『国基』(こっき)は天保6年(1835年)京都の官人座田維貞が著した儒学書。禅譲・放伐による易姓革命は孔子の真の教えではないとし、に基づき万世一系を維持する日本の風俗の優越を説く。安政2年(1855年)孝明天皇に天覧され、明治末期乃木希典が再評価したことで、戦前まで広く読まれた。