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И

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
キリル文字
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К Ќ Л Љ М Н Њ
О П Р С Т Ћ У
Ў Ф Х Ц Ч Џ Ш
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非スラヴ系文字
Ӑ Ӓ Ә Ӛ Ӕ Ғ Ӷ
Ҕ Ӗ Ӂ Җ Ӝ Ҙ Ӟ
Ӡ Ӣ Ӥ Ҋ Ҡ Қ Ҟ
Ӄ Ҝ Ӆ Ӎ Ң Ӊ Ӈ
Ҥ Ө Ӧ Ӫ Ҧ Ҏ Ҫ
Ҭ Ҵ Ӳ Ӯ Ү Ұ Ӱ
Ҳ Ӿ Һ Ҷ Ӌ Ҹ Ӵ
Ҩ Ҽ Ҿ Ӹ Ҍ Ӭ Ӏ
初期キリル文字
Ҁ Ѹ Ѡ Ѿ Ѻ Ѣ
Ѥ Ѧ Ѫ Ѩ Ѭ Ѯ Ѱ
Ѳ Ѵ Ѷ Ԁ
キリル文字一覧

И, и は、キリル文字のひとつ。ほぼラテンアルファベットI に相当するが、I と異なりギリシャ文字Η(イータ)に由来する文字であり、ラテンアルファベットの H と同系の文字である。かつては H のように書かれていたが、ピョートル大帝によって現在の字形が定められた。

呼称

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音素

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原則として /i/ およびその類似音を表す。

アルファベット上の位置

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ロシア語・セルビア語の第 10 字母、ウクライナ語・マケドニア語の第 11 字母、ブルガリア語の第 9 字母である。

Иに関わる諸事項

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  • ロシア語ではこの文字一文字で英語の『and』と同じ意味の単語である。
  • ロシア語では軟音が存在しないж, ш, цの後ろでは/ɨ/と発音される。
  • І が10のイー (І десятеричное) と呼ばれるのに対して、И を8のイー(И восьмеричное)と呼ぶことがある。
  • ベラルーシ語では用いられない (І を用いる)。
  • ラテン文字の N のおどけた形 (鏡文字) として使われることがある (偽キリル文字) が、ЯRが互いに関係のない文字であるのと同様、ИもNとは本来関係のない文字であり、И は本来はラテン文字では H に相当する文字である (Иと H はいずれもギリシア文字の Η に由来する。NとНΝ 由来である)。

符号位置

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大文字 Unicode JIS X 0213 文字参照 小文字 Unicode JIS X 0213 文字参照 備考
И U+0418 1-7-10 И
И
и U+0438 1-7-58 и
и

コード表

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エンコーディング 登録 10進数
コード
16リッチ
コード
8
コード
バイナリコード
Unicode 大文字 1048 0418 002030 00000100 00011000
小文字 1080 0438 002070 00000100 00111000
ISO 8859-5 大文字 184 B8 270 10111000
小文字 216 D8 330 11011000
KOI 8 大文字 233 E9 351 11101001
小文字 201 C9 311 11001001
Windows 1251 大文字 200 C8 310 11001000
小文字 232 E8 350 11101000

ノート

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  • Булич С. К. (1890–1907). "И, буква русского алфавита". ブロックハウス・エフロン百科事典: 全86巻(本編82巻と追加4巻) (ロシア語). サンクトペテルブルク.
  • И, и // Большая российская энциклопедия : [в 35 т.] / гл. ред. Ю. С. Осипов. — М. : Большая российская энциклопедия, 2004—2017.
  • Карский Е. Ф. Славянская кирилловская палеография / отв. ред. акад. В. И. Борковский. — 2-е изд., факсимильное. — Л., М. (факс.): Из-во АН СССР; из-во «Наука» (факс.), 1928, 1979 (факс.). — С. 192—193. — 494 с. — 2700 экз.