安田章一郎
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安田 章一郎(やすだ しょういちろう、1914年2月6日[1] - 2019年11月13日[2])は、日本の英文学者、翻訳家。名古屋大学名誉教授。
経歴
[編集]島根県生まれ。1937年京都帝国大学文学部英文科卒、浪速大学、奈良女子大学教授、1971年名古屋大学教授、1977年定年退官、甲南女子大学教授を務めた。
T・S・エリオット、W・H・オーデン、ジェラード・マンリ・ホプキンスなど英国モダニズム詩人を研究、翻訳した。深瀬基寛の一番弟子。
2019年11月13日、呼吸不全のため死去[2]。105歳没。死没日をもって従四位に叙される[3]。
著書
[編集]- 『T・S・エリオット研究』(南雲堂、不死鳥選書) 1964
- 『G・M・ホプキンズ研究』(清水弘文堂書店) 1968
- 『ホプキンズのこころ』(編、山口書店) 1979
- 『エリオットの昼』(山口書店) 1984
- 『セル・カステーラ・桐の花』(修学社) 1994
- 『荒野の中の批評』(修学社) 1994
- 『老いの繰り言』(京都修学社) 2003
- 『時未だし』(京都修学社) 2004
- 『金木犀』(京都修学社) 2009
- 『花ひらく森』(京都修学社) 2013
翻訳
[編集]- 『英文学をどう読むか』(L・D・ラーナー、深瀬基寛, 川田周雄共訳、筑摩書房) 1957
- 『堕落論 歴史のなかに神があるか』(ジェラルド・ハード、深瀬基寛共訳、筑摩叢書) 1965
- 『現代詩の賭』(エリッヒ・ヘラー、法律文化社) 1966
- 『悦ばしき知識』(セシル・デイ・ルーイス、法律文化社) 1967
- 『ウイルフリッド・オウエン詩集』(グローバル出版社) 1975
- 『オーデン名詩評釈』(大阪教育図書) 1981
- 『ホプキンズ詩集』(緒方登摩共訳、春秋社) 1982
記念論集
[編集]論文
[編集]脚注
[編集]- ^ 『著作権台帳』
- ^ a b “安田章一郎さん 名古屋大名誉教授、英文学”. 東京新聞社. (2019年11月16日) 2019年11月19日閲覧。
- ^ 『官報』第153号8頁 令和元年12月16日号