マルガレータ・フォン・シュタウフェン
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マルガレータ・フォン・シュタウフェン Margaretha von Staufen | |
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出生 |
1237年末 シチリア王国、フォッジャ |
死去 |
1270年8月8日 神聖ローマ帝国、フランクフルト・アム・マイン[1] |
配偶者 | テューリンゲン方伯アルブレヒト2世 |
子女 |
ハインリヒ フリードリヒ1世 ディートリヒ4世(ディーツマン) アグネス |
家名 | ホーエンシュタウフェン家 |
父親 | 神聖ローマ皇帝フリードリヒ2世 |
母親 | イザベラ・オブ・イングランド |
マルガレータ・フォン・シュタウフェン(Margaretha von Staufen, 1237年末 - 1270年8月8日)は、ホーエンシュタウフェン家出身のシチリア王女で、テューリンゲン方伯アルブレヒト2世(後にマイセン辺境伯)妃。
生涯
[編集]マルガレータは神聖ローマ皇帝フリードリヒ2世とその3番目の妃イザベラ・オブ・イングランドとの間の娘である。1242年にテューリンゲン方伯アルブレヒト2世と婚約し、マルガレータの持参金としてプライセンラント(アルテンブルク、ツヴィッカウなど)が与えられた。結婚式は1254年から1256年の間に行われ、夫妻は最初エッカルツベルガのエッカルツブルク城に住み、その後ヴァルトブルク城に移り住んだ。
夫アルブレヒト2世がクニグンデ・フォン・アイゼンベルクを愛妾とすると、マルガレータは1270年6月24日にヴァルトブルクを去ったが、その際にマルガレータは息子フリードリヒ1世の頬を噛んだといわれ、このときよりフリードリヒは噛跡公(der Gebissene)と呼ばれるようになったという[2]。マルガレータは最初クライエンブルクに向かったが、そこからクロイツベルク修道院(現フィリップスタール)に移り、後にフルダに向かった。
最終的にマルガレータはフランクフルト・アム・マインに移ってヴァイスフロイエン教会に住んだが、その後まもなくして死去した[3]。第二次世界大戦で破壊されたヴァイスフロイエン教会を1953年に取り壊す際に発掘が行われ、約70の墓が確認されたが、マルガレータの墓は発見できなかった。
子女
[編集]- ハインリヒ(1256年3月21日 - 1282年1月25日から7月23日の間) - プライセンラントの相続人、シレジアで行方不明となった。
- フリードリヒ1世(1257年 - 1323年) - マイセン辺境伯、チューリンゲン方伯
- ディートリヒ4世(ディーツマン)(1260年頃 - 1307年) - ラウジッツ辺境伯、チューリンゲン方伯
- アグネス(1264年以前 - 1332年9月以降) - ブラウンシュヴァイク=グルーベンハーゲン侯ハインリヒ1世と結婚
脚注
[編集]- ^ Franz Xaver von Wegele (1875). "Albrecht, Landgraf von Thüringen, Markgraf von Meißen". Allgemeine Deutsche Biographie (ドイツ語). Vol. 1. Leipzig: Duncker & Humblot. pp. 276–279.
- ^ 岡地稔 『あだ名で読む中世史』 八坂書房、2018年、付録p. 54
- ^ Anton Kirchner: Geschichte der Stadt Frankfurt am Main, Teil I, Frankfurt am Main 1807, S. 230
参考文献
[編集]- Franz Otto Stichart: Galerie der sächsischen Fürstinnen; biogr. Skizzen sämtlicher Ahnfrauen des kgl. Hauses Sachsen, Leipzig 1857
- Johannes Meyer: Frauengestalten und Frauenwalten im Hause Wettin, Bautzen 1912
- Bernd Kaufmann: Der Verleumdete. Die Geschichte des Landgrafen Albrecht II. von Thüringen. Erstes Buch: Margareta. BKP-Verlag GmbH, Zweibrücken 2009, ISBN 978-3-9813424-0-6 und Der Verleumdete. Die Geschichte des Landgrafen Albrecht II. von Thüringen. Zweites Buch: Krieg der Söhne. BKP Verlag GmbH, Zweibrücken 2011, ISBN 978-3-9813424-3-7.
- Otto Dobenecker: Margarete von Hohenstaufen, die Stammutter der Wettiner. I (1236-1265). Festschrift des Gymnasiums zur Erinnerung an die Erhebung des Herzogtums S.-Weimar zum Großherzogtum (= Beilage zum Jahresberichte des Großh. Gymnasiums in Jena), Neuenhahn, Jena 1915 (Digitalisat).