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リブロース

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
リブロース
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識別情報
CAS登録番号 488-84-6 (d) チェック, 2042-27-5 (l) チェック, 5556-48-9 (dl) チェック
PubChem 619151261 (D)644111 (L)
ChemSpider 133316 ×
UNII Z7U4KG0138 (d) チェック, 202306UV02 (l) チェック, DJM6K5T6YA (dl) チェック
KEGG C05052
C00309 (D)
C00508 (L)
ChEBI
特性
化学式 C5H10O5
モル質量 150.13 g mol−1
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

リブロース英語: ribulose)は、化学式が C5H10O5 で表されるケトペンースの1つ。自然界にはL体、D体の両エナンチオマーがともに存在する。ジアステレオマーキシルロースである。

リブロースはアラビノースからペントースリン酸経路で作られる[1]

真菌経路ではd-アラビトール合成における中間体である。

また、d-リブロースは1,5-ビスリン酸として、緑色植物光合成プロセスの開始時に二酸化炭素と結合する(二酸化炭素トラップ)[2]

1位と5位にリン酸基のついたリブロース-1,5-ビスリン酸は、光合成カルビン - ベンソン回路において、二酸化炭素を固定する重要な働きをしている。そのため、この反応を触媒するリブロース1,5-ビスリン酸カルボキシラーゼ/オキシゲナーゼは地球上で最も多いタンパク質となっている。

出典

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  1. ^ Guo, Zongren; Long, Liangkun; Ding, Shaojun (2020). “Characterization of an L-Arabinose Isomerase from Bacillus velezensis and Its Application for L-Ribulose and L-Ribose Biosynthesis”. Applied Biochemistry and Biotechnology 192 (3): 935–951. doi:10.1007/s12010-020-03380-0. PMID 32617845. 
  2. ^ Spreitzer, Robert J.; Salvucci, Michael E. (2002). “RUBISCO: Structure, Regulatory Interactions, and Possibilities for a Better Enzyme”. Annual Review of Plant Biology 53: 449–475. doi:10.1146/annurev.arplant.53.100301.135233. PMID 12221984.