大久保道舟
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人物情報 | |
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生誕 |
1896年7月1日 日本福井県 |
死没 | 1994年9月5日 (98歳没) |
出身校 | 曹洞宗大学 |
学問 | |
研究分野 | 仏教学 |
研究機関 | 東京帝国大学史料編纂所・福井大学・駒澤大学・東北福祉大学 |
学位 | 文学博士(東京教育大学) |
大久保 道舟(おおくぼ どうしゅう、1896年7月1日 - 1994年9月5日)は、日本の仏教学者。博士。福井大学教授、東北福祉大学学長、駒澤大学総長を歴任。雅号は「越渓」。
来歴
[編集]福井県武生市(現: 越前市)に生まれる。武生中学、曹洞宗大学(現: 駒澤大学)を卒業後、東京帝国大学史料編纂所史料編纂官補となる。東亜練成院練成官、福井師範学校教授を経て、戦後の1949年に福井大学教授となった。1954年、博士号(文学、東京教育大学)を取得[1]。福井大学を定年退職した後は、駒澤大学教授として教鞭をとった。1968年に東北福祉大学学長、1978年より駒澤大学総長、曹洞宗龍門寺住職[2][3]、福井県文化財専門委員会委員[4]をつとめた。1994年9月5日、急性肺炎のため死去[5]。
受賞・栄典
[編集]著作
[編集]- 『道元の言葉』(東峰書房、1943年→誠信書房、1974年)
- 大久保道舟『道元禪師傳の研究』岩波書店、1953年。ISBN 4000015125。 NCID BN04180442。
- 『道元禅師伝の研究 修訂増補版』(筑摩書房、1966年→名著普及会、1988年)
- 『日本文化史叢考』(誠信書房、1977年)
- 『永平二祖 孤雲懐弉禅師御伝記』(山喜房佛書林、1980年)
訳注
[編集]- 『道元禅師語録』(岩波文庫、1940年)、復刊1987年ほか
- 『道元禅師清規』(岩波文庫、1941年)、復刊1987年ほか
- 『正法眼蔵随聞記 新校注解』(山喜房佛書林、1942年→再版1956年ほか)
編著
[編集]- 『道元禅師全集』(春秋社 上下、1930年→筑摩書房 全3冊、1969年→臨川書店 全3冊、1989年)
- 『曹洞宗大系譜』、『曹洞宗大年表』(佛教社、1934- 1935年)[6]
- 『曹洞宗古文書』(同刊行会 上下、1961年→筑摩書房 全3冊、1971年)
- 『正法眼蔵 - 古本・校定』(筑摩書房、1971年)
博士論文
[編集]- 大久保道舟『道元禅師伝の研究』東京教育大学〈文学博士 報告番号不明〉、1954年。 NAID 500000491279 。
論文
[編集]- 大久保道舟「大智禅師の障害とその鴻業」『駒沢大学実践宗乗研究会年報』第3巻、駒澤大学実践宗乗研究会、1935年3月、33頁、CRID 1050564288186154752。
- 大久保道舟「寒巌義尹禅師の嗣承問題」『駒沢大学仏教学会年報』第6巻第1号、駒澤大学仏教学会、1935年11月、86頁、CRID 1050564288185240448。
- 大久保道舟「鑑真大和上伝の研究」『駒沢大学実践宗乗研究会年報』第4巻、駒澤大学実践宗乗研究会、1936年3月、75頁、CRID 1050001338232738304。
- 大久保道舟「芦田先生と私」『若越郷土研究』5-4(23)、福井県郷土誌懇談会、1960年8月、3-4頁、CRID 1390573407663864704、doi:10.24484/sitereports.121285-61694。
- 大久保道舟, 守屋茂「道元の誕生地考」『印度學佛教學研究』第21巻第1号、日本印度学仏教学会、1972年、265-268頁、CRID 1390282680354203904、doi:10.4259/ibk.21.265、ISSN 00194344。
出典
[編集]参考文献
[編集]- 大久保道舟『道元禅師伝の研究』(修訂増補)名著普及会、1988年。ISBN 4895513238。NDLJP:13268261 。
関連文献
[編集]- 柴田道賢「道元禅師の出家について」『駒澤大學文學部研究紀要』第30巻、駒澤大学、1972年3月、17頁、CRID 1050001338232783360、ISSN 04523636、2024年7月12日閲覧。
関連項目
[編集]笹本寅 春秋社から刊行した「道元禅師全集」の担当だった[1]
外部リンク
[編集]- 『大久保道舟』 - コトバンク
- 著書 - 国会図書館
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- ^ 「ちくま」1969年6月号筑摩書房「道元と私」大久保道舟、24~25ページ