リブロース
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リブロース | |
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d-erythro-Pent-2-ulose | |
(3R,4R)-1,3,4,5-Tetrahydroxypentan-2-one | |
別称 d-erythro-2-Pentulose Adonose Arabinulose Araboketose Ribosone | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 488-84-6 (d) , 2042-27-5 (l) , 5556-48-9 (dl) |
PubChem | 619151261 (D)644111 (L) |
ChemSpider | 133316 |
UNII | Z7U4KG0138 (d) , 202306UV02 (l) , DJM6K5T6YA (dl) |
KEGG | C05052 C00309 (D) C00508 (L) |
ChEBI |
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特性 | |
化学式 | C5H10O5 |
モル質量 | 150.13 g mol−1 |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
リブロース(英語: ribulose)は、化学式が C5H10O5 で表されるケトペンースの1つ。自然界にはL体、D体の両エナンチオマーがともに存在する。ジアステレオマーはキシルロースである。
リブロースはアラビノースからペントースリン酸経路で作られる[1]。
真菌経路ではd-アラビトール合成における中間体である。
また、d-リブロースは1,5-ビスリン酸として、緑色植物の光合成プロセスの開始時に二酸化炭素と結合する(二酸化炭素トラップ)[2]。
1位と5位にリン酸基のついたリブロース-1,5-ビスリン酸は、光合成のカルビン - ベンソン回路において、二酸化炭素を固定する重要な働きをしている。そのため、この反応を触媒するリブロース1,5-ビスリン酸カルボキシラーゼ/オキシゲナーゼは地球上で最も多いタンパク質となっている。
出典
[編集]- ^ Guo, Zongren; Long, Liangkun; Ding, Shaojun (2020). “Characterization of an L-Arabinose Isomerase from Bacillus velezensis and Its Application for L-Ribulose and L-Ribose Biosynthesis”. Applied Biochemistry and Biotechnology 192 (3): 935–951. doi:10.1007/s12010-020-03380-0. PMID 32617845.
- ^ Spreitzer, Robert J.; Salvucci, Michael E. (2002). “RUBISCO: Structure, Regulatory Interactions, and Possibilities for a Better Enzyme”. Annual Review of Plant Biology 53: 449–475. doi:10.1146/annurev.arplant.53.100301.135233. PMID 12221984.