カニシカ1世(Kanishka I、生没年不詳)は、クシャーナ朝の君主。ヴィマ・カドフィセスの子。カニシカ1世はクシャーナ朝の中で最も名の知られた王であり、バクトリア語資料ではκανηϸκε κοϸανο(クシャーナ朝のカニシカ)、漢訳仏典では迦膩色迦などと表記される。のちの時代にがいたことが知られるが、一般にカニシカ王といえばまず間違いなくカニシカ1世を指す。