私のがん、アートに 福原志保が挑む既存ルールの壁
私のがん、アートに 福原志保が挑む既存ルールの壁
がんになったことをきっかけに自己と非自己、当事者性、科学と社会の関係について追究を始めたアーティストの福原志保。作品を実現したいという突破力を武器に、既存制度をゆさぶる。
乳がん――。40代半ばでアーティストの福原志保は宣告を受けた。見ることができないこのがんとは一体何なのか。不安を抱えながら治療に向かう中、がん細胞を使った作品の制作を考え始めた。がん細胞が見えないならば、見えるようにする。そし…
