リチャル・カラパス
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基本情報 | |||||||||
本名 |
リチャル・アントニオ・カラパス・モンテネグロ Richard António Carapaz Montenegro | ||||||||
生年月日 | 1993年5月20日(31歳) | ||||||||
国籍 | エクアドル | ||||||||
出身地 | カルチ県トゥルカン郡 | ||||||||
身長 | 170cm | ||||||||
体重 | 62kg | ||||||||
選手情報 | |||||||||
所属 | EFエデュケーション・イージーポスト | ||||||||
分野 | ロードレース | ||||||||
役割 | 選手 | ||||||||
特徴 | クライマー | ||||||||
プロ経歴 | |||||||||
2016 | Strongman-Campagnolo Wilier | ||||||||
2016-2019 | モビスター・チーム | ||||||||
2020-2022 | チーム・イネオス | ||||||||
2023- | EFエデュケーション・イージーポスト | ||||||||
グランツール最高成績 | |||||||||
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主要レース勝利 | |||||||||
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最終更新日 2024年7月22日 |
リチャル・アントニオ・カラパス・モンテネグロ[1](Richard António Carapaz Montenegro, 1993年5月29日[2] - )は、エクアドル、カルチ県・トゥルカン郡エル・カルメロ出身[1]の自転車競技(ロードレース)選手。東京オリンピック2020、男子ロードレースの金メダリスト。
経歴
[編集]2016年、ストロングマン・カンパニョーロ・ウィリエールにてプロキャリアスタート。同年6月、モビスター・チームへ移籍。エクアドル出身の自転車競技選手として初めてのワールドツアー所属選手となった[3]。
2017年、グラン・プレミオ・インドゥストリア・エ・アルティジャナートにて逃げ集団に入り、2位を獲得[4]。
2018年、ジロ・デ・イタリアにて、第6ステージのエトナ山へと向かう山岳ステージにて新人賞マリア・ビアンカを着用、第8ステージにて自身初のワールドツアー、及びグランツール初勝利を挙げた[5]。その後も安定した走りを見せ、新人賞争いこそミゲル・アンヘル・ロペスに敗れたが、個人総合成績では4位となった。
2019年、ジロ・デ・イタリアでは山岳ステージの第14ステージで区間優勝して総合首位に立つと、以後はヴィンチェンツォ・ニバリやプリモシュ・ログリッチらライバル達の攻撃を堅実に抑え、エクアドル人として初の総合優勝を達成した。
2020年、チーム・イネオスに移籍。
2023年、EFエデュケーション・イージーポストに移籍。
2024年、ツール・ド・フランス第3ステージで区間14位に入り、トップに同タイムの選手が4人いる中で最もステージの順位の合計が少ない選手となり、エクアドル人として初めてマイヨ・ジョーヌを獲得した[6]。マイヨ・ジョーヌは1ステージ限りで手放すこととなったが、第17ステージで区間初優勝[7]。最終的に山岳賞と総合敢闘賞を獲得した[8]。
主な戦績
[編集]2017年
[編集]- グラン・プレミオ・インドゥストリア・エ・アルティジャナート 第2位
- ルート・デュ・スュド ヤングライダー賞
2018年
[編集]- ブエルタ・ア・アストゥリアス 総合優勝(第2ステージ優勝)
- ジロ・デ・イタリア 区間優勝(第8ステージ)
2019年
[編集]- ブエルタ・ア・アストゥリアス 総合優勝、ポイント賞(第2ステージ優勝)
- ジロ・デ・イタリア 総合優勝
- 区間優勝(第4,14ステージ)
2020年
[編集]- ツール・ド・ポローニュ 区間優勝(第3ステージ)
- ブエルタ・ア・エスパーニャ 総合2位
2021年
[編集]- ツール・ド・スイス 総合優勝(第5ステージ優勝)
- ツール・ド・フランス 総合3位
- 東京オリンピック 個人ロードレース 金メダル
2022年
[編集]- エクアドル選手権 優勝(個人タイムトライアル)
- ボルタ・ア・カタルーニャ 区間優勝(第6ステージ)
- ジロ・デ・イタリア 総合2位
- ブエルタ・ア・エスパーニャ 山岳賞(第12,14,20ステージ優勝)
2023年
[編集]- エクアドル選手権 優勝(個人ロードレース)
- メルカントゥール・クラシック・アルプ=マリティーム 優勝
2024年
[編集]- エクアドル選手権 優勝(個人タイムトライアル)
- ツール・ド・ロマンディ 区間優勝(第4ステージ)
- ツール・ド・フランス 山岳賞、 総合敢闘賞(第17ステージ優勝)
グランツールの総合成績
[編集]グランツール | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 | 2024 |
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ジロ・デ・イタリア | — | 4 | 1 | — | — | 2 | — | — |
ツール・ド・フランス | — | — | — | 13 | 3 | — | DNF | 17 |
ブエルタ・ア・エスパーニャ | 36 | 18 | — | 2 | — | 14 | — |
脚注
[編集]- ^ a b 『ciclissimo 選手名鑑2020』八重洲出版、2020年、62頁。
- ^ https://www.procyclingstats.com/rider/richard-carapaz
- ^ “トリプルエースで悲願のツール総合優勝へ モビスター チーム 2018年シーズン展望”. cyclist. (2017年11月9日) 2018年5月12日閲覧。
- ^ “山岳で抜け出した6名が逃げ切り アダム・イェーツがトスカーナのワンデーレースで勝利”. シクロワイアード (2017年3月6日). 2018年5月12日閲覧。
- ^ “エクアドル人初の快挙 雨のモンテヴェルジネでマリアビアンカのカラパス勝利”. シクロワイアード (2018年5月13日). 2018年5月13日閲覧。
- ^ “落車続出のスプリント ギルマイがエリトリアにツール初勝利もたらす”. cyclowired (2024年7月2日). 2024年7月22日閲覧。
- ^ “カラパスが念願のツール初勝利 攻勢に出たポガチャルがヴィンゲゴーから2秒奪う”. cyclowired (2024年7月18日). 2024年7月22日閲覧。
- ^ “ヴィンゲゴー「予想以上の結果に驚いている」エヴェネプール「レベルの高さを思い知った」”. cyclowired (2024年7月22日). 2024年7月22日閲覧。
参考文献
[編集]リチャル・カラパスのプロフィール - ProCyclingStats