「海外での高い評価を追い風にして、国内の若者向けへの訴求力も高められれば」と語る小栗幹大社長=中津川市坂下、檜創建本社ショールーム
今年9月の見本市に出展した檜創建のブース。香り豊かな木製風呂に、現地バイヤーの高い関心が寄せられた=シンガポール

◆訪日客から好評、受注を拡大

 木製の浴槽や水回り製品を手がける檜創建(中津川市坂下)は、日本独自のヒノキ風呂の文化に触れた訪日外国人の富裕層らから嗜好品としての受注が拡大している。フランスやイタリア、スイスなど欧米各国、韓国や香港、タイなどアジアの個人邸宅向けが中心でリピート需要もある。現状では売上高のうち海外向けは3~5%。今後も旺盛な需要が見込まれ、2030年ごろには、比率を15%程度に引き上げたい考え。...