望月清司
表示
望月 清司(もちづき せいじ、1929年(昭和4年)- 2023年(令和5年)2月1日[1])は、日本の経済学者。マルクス経済学者。元専修大学学長。専修大学名誉教授。経済学博士(専修大学)。専攻は経済史方法論、第三世界論[2]。東京都出身。
略歴
[編集]- 1942年4月、東京高等学校 (旧制) 尋常科入学。
- 1949年3月 東京高等学校(旧制)高等科文科甲類卒業。
- 1954年3月、専修大学商経学部経済学科[3][4]卒業。
- 1956年3月、専修大学大学院経済学研究科修士課程修了。
- 1956年4月、専修大学助手。
- 1959年4月、専修大学商経学部講師。
- 1963年4月、専修大学経済学部助教授。
- 1966年8月~1967年7月、専修大学在外研究員として西ドイツ(当時)・ゲッティンゲン大学へ留学
- 1969年4月、専修大学経済学部教授。
- 1975年12月、経済学博士(「マルクス歴史理論の研究」)。
- 1982年9月~1986年8月 専修大学経済学部長。
- 1989年6月~1998年8月 専修大学長。
この他、北海道大学大学院経済学研究科、東京大学大学院経済学研究科の非常勤講師を務めた。
主著
[編集]- 『マルクス歴史理論の研究』(岩波書店、1973年)
- マルクス著『ゴータ綱領批判』望月訳、岩波文庫、1975年5月16日、ISBN 4-00-341264-8
- 住谷一彦, 伊東光晴ほか共著『経済思想の辞典』(有斐閣、1975年)
- 高橋彰ほか共著『第三世界と経済学』(東京大学出版会、1987年)
- 『望月清司論文選 ドイツ史・マルクス・第三世界』(日本評論社、2019年)
ほか多数。
脚注
[編集]- ^ 望月元学長が死去 専修大学広報紙『ニュース専修』2023年2月号(第623号) 2023年2月15日
- ^ 専修大学広報課発行『ニュース専修』第266号(1992年6月20日発行)2面「望月学長略歴」(2018年10月29日確認)
- ^ 専修大学広報課発行の『ニュース専修』第266号(1992年6月20日発行)で、学長2期目にあたっての「望月学長インタビュー」(2面)に付された「望月学長略歴」では「商経学部経済学科卒業」となっている(2018年10月29日確認)。
- ^ 専修大学は1949年に新制大学となって以降、1963年までは、商経学部経済学科は存在していても、経済学部は存在していない[1]。
参考文献
[編集]- 『専修経済学論集33巻3号』(専修大学経済学会、1999年)
- 『篝火』(旧制東京高等学校第二十二回生卒業五十周年記念誌、2001年)