多古藩(たこはん)は、下総国香取郡多古(現在の千葉県香取郡多古町)に藩庁を置いた藩。徳川家康の関東入部後には保科正光が1万石で配置された。1635年以後、多古は大身旗本(交代寄合)久松松平家の所領となり、1713年に久松松平家が加増を受けて1万2000石の大名となって以後も引き続き居所とされた。以後、多古藩久松松平家が廃藩置県まで存続した。