、実に見事なアサルトライフルであると言える・・・
・・・のだが、今のところあんまり売れていない。
アメリカ軍はXM8での反発もあってか近未来的なF2000よりも堅実な作りであったSCARを選び、故郷ベルギー軍は試験段階らしい。 一応、スロベニア軍やサウジアラビア軍が発注しているらしく、それなりに注目はされているのは間違いないものの、広く普及しているとは言い難い。商業的にはまだステアーAUGの方が成功していると言えるだろう。
民間用のFS2000は結構注目を浴びたようである。F2000といいFive-seveNといい、FN社は民間市場には溺愛されてばかりである。どういうことなの・・・
F2000は業績が振るわなかったものの
FN社はその他、FAL、FNC、P90、SCARといった銃を手掛けている。
P90は一部特殊部隊やホワイトハウスの警護官が使用していたり、
SCARアサルトライフルに関しては米軍特殊部隊が使用するなど評価は良いようだ。
(M4、HK416を使うなど、特殊部隊全員が使っているわけではないが…)
別のところで注目された
ところが、F2000の持つその独特なデザインと革新的な構造は、あろうことか実銃などほぼ無縁の日本のマニアの心を鷲掴みにしてしまった。
現在は東京マルイ他の国内メーカーからはエアソフトガンがリリースされていないため(台湾のG&Gからは出ている)、愛好者はFPSでしかF2000ライフを楽しめない現状があるのではないかと考えられる。
初版編集者の所見
実銃以外での話をすると、「お前らF200000さんディスってんの?」や「F2000にグレネードランチャーつけると強いよ!」などという書き込みがよく見られるだろう。実際どのゲームでもF2000はあまり良い扱いを受けていない、だがこの大百科を見てくれたあなたは違うだろう。おそらくF2000が大好きに違いない、実際筆者もどのゲームでもF2000を使っている、大好きだ。そこらへんのS〇ARやUM〇よりも強くそして愛おしい。F2000様最高です一生付いていきます。
登場作品
- バトルフィールド2 (突撃兵のアンロック武器としてグレネードランチャー付きで登場)
- スプリンターセルシリーズ (SC-20Kの名称で主人公サム・フィッシャーが使用。ランチャーから非殺傷・カメラ・スモーク等種々の特殊弾を発射可能で使い勝手がいい。ただしステルスゲームなので肝心のライフルとしてはあまり使用しない。)
- S.T.A.L.K.E.R. シリーズ (商標の問題でFT2000という名前で登場。登場は遅いが比較的強力。)
- コールオブデューティー モダンウォーフェア2 (レベル60のアンロック武器。F2000のGL強いよな、などという不憫な存在で扱われている)
- バトルフィールドバッドカンパニー (1,2ともに登場。1ではベテラン登録により使用可能だったが2では普通のアンロック武器として出る。ここでもやはり不憫な思いをしている)
- カウンターストライクオンライン (課金により入手が可能、だが暗号箱なので期待は出来ない)
- マッシブアクションゲーム:MAG (商標の問題でATAC2000という名前で登場。性能は良好)
- バトルフィールド3
- バトルフィールド4 (第2弾DLC、セカンドアサルト内の任務達成で突撃兵のアンロック武器として登場。この武器専用の1.6倍サイトがある。)
関連動画
これが真の御姿
実銃の説明
F2000じゃなかったらとっくに死んでます。
関連静画
関連項目
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