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北川透

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
北川 透きたがわ とおる
誕生 磯貝 満
(1935-08-09) 1935年8月9日(89歳)
愛知県碧南市
職業 詩人文芸評論家
最終学歴 愛知学芸大学(現・愛知教育大学
主な受賞歴 小野十三郎賞特別賞
高見順賞
藤村記念歴程賞
中日文化賞
日本芸術院賞恩賜賞
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北川 透(きたがわ とおる、1935年8月9日 - )は、日本の詩人文芸評論家。本名は磯貝 満(いそがい みつる)。愛知県碧南市出身。

梅光学院大学特任教授。中原中也賞選考委員。現代詩から北村透谷萩原朔太郎中原中也論など著書多数。

経歴

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1935年(昭和10年)に愛知県碧南市に生まれる。1958年(昭和33年)に愛知学芸大学(現・愛知教育大学学芸学部国語科を卒業。高校教諭を経て、1962年(昭和37年)に詩誌「あんかるわ」を創刊し、詩と批評を掲載する。1990年(平成2年)に同誌を廃刊させ、1991年(平成3年)には山口県下関市に移住して梅光女学院大学教授となった。

受賞

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作品

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  • 『北川透詩集』(現代詩文庫)思潮社、1972
  • 『反河のはじまり 詩集』思潮社、1974
  • 『遥かなる雨季 詩集』国文社、1977
  • 『隠語術 北川透の詩』弓立社、1986
  • 『ポーはどこまで変われるか』思潮社、1988
  • 『戦場ケ原まで』思潮社、1992
  • 『続 北川透詩集』(現代詩文庫)思潮社、1994
  • 『デモクリトスの井戸』思潮社、1995
  • 『俗語バイスクール』砂子屋書房、2003
  • 『眼の韻律』
  • 『闇のアラベスク』
  • 『溶ける、目覚まし時計』思潮社 2007
  • 『なぜ詩を書き続けるのか、と問われて』思潮社、2015
  • 『傳奇集』思潮社、2022

主な評論

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  • 『詩と思想の自立』思潮社、1966
  • 『情況の詩』思潮社、1967
  • 中原中也の世界』紀伊国屋新書、1968
  • 『詩の自由の論理』思潮社、1968
  • 『幻野の渇き』思潮社、1970
  • 『<像>の不安 仮構詩論序説』青土社、1972
  • 北村透谷試論1-3』冬樹社、1974-77
  • 『熱ある方位 鮎川信夫吉本隆明』思潮社、1976
  • 『中原中也 わが展開 天使と子供』国文社、1977
  • 『詩的火線 同時代覚書・上 詩論集』思潮社、1979
  • 『詩的弾道 同時代覚書・下』思潮社、1979
  • 中野重治 近代日本詩人選15』筑摩書房、1981
  • 『詩神と宿命 小林秀雄論』小沢書店、1982
  • 『未明の構想』白地社、1982
  • 『荒地論 戦後詩の生成と変容』思潮社、1983
  • 『魔女的機械』弓立社、1983
  • 『現代詩前線』小沢書店、1984
  • 『詩的メディアの感受性 『あんかるわ』百回通信より』未來社、1985
  • 『現代文学はどこで成立するか 言葉の「演戯」と「魔術性」』河合ブックレット、1986
  • 『詩と時代の水際へ 全対話』風琳堂、1987
  • 萩原朔太郎<詩の原理>論』筑摩書房、1987
  • 『侵犯する演戯 '80年代詩論』(北川透評論集)思潮社、1987
  • 『詩的レトリック入門』思潮社、1993
  • 『萩原朔太郎<言語革命>論』筑摩書房、1995
  • 『詩的90年代の彼方へ 戦争詩の方法』(詩論の現在 1)思潮社、2000
  • 『詩の近代を超えるもの 透谷・朔太郎・中也など』(詩論の現在 2』)思潮社、2000
  • 『詩的スクランブルへ 言葉に望みを託すということ』(詩論の現在 3)思潮社、2001
  • 谷川俊太郎の世界』思潮社、2005
  • 『中原中也論集成』思潮社、2007
  • 『北川透現代詩論集成』思潮社、2014- 第5巻まで刊

脚注

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  1. ^ 「日本芸術院賞に9人、恩賜賞に3人 能楽師・金剛永謹さんら」『日本経済新聞』2023年3月29日朝刊、社会1面。