サテュロス劇
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サテュロス劇(サテュロスげき、英: Satyr play)は、古代ギリシア時代に、ギリシア悲劇と共に上演されていた劇の一種。ギリシア神話の神ディオニューソスの従者といわれるサテュロスから成るコロス(合唱隊)を伴う滑稽な劇である。
作品
[編集]完全な形で現在にまで残っているのは、エウリピデスの『キュクロプス』だけである。
ただし、パピルス断片が他の作品の一部を伝えている。一番の大断片はソポクレスの『イクネウタイ』(追跡者たち)である。アイスキュロスの『漁網(あみ)を引く人々』『祭礼使節の人々』の2作品の断片も残されている[1][2]。
脚注・出典
[編集]- ^ 岩波『全集10』7頁。
- ^ “satyr play”, Encyclopædia Britannica 2023年2月9日閲覧。