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エクリプス (ジャーニーのアルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『エクリプス』
ジャーニースタジオ・アルバム
リリース
録音 カリフォルニア州バークレー ファンタジー・スタジオ
テネシー州ナッシュビル The Blue Loft, County Q Nashville, Quad Nashville
ジャンル ロックハードロック
時間
レーベル アメリカ合衆国の旗Nomota LLC
欧州連合の旗フロンティアーズ・レコード
日本の旗キングレコード
プロデュース ケヴィン・シャーリー英語版ニール・ショーンジョナサン・ケイン
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 13位(アメリカ[4]
  • 14位(ドイツ[5]
  • 19位(日本[3]
  • 24位(スイス[6]、スウェーデン[7]
  • 33位(イギリス[8]
  • 44位(オランダ[9]
  • 56位(オーストリア[10]
  • ジャーニー アルバム 年表
    レヴェレイション
    (2008年)
    エクリプス
    (2011年)
    Greatest Hits 2
    (2011年)
    ミュージックビデオ
    「City of Hope (Official Video)」 - YouTube
    テンプレートを表示

    エクリプス』(Eclipse / ジャケットのロゴではECL1P53とデザインされている)は、アメリカ合衆国ロックバンドジャーニー2011年に発表した14作目のスタジオ・アルバム

    背景

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    アーネル・ピネダ加入後としては2作目のアルバムに当たり[11][12]、バンドはピネダが貧しい時代を過ごしたマニラを訪れて、希望と忍耐を本作の通底したテーマにしようと考えたという[11]ニール・ショーンによれば、通常はジョナサン・ケインがバンドのソフトな面、ショーンがハードな面を担当しているが、本作ではケインと話し合いを重ねてハードな方向性への統一を図り、「彼(ケイン)は何年も前に"Separate Ways"を作ったのと同じように、今回"Resonate"を持って来た」と語っている[11]。なお、ショーンは本作の完成から間もなく、ソロ・アルバム『ザ・コーリング』(2012年発表)及び『ソー・ユー』(2014年発表)をレコーディングした[13]

    北米ではウォルマート限定で販売され、その他の国ではフロンティアーズ・レコードを通じて一般発売された[14]。日本盤はフロンティアーズ・レコードの作品の日本発売元であるキングレコードから発売された。

    反響・評価

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    アメリカでは総合アルバム・チャートのBillboard 200で13位に達し[4]、『ビルボード』のトップ・ロック・アルバム・チャートでは4位を記録した[15]。イギリスでは2011年6月11日付の全英アルバムチャートで33位となり、再結成後のスタジオ・アルバムとしては初の全英トップ40入りを果たすが、翌週にはトップ100圏外に落ちた[8]

    Stephen Thomas Erlewineはオールミュージックにおいて5点満点中2点を付け「曲ではなく演奏面での所作に比重が置かれており、大仰なギター、リズム隊の入り組んだインタープレイ、数珠つなぎのシンセサイザーによって音風景が成り立っているため、ここには"Separate Ways"も"Don't Stop Believin'"も"Open Arms"もない」と評している[16]。また、Caryn Ganzは『ローリング・ストーン』誌のレビューで5点満点中2点を付け「満足に値するジャーニーらしいサウンドの登場は、6分以上に及ぶ遠大なパワー・バラード"Tantra"が始まるまで17分39秒も待たされる」と評している[12]

    収録曲

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    特記なき楽曲はニール・ショーンジョナサン・ケインの共作。

    1. シティ・オブ・ホープ - "City of Hope" - 6:02
    2. エッジ・オブ・ザ・モーメント - "Edge of the Moment" - 5:26
    3. チェイン・オブ・ラヴ - "Chain of Love" - 6:10
    4. タントラ - "Tantra" - 6:27
    5. エニシング・イズ・ポッシブル - "Anything Is Possible" - 5:21
    6. リゾネイト - "Resonate" - 5:11
    7. シーズ・ア・ミステリー - "She's a Mystery" (Neal Schon, Jonathan Cain, Arnel Pineda) - 6:40
    8. ヒューマン・フィール - "Human Feel" - 6:43
    9. リチュアル - "Ritual" - 4:56
    10. トゥ・フーム・イット・メイ・コンサーン - "To Whom It May Concern" (N. Schon, J. Cain, A. Pineda) - 5:15
    11. サムワン - "Someone" - 4:34
    12. ヴィーナス - "Venus" (N. Schon) - 3:34

    日本盤ボーナス・トラック

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    1. ドント・ストップ・ビリーヴィン(ライヴ) - "Don't Stop Believin' (Live)" (Steve Perry, N. Schon, J. Cain) - 7:11

    参加ミュージシャン

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    脚注

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    1. ^ Eclipse by Journey on Amazon Music - Amazon.com
    2. ^ Frontiers Music Srl - Record Label”. 2018年7月15日閲覧。
    3. ^ a b ORICON NEWS
    4. ^ a b Journey Eclipse Chart History - Billboard 200”. Billboard. 2018年7月15日閲覧。
    5. ^ Offizielle Deutsche Charts
    6. ^ Journey - Ecl1ps3 - hitparade.ch
    7. ^ swedishcharts.com - Journey - Ecl1ps3
    8. ^ a b JOURNEY | full Official Chart History | Official Chart Company - 「ALBUMS」をクリックすれば表示される。
    9. ^ Journey - Ecl1ps3 - dutchcharts.nl
    10. ^ Journey - Ecl1ps3 - austriancharts.at
    11. ^ a b c Reesman, Bryan (2011年8月17日). “Interview with Neal Schon from Journey: Signs Of Life”. The Aquarian Weekly. 2018年7月15日閲覧。
    12. ^ a b Ganz, Caryn (2011年6月7日). “Eclipse”. Rolling Stone. 2018年7月15日閲覧。
    13. ^ 山崎智之 (2014年4月26日). “【インタビュー】ニール・ショーン「ギターというのは弾けば弾くほど、もっと弾きたくなるものでね」”. BARKS. Japan Music Network. 2018年7月15日閲覧。
    14. ^ Journey Announce New Album "Eclipse"”. journeymusic.com. Nomota LLC (2011年2月22日). 2018年7月15日閲覧。
    15. ^ Journey Chart History - Top Rock Albums”. Billboard. 2018年7月15日閲覧。
    16. ^ Erlewine, Stephen Thomas. “Eclipse - Journey”. AllMusic. 2018年7月15日閲覧。