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ディーワーリー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ディーワーリーの夜に灯かりを並べる女性達
ディーワーリーの祭りで灯りが灯されたディヤ
ディーワーリーに飾られたランゴーリーとディア

ディーワーリーまたはディワリ[注釈 1]ヒンディー語: दीवाली, dīwālīサンスクリット: दीपावली, Dīpāvalī)は、インドヒンドゥー教のお祝いである[3]。別名「光のフェスティバル」とも呼ばれ、ヒンドゥー暦のカールッティカ月の新月の夜(グレゴリオ暦では10月から11月)に5日間かけて祝われる。

ディーワーリーの時期になると、祭りに向けて自宅や職場の掃除や改修を行い、ディヤ(オイルランプ)やランゴーリー英語版で装飾を行う[4][5]

ジャイナ教では同じ日を開祖マハーヴィーラニルヴァーナを得た日(命日)として祝う。

概要

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シンガポールスリランカでは祝日になっている。

この日は、ヒンドゥー教の女神ラクシュミーをお祝いする。

ディーワーリーの期間中は買物をすると縁起が良いとされ、特に耐久消費財の需要が伸張する[4]。自動車、家電業界などではこの時期をかき入れ時として販売に力を入れる。

2013年のディーワーリーは、11月1日~6日まで実施され、この期間、郵便局や会社は休みとなる。

年々、各地で華やかな電灯が登場し、派手な飾り立て行われることが有名となっているが、本来は素焼きの器に火を灯す行事であった[6]

花火・爆竹と大気汚染問題

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インドニューデリーでも、例年大量の爆竹花火を使用した祝祭が行われてきたが、その煙が、2010年代以降深刻化した都市の大気汚染の一因として問題視されるようになった。2016年と2017年、インド最高裁判所は首都ニューデリーでディーワーリー前の爆竹の販売を禁止する判断を下した[7][8]。この決定に抗議したり、市外や密買業者から花火を購入したりするニューデリー市民もいる。

脚注

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注釈

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  1. ^ Forvoによる“दीवाली”の発音例。日本語では、「ディーワーリー」と「ディワリ」の2種類の表記が用いられる [1][2]

出典

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  1. ^ Google Scholar”. scholarらは田原早なら.google.com. 2020年11月15日閲覧。
  2. ^ Google Scholar”. scholar.google.com. 2020年11月15日閲覧。
  3. ^ 印首都、大気汚染「深刻」 花火禁止、祭りで守られず 闇市場での取引横行”. 産経ニュース (2021年11月5日). 2021年11月5日閲覧。
  4. ^ a b 久保田, 和之 (2019-03). “ダーラーヴィーセ --ディーワーリーはダーラーヴィーから--”. アジア・アフリカ地域研究 = Asian and African Area Studies 18 (2): 221–225. ISSN 1346-2466. https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/handle/2433/241103. 
  5. ^ Pramodkumar (2008). Meri Khoj Ek Bharat Ki. ISBN 978-1-4357-1240-9. https://books.google.com/books?id=6A9EZRQIT9kC&pg=PA109 26 October 2011閲覧. "It is extremely important to keep the house spotlessly clean and pure on Diwali. The Goddess Lakshmi likes cleanliness, and she will visit the cleanest house first. Lamps are lit in the evening to welcome the goddess. They are believed to light up her path." 
  6. ^ インドで中国製品の不買活動広がる ヒンズー団体主導「売り上げ4割減も」産経新聞社(2017年10月15日)2017年10月22日閲覧
  7. ^ 大気汚染深刻のニューデリー、最高裁が爆竹販売禁止の判断CNN.co.jp(2016.11.27)2016.11.27閲覧
  8. ^ ヒンズー教祭典で花火禁止 大気汚染対策でインド最高裁が決定、「伝統の破壊」反発も産経新聞ニュース(2017年10月12日)