カトレア
カトレアは、バトルキャッスルのオーナー。ポケットモンスター ブラック・ホワイト、ポケットモンスター ブラック2・ホワイト2では四天王。
人物
一人称は「アタクシ」。彼女の一族には代々トレーナーの心得とたしなみが伝わっており、詳細は不明だが、実力者を輩出する家系の生まれらしきことが窺える。
第四世代では、バトルフロンティアにおいてバトルキャッスルのオーナーを務める。訳あってポケモンバトルを禁じられているため、彼女に仕える執事のコクランが代わりにフロンティアブレーンとして勝負を担っている。普段はキャッスルの玉座に座って勝負を見ており、勝った者にCPを与えるようコクランに指示をする。コクランと対戦する際の立ちグラフィックやきねんプリントなどにはカトレアの姿も見られる。この時点では本人のセリフはごく僅かで、コクランのセリフから「負けず嫌いなお嬢様」「コクランが敗北すると不機嫌になる」「コクランと再戦する頃には主人公の戦いぶりを気に入っている」という人柄が窺える。
第五世代では、イッシュ地方の四天王として登場。エスパータイプの使い手。ブラック・ホワイトでは、挑戦者が来るまで天蓋付きのベッドで寝て過ごしている。ブラック2・ホワイト2では、宙に浮いた白いバラの花の中から挑戦者の前に現れる。セリフから、オーナー時代に勝負を禁じられていた訳が、負けず嫌いな性格と未熟だった精神によって、負けると力(超能力)を暴走させていたためであることが分かる。第五世代の時点では力を制御できるようになり、敗北を悔しがって怒りを爆発させることはなくなり、自身がさらに強くなるにはどうすればよいか省みるなど精神的に成長している。退屈を嫌い、手ごわい相手との心躍る勝負を望むなどトレーナーとしての誇りを持つ。
サザナミタウンに別荘を持っている。本人によると別荘は世界中にあるという。
第四世代ではウェーブがかかった薄茶色のブロンドのロングヘアに白いリボンのような飾りを着け、白いカーディガン、ピンクのワンピース姿。第五世代では髪が明るめのブロンド(ゲーム内グラフィックは第四世代に近い色味)となり、更に長く伸びて横に大きく広がっている。白い帽子を被り、第四世代のリボンに似た髪飾りを着け、透ける素材のケープ、白とピンクのワンピース姿。また、公式イラストの担当者が異なるためか目の形も変わっている。
開発スタッフによると、年齢は第四世代の時点で14歳程度のイメージで、第五世代はその数年後という想定である。また、超能力が制御できるようになったため、イッシュ地方に単身力試しに来たという[1]。
ゲームにおけるカトレア
所持ポケモン
ブラック・ホワイト
してんのう | カトレア | 6000円 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ランクルス | マジックガード | Lv.48 | ♀ | サイコキネシス | きあいだま | かみなり | エナジーボール | |
ムシャーナ | シンクロ | Lv.48 | ♀ | サイコキネシス | リフレクター | シャドーボール | チャージビーム | |
シンボラー | ミラクルスキン | Lv.48 | ♀ | サイコキネシス | エアスラッシュ | シャドーボール | れいとうビーム | |
ゴチルゼル | おみとおし | Lv.50 | ♀ | サイコキネシス | めいそう | シャドーボール | 10まんボルト | |
してんのう | カトレア | 8760円 | 強化後 | |||||
ムシャーナ | シンクロ | Lv.71 | ♀ | サイコキネシス | ゆめくい | さいみんじゅつ | リフレクター | |
ランクルス | マジックガード | Lv.71 | ♀ | サイコキネシス | きあいだま | かみなり | エナジーボール | |
シンボラー | ミラクルスキン | Lv.71 | ♀ | サイコキネシス | エアスラッシュ | ラスターカノン | れいとうビーム | |
ゴチルゼル | おみとおし | Lv.71 | ♀ | サイコキネシス | しっぺがえし | 10まんボルト | おだてる | |
ドータクン | ふゆう | Lv.71 | 不 | サイコキネシス | しっぺがえし | ラスターカノン | チャージビーム | |
メタグロス | クリアボディ | Lv.73 | 不 | しねんのずつき | バレットパンチ | じしん | ギガインパクト |
ブラック2・ホワイト2
※アシストモードでは強化前ではレベルが4下がり、強化後ではレベルが5下がる。
対策
エスパーを無効化できるあくタイプのワルビアルなどで対抗するといい。はがねタイプでも相手の技の多くを半減できるので心強い。ただしどちらもきあいだまで弱点を突かれることに注意。
ムシャーナ・ランクルス、強化後はこれに加えてドータクン・メタグロスと、耐久力の高いポケモンが多いので注意。弱点を突いても倒しきれず、反撃を受けてしまうことがある。特に強化後のムシャーナは性格によって特防に上昇補正がかかっており、特攻実数値400(性格補正が無し、特攻個体値31、特攻努力値252振りのLv100のレシラムクラス)でもタイプ不一致のシャドーボールでは撃ち漏らすことが稀にあるほどなので、これを特殊技一撃で落とすのは極めて難しい。
弱点を突くならばメガホーンやかみくだくなどの物理技を用意するのが一番だが、やむなく特殊技で攻撃する場合、最低でもタイプ一致でシャドーボールやあくのはどう・むしのさざめきなどを使えるポケモンを連れて行くこと。ただしタイプ一致でもムシャーナと同じくらいのレベルしかなかったりすると一撃で落とすどころか半分近く残ることさえありうるので、レベルでも上回っておくのが望ましい。
強化後は先頭にあくタイプを出しておくと高い確率でムシャーナを交代してくるので、おいうちが狙いやすい。この世代でははがねにあくが半減なので、ドータクンとメタグロスにはほのおタイプで攻めよう(メタグロスにはじめんも有効。逆にドータクンはふゆうを持つのでじめんタイプは効かない)。
ブラック2・ホワイト2ではムシャーナが先発として出てくるようになっている。前作のようにサイコキネシスを使わず、あくび+ゆめくいのコンボを狙ってくるので、あくびをかけられたらすぐに引っ込めた方がいい。チャレンジモードではあくびがさいみんじゅつに変更されている。ムシャーナはフォーカスレンズを持っているので、技の命中率を上げてくる。
ブラック2・ホワイト2のチャレンジモードの強化後ではシンボラーの代わりにフーディンが追加される。ランクルスと同じくあくタイプをぶつける場合はきあいだまに注意。
アニメにおけるカトレア
カトレア | |
---|---|
英語名 | Caitlin |
出身地等 | ? |
年齢 | ? |
職業 | 四天王 |
声優 | 松来未祐 |
BW編第90話で初登場。イッシュ地方の四天王で、通称「華麗なる白いバラの妖精」。ポケモンワールドトーナメントジュニアカップのエキシビションマッチでシロナと対決した。結果は時間切れで引き分けに終わった。アニメでは、ゲームよりも更に明るい髪色で描かれている。
所持ポケモン
マンガにおけるカトレア
ポケットモンスターSPECIALにおけるカトレア
第8章では自身が所有する文献資料を調べ、プラチナ達に協力した。
第10章では第463話から言及された。ブラックにジムリーダー達の声を届けた。
第39巻と第52巻の裏表紙に描かれた。また第51巻の巻末のトビラ絵コレクションにカトレアが描かれたものが収録されている。
ポケモンマスターズにおけるカトレア
トレーナーとして登場する。ランクルス、ヤミラミを使用するほか、シンボラー、ムシャーナを連れた対戦相手として戦える。ヤミラミはメガシンカ可能。佐藤聡美がキャラクターボイスを担当した。
「戦闘! 四天王」をアレンジした専用のBGM「戦闘!イッシュ四天王カトレア(ポケマスアレンジ)」が登場した。
詳細はカトレア (ポケモンマスターズ)を参照。
ポケモンカードゲームにおけるカトレア
名前にカトレアとつくトレーナーのカードとして以下が登場している。
引用
カトレア/引用を参照。
各言語版での名称と由来
|
脚注
- ↑ 『Nintendo DREAM 2011年 05月号』 徳間書店