イスキュス(古希: Ἴσχυς, Ischys) は、ギリシア神話の人物である。「強い男」の意。アルカディアー地方の王アルカスの子エラトスの子で、、キュレーン、ペレウス、ステュムパーロスと兄弟。しかし、元来はラピテース族のエラトスの子であったらしい。 神話によるとイスキュスはプレギュアースの娘コローニスと結婚したか、あるいは愛人関係を結んだ。しかし、コローニスはすでにアポローンの子アスクレーピオスを身ごもっていたため、イスキュスはコローニスとともに神に罰せられた。パウサニアースはイスキュスがアルテミスに射殺されたことをほのめかし、ヒュギーヌスはゼウスの雷に撃たれたと述べている。なお、アントーニーヌス・リーベラーリスではコローニスの愛人はとされている。
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