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かがくへんかガス
提供:ポケモンWiki
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かがくへんかガスは、ポケモンのとくせいの一種。
効果
この特性を持つポケモンが場にいる間、他の特性の効果が発動しなくなる。
無効化できない特性
以下の特性は無効化できない。
- 持ち物にとくせいガードを持つポケモンの特性は無効化できない。
- スカーレット・バイオレット (Ver.2.0.2) まではクォークチャージ/こだいかっせいは無効化できない特性だったが、Ver.3.0.0からは無効化できるようになった。
説明文
- 第八世代・第九世代
- かがくへんかガスの ポケモンが ばにいると すべての ポケモンの とくせいの こうかが きえたり はつどう しなくなる。
- かがくへんかガスの ポケモンが 場にいると すべての ポケモンの 特性の 効果が 消えたり 発動 しなくなる。
所有ポケモン:そのポケモンの別のとくせい
特性1 | 特性2 | 隠れ特性 | |
---|---|---|---|
ドガース | ふゆう | かがくへんかガス | あくしゅう |
マタドガス | ふゆう | かがくへんかガス | あくしゅう |
マタドガス (ガラルのすがた) |
ふゆう | かがくへんかガス | ミストメイカー |
こんなときに使おう
特性に依存する相手に対して有利に立ち回れる。ダブルバトルでは味方にも影響を及ぶが、かがくへんかガスのポケモンを引っ込めることで天候やフィールドを発動する特性を任意のタイミングで有効にすることもできる。
特性の仕様
- この特性を他の特性に上書きすることはできる。いえき/コアパニッシャーの効果を受けるととくせいなし状態になる。これにより特性が書き変わった直後にかがくへんかガスの効果が切れる。
- この特性はコピーできない。
- かがくへんかガスの効果は、特性を所有するポケモンがドガース/マタドガスでなければ発動しない。
- 他の特性のポケモンが、かがくへんかガスのポケモンにへんしんした場合、かがくへんかガスは発動しない。変身先のかがくへんかガス所持者がいなくなることでガスの効果は切れ、変身使用者が残っていても他のポケモンの特性が発動するようになる。
- かがくへんかガスのポケモン自身がへんしんを使用した場合、かがくへんかガスは解除されない。変身対象の特性が無効化される特性である場合、変身使用者もコピーした特性を発動できない。変身使用者が場から去るとかがくへんかガスが解除される。変身中にスキルスワップやいえきなどを受けた場合、コピー後の特性のみが技の効果を受けて、かがくへんかガスの発動には影響を与えない。
- かがくへんかガスのポケモンが、他のかがくへんかガスのポケモンにへんしんした場合、かがくへんかガスは発動したままとなる。
- Yボタンで味方の場のポケモンの特性を確認したとき、第八世代では無効にされた特性名も表示される。第九世代では無効にされた特性名は「-」表記になる。
- テラレイドバトルにおいて、レイドボスのバフ解除行動によってとくせいなし状態にされたためかがくへんかガスが解除されたとき、1ターン経過してとくせいなし状態が解除されてもかがくへんかガスの効果は再発動せず、味方やレイドボスの特性を無効化できなくなる。
- Yボタンで開かれる画面では、かがくへんかガスを含めた味方ポケモンの特性名は「-」から元に戻って表示される。
- かがくへんかガスのポケモンがひんしになれば、復活時に「あたりに かがくへんかガスが 充満した!」のメッセージが出て、再び周りの特性が無効化されるようになる。
処理順
- 発動すると「あたりに かがくへんかガスが 充満した!」というメッセージが出る。
- かがくへんかガスの効果は、すばやさに関係無くテラスチェンジの後、他の場に出たときに発動する特性よりも早く発動する。
- かがくへんかガスが先に発動することで、かがくへんかガス以外の場に出たときに発動する特性は発動できなくなる。
- かがくへんかガスは別のポケモンのかがくへんかガスを無効化しない。かがくへんかガスのポケモン同士ではすばやさの高い方からメッセージが表示される。
- このとくせいを持ったポケモンがいなくなると、「かがくへんかガスの 効果が 切れた!」というメッセージが出る。発動を封じられていた特性は、新たに特性を得たときと同じ処理がされて、即座に発動するようになる。
- このとき複数の特性が同時に発動する場合、きんちょうかんを含めてすばやさが高い順に発動する。トリックルーム状態の時は遅い順に発動する。
- すでに場に出て一度発動したことがある特性であっても、かがくへんかガスが発動し、解除される過程を経ることでもう一度発動するようになる。
- かがくへんかガスは設置技の効果より早く発動するため、場に出てかがくへんかガスを発動させた直後に設置技の効果でひんしになると、それにより発動と解除の過程を経たことになる。
- きんちょうかんは一度発動したことがあると、ガスが切れて特性の効果が有効に戻っても再び特性バーは表示されない。
- ノーてんき/エアロックは一度も発動させたことが無くとも、ガスが切れたことで効果が発動したときに特性バーは現れない。
- イリュージョン/かわりものは必ず場に出たときしか発動できない性質があるため、1度かがくへんかガスにより発動を阻害されると、ガスの効果が切れても発動しない。
- 第九世代では、戦闘中1回しか発動しない特性 (ふとうのけん/ふくつのたて/かんろなミツ) や、場に出るたびに1回しか発動しない特性 (へんげんじざい/リベロ/おもかげやどし) が発動したことがある場合、かがくへんかガスの発生と解除が起きても、再度これらの特性が発動することはない。
- かがくへんかガスのポケモンが特性くろのいななき/じしんかじょう/しろのいななき/ビーストブーストのポケモンの攻撃でひんしにされたことでガスの効果が切れた場合、特性の効果で能力が上がる。ソウルハートのポケモンが場にいるときにかがくへんかガスのポケモンがひんしになってガスの効果が切れた場合、ソウルハートは発動する。
- かがくへんかガスのポケモンが特性わるいてぐせのポケモンに直接攻撃を使用したがいのちのたまの反動ダメージなどでひんしになったことでガスの効果が切れた場合、わるいてぐせは発動する。
- かがくへんかガスのポケモンが踊りの技で倒された場合、おどりこは発動しない。
- かがくへんかガスが解除されたときの技でランク補正が上がった場合、びんじょうはガスが解除された後の上昇分だけをコピーする。例えばフレアソングでのどスプレーが発動するときは、追加効果はガスが解除される前、のどスプレーは解除された後に発動するので、びんじょうはのどスプレーによる特攻1段階上昇だけをコピーできる。
- かがくへんかガスのポケモンが使うとひんしになる技を使用して倒れたことでガスの効果が切れる場合、以下のようになる。
- ミストバーストなどの攻撃技に対して、ダメージに影響する特性がんじょう/テレパシー/ふしぎなまもり/テラスシェルなどは発動しない。
- おきみやげなどの変化技に対して、クリアボディ/しろいけむり/フラワーベール/メタルプロテクト/ミラーアーマー/まけんき/かちき/あまのじゃく/たんじゅん/おうごんのからだは発動しない。
- 攻撃技に対してこぼれダネ/じきゅうりょく/すなはき/でんきにかえる/わたげは発動する。物理技に対してくだけるよろい/どくげしょうは発動する。
- 命中に関係する特性の効果は受けない。
- いかりのこうら/ききかいひ/ぎゃくじょう/にげごしはHPが半分以下にされても発動しない。最初からHP半分以下であったときと同じ扱いになると考えると矛盾が無い。
- 相手の場におもてなしのポケモンがいるときに、かがくへんかガスのポケモンが自爆技や味方の攻撃でひんしになった場合、ダメージを与えた後にガスが解除されたように表示されるが、内部処理的には攻撃直前におもてなしの発動判定をした後に攻撃が行われる。この攻撃でおもてなしのポケモンを倒したときも、特性で味方を回復させた後にひんしになる。おもてなしの味方は、HPが0になったとしても攻撃直前に削れていたHP分だけ特性の効果で回復できるが、攻撃直前のHPが満タンだったならおもてなしは発動しない (#備考も参照)。
- かがくへんかガスの効果できのみが発動できないくいしんぼうのポケモンは、かがくへんかガスが切れてもきのみを発動できない。何かしらのダメージを受けるとくいしんぼうの効果できのみを発動できる。
- ガスの発動中、しれいとうのシャリタツはヘイラッシャに飲み込まれることがない。シャリタツがヘイラッシャに飲みこまれた後にガスが発動したとしても、しれいとうの効果に影響は与えない。
- 相手の場に特性いかく/おみとおし/かんろなミツ/きけんよち/ダウンロード/よちむのポケモンがいるか、味方の場に特性おもてなし/きみょうなくすり/きょうえんのポケモンがいる場合、以下のようになる。
- かがくへんかガスの効果が発動しているときに交代したポケモンのさいせいりょく/しぜんかいふくは発動しない。
- かがくへんかガスのポケモンと同時にこれらのポケモンが交代する場合、後に交代する方の特性が有効となる。後に交代する方とは通常はすばやさが遅い方のことだが、トリックルーム中ならばすばやさが高い方になる。
- かがくへんかガスが解除されたターンになまけのポケモンが行動した場合、次のターンなまける。なまけのポケモンが交代で出てきたと同時にガスが解除された場合は次のターンは行動する。
- かがくへんかガスが発動するとスロースタートは無効化される。
- かがくへんかガスが発動する前からスロースタートのターンを消費していたとしても、かがくへんかガスが解除されるとそこから5ターンの間能力が下がる。
- かがくへんかガスが発動したときもらいびでほのお技の威力が上がっていた場合、ガスが解除されれば再びもらいびによる補正を受けられるようになる。ガスが発動したときもらいびが発動していなかった場合、ガスが発動中にほのお技を受けても無効化できずにガスが解除された後もほのお技の威力は上がらない。
- かがくへんかガスが発動したときかるわざが有効だった場合、ガスが解除されれば再びかるわざは有効に戻る。ガスが発動したときかるわざが発動していなかった場合、ガスが発動中にもちものを手放してもガスが解除後にかるわざは有効にならない。
- かがくへんかガスが発動したときクォークチャージ/こだいかっせいが発動していた場合、ガスが解除されれば特性による補正は元に戻る。ガスの発動中に最も高いステータスが変わっていたとしても、補正が掛かる能力はガス発動時と同じステータスとなる。
- ガスの発動時にクォークチャージ/こだいかっせいが未発動で、場の状態やブーストエナジーで特性の発動条件を満たした状態でかがくへんかガスのポケモンが場から去った場合、交代先のポケモンを出した後にクォークチャージ/こだいかっせいの発動判定がある。ダブルバトルで、ひんしになったかがくへんかガスのポケモンの交代先がいなかった場合、次のターンの戦闘コマンドが表示される前にクォークチャージ/こだいかっせいが発動する。新たに場に出たポケモンの特性によってクォークチャージ/こだいかっせいの発動条件を満たせなくなれば、特性は発動しない。
- かがくへんかガスが発動したとき、きのみを食べた直後のはんすうのポケモンがいた場合、ガスの発動中はんすうのカウントは停止する。ガスが解除されればカウントは再開され、ガス発動前に食べたきのみを食べることができる。ガスが発動している間に初めてきのみを食べた場合は、次のターンまでにガスが解除されたとしてもはんすうの効果は発動しない。
- かがくへんかガスが発動中、あとだしのポケモンが行動する前にかがくへんかガスの効果が切れた場合、そのターンの行動順ではあとだしの効果は無く行動順は遅くならない。あとだしのポケモンが行動選択した後、行動するより前にかがくへんかガスの効果が発動した場合、そのターンの行動順にあとだしの効果はあり行動順は遅くなる。
- 特性きんしのちからのポケモンが変化技を使用した場合の行動順も同様となる。きんしのちからで特性を無視する効果については、きんしのちからのポケモンが行動する直前にガスが発動しているかが影響する。
- クイックドロウが発動した後、行動するより前にかがくへんかガスの効果が発動した場合、そのターンの行動順にクイックドロウの効果はあり行動順は早くなる。
- かがくへんかガスのポケモンがみらいよち/はめつのねがいの攻撃でひんしになりガスの効果が切れた場合、天気の処理は終わっているためすなおこし/ゆきふらしが発動した場合でも場にいるポケモンはすなあらし/あられのダメージを受けない(ターン#5.ターン終了時の処理も参照)。天気の処理が終わってから発動したので、このとき発動した天気は普通ならあと5ターン続く。
ポケモンカードゲームにおけるかがくへんかガス
当時第一世代のポケットモンスターカードゲーム 第3弾拡張パック 化石の秘密でベトベトン (化石の秘密)の特殊能力としてゲームに先駆けて登場している。自身の「かがくへんかガス」以外の特殊能力が働かなくなり、発動もできなくなる、という効果であり、ゲームとある程度共通している。後にベトベトンex (ADV3-B)のポケパワーとして再登場。効果は同じく「かがくへんかガス」以外のポケボディーが働かず、ポケパワーを使うことができなくなる、というもの。
備考
- ドガース系統の専用特性。
- フォルムチェンジに関する特性の多くは無効化できないが、イリュージョン/かわりもの/てんきや/はらぺこスイッチ/フラワーギフトは無効化できる。
- かがくへんかガスで無効化できない特性は、かがくへんかガス自身を除けばとくせいなし状態にならない特性と同じである。
- スカーレット・バイオレット (Ver.2.0.2) まではクォークチャージ/こだいかっせいを無効化できなかった[1]。
- スカーレット・バイオレット (Ver.2.0.2) まで、ダブルバトルで、相手の場におもてなしのポケモンと、HPが3/4超~満タン未満のポケモンがいるときに、かがくへんかガスのポケモンが爆発技や味方の技でひんしになった場合、実際には攻撃直前に削れていたHP分しか回復していないにも関わらず、おもてなしでHPが1/4回復したように表示された。このとき、回復を受けたポケモンは正常にひんしにならなくなる現象が起きた。発生する状況はきんちょうかんバグによるものに酷似しているため、当該記事を参照とする。Ver.3.0.0ではHPバーの表示も内部上の値と一致するようになり、おもてなしとかがくへんかガスでこの不具合は起きなくなった。
脚注
各言語版での名称
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