「新千歳空港」の版間の差分
Nadiaaddle (会話 | 投稿記録) |
|||
293行目: | 293行目: | ||
[[画像:CTS airport diagram.png|thumb|新千歳空港は千歳飛行場の南東に位置する]] |
[[画像:CTS airport diagram.png|thumb|新千歳空港は千歳飛行場の南東に位置する]] |
||
[[千歳基地|千歳飛行場]](旧:千歳空港)と新千歳空港は、隣接はしているものの、法的には別の[[飛行場]]である。しかし、[[航空自衛隊]]千歳基地でもある千歳飛行場は現在も共用飛行場となっており、新千歳空港とは[[誘導路]]でつながっていて航空機の行き来が可能であり、管制も一括して航空自衛隊が行っている。[[日本国政府専用機]]2機の[[格納庫]]、および運用を行う航空自衛隊[[航空支援集団]][[特別航空輸送隊]]が置かれている。政府専用機が[[訓練]]等で新千歳空港の滑走路を使用することや、冬期の除雪作業などで新千歳空港の滑走路運用が難しい時、アクシデント発生時などには、千歳飛行場で[[民間機|民間航空機]]の[[離着陸]]が行われることもある<ref>[ |
[[千歳基地|千歳飛行場]](旧:千歳空港)と新千歳空港は、隣接はしているものの、法的には別の[[飛行場]]である。しかし、[[航空自衛隊]]千歳基地でもある千歳飛行場は現在も共用飛行場となっており、新千歳空港とは[[誘導路]]でつながっていて航空機の行き来が可能であり、管制も一括して航空自衛隊が行っている。[[日本国政府専用機]]2機の[[格納庫]]、および運用を行う航空自衛隊[[航空支援集団]][[特別航空輸送隊]]が置かれている。政府専用機が[[訓練]]等で新千歳空港の滑走路を使用することや、冬期の除雪作業などで新千歳空港の滑走路運用が難しい時、アクシデント発生時などには、千歳飛行場で[[民間機|民間航空機]]の[[離着陸]]が行われることもある<ref>[https://web.archive.org/web/20180626001446/https://www.tomamin.co.jp/news/area1/5927/ 新千歳B滑走路で工事 深夜便は空自飛行場使用(アーカイブ)](2018年6月26日時点のアーカイブ) [https://www.tomamin.co.jp/news/area1/5927/ 新千歳B滑走路で工事 深夜便は空自飛行場使用]</ref>。 |
||
千歳飛行場側には、滑走路は平行に2,700mと3,000mの2本がある。後者は900mの[[過走帯]]があり、実質4,000m級である。新千歳と併せて4本の滑走路があり、これらはほぼ並行している。2本ずつ同じ方向に隣接した滑走路は、パイロットからも混同される場合がある。大事には至っていないものの、空港北側からアプローチする場合を中心に、千歳飛行場との滑走路の誤認が、2006年までの3年間に11件発生しており、その対策が課題となっている。 |
千歳飛行場側には、滑走路は平行に2,700mと3,000mの2本がある。後者は900mの[[過走帯]]があり、実質4,000m級である。新千歳と併せて4本の滑走路があり、これらはほぼ並行している。2本ずつ同じ方向に隣接した滑走路は、パイロットからも混同される場合がある。大事には至っていないものの、空港北側からアプローチする場合を中心に、千歳飛行場との滑走路の誤認が、2006年までの3年間に11件発生しており、その対策が課題となっている。 |
||
565行目: | 565行目: | ||
原則として、ターミナルビルに近いA滑走路 (01L/19R) を離陸用、遠いB滑走路(01R/19L)を着陸用に使用している。[[計器着陸装置|ILS]]はカテゴリーIIIbが19Rに、カテゴリーIが01L、01R、19Lに設置されている。滑走路のターミナル側に1本の[[誘導路#平行誘導路|平行誘導路]]を有し、滑走路とは高速脱出誘導路で結ばれている。 |
原則として、ターミナルビルに近いA滑走路 (01L/19R) を離陸用、遠いB滑走路(01R/19L)を着陸用に使用している。[[計器着陸装置|ILS]]はカテゴリーIIIbが19Rに、カテゴリーIが01L、01R、19Lに設置されている。滑走路のターミナル側に1本の[[誘導路#平行誘導路|平行誘導路]]を有し、滑走路とは高速脱出誘導路で結ばれている。 |
||
⚫ | 気圧配置や風向きによって大雪となることもあるが、空港が道内で比較的雪の少ない地域にあることや滑走路を2本有していること、20分程度で滑走路1本を除雪できる国内最大規模の[[除雪]]体制があることなどから、滑走路を終日閉鎖することはごく稀である。出発機材の除氷液の効果切れ・再塗布(デアイシング)で遅延が生じないよう、2010年12月、国内線ターミナルと滑走路南端 (01L, 01R) の中間地点に、デアイシング専用スポットを1機分設置し、運用を開始した<ref name="ika1312">{{Cite book|和書 |editor= |title=空港をゆく |date=2013-12 |publisher=[[イカロス出版]] |series=イカロスMOOK |isbn=978-4863207912}}</ref>。しかしターミナルビルから離れた位置で資材や人員をデアイシングスポットへ回す余裕がなく移動時間を考えても効率が悪いことや、日本航空の経営破綻で運用に関して航空各社の協力関係を確立できなかったことから使用が敬遠されている。利用実績は滑走路南端から最も遠いANAグループ機のみで、2014年度までに50回使用されたが、2015年度以降は0回である。最大で2機分想定されていたスポットの整備は1機分にとどまり、離陸待機時に防雪氷剤の有効時間が過ぎて駐機場へ戻り遅延・欠航となるケースが年40-50回以上生じており、民営化後のより一層の防除雪氷策が求められている<ref>新千歳の防除氷雪作業専用駐機場 15年度以降 利用ゼロ 効率悪く航空会社敬遠 - 北海道新聞2019年4月30日朝刊5面</ref>。 |
||
気圧配置や風向きによって大雪となることもあるが、空港が道内で比較的雪の少ない地域にあることや滑走路を2本有していること、20分程度で滑走路1本を除雪できる国内最大規模の[[除雪]]体制があることなどから、滑走路を終日閉鎖することはごく稀である。 |
|||
⚫ | 出発機材の除氷液の効果切れ・再塗布(デアイシング)で遅延が生じないよう、2010年12月、国内線ターミナルと滑走路南端 (01L, 01R) の中間地点に、デアイシング専用スポットを1機分設置し、運用を開始<ref name="ika1312">{{Cite book|和書 |editor= |title=空港をゆく |date=2013-12 |publisher=[[イカロス出版]] |series=イカロスMOOK |isbn=978-4863207912}}</ref>。しかしターミナルビルから離れた位置で資材や人員をデアイシングスポットへ回す余裕がなく移動時間を考えても効率が悪いことや、日本航空の経営破綻で運用に関して航空各社の協力関係 |
||
=== 旅客ターミナルビル === |
=== 旅客ターミナルビル === |
||
738行目: | 737行目: | ||
:** ロイヤルラウンジ - 4F、カード・有料ラウンジ(全28席)、航空会社専用ラウンジ(全108席) |
:** ロイヤルラウンジ - 4F、カード・有料ラウンジ(全28席)、航空会社専用ラウンジ(全108席) |
||
:* 国内線 |
:* 国内線 |
||
:** [[ダイヤモンド・プレミアラウンジ]]/[[サクララウンジ]] - 3F、JAL上級会員 |
:** [[ダイヤモンド・プレミアラウンジ]]/[[サクララウンジ]] - 3F制限区域内、JAL上級会員用ラウンジ |
||
:** [[ANAスイートラウンジ]]/[[ANAラウンジ]] - 3F、ANA上級会員 |
:** [[ANAスイートラウンジ]]/[[ANAラウンジ]] - 3F制限区域内、ANA上級会員用ラウンジ |
||
:** スーパーラウンジ - 3F、一部[[クレジットカード]]会員および有料ラウンジ |
:** スーパーラウンジ - 3F一般区域、一部[[クレジットカード]]会員および有料ラウンジ |
||
; 接遇室 |
; 接遇室 |
||
:* 国内線 |
:* 国内線 |
||
799行目: | 798行目: | ||
!width="60%", class="unsortable"|目的地 |
!width="60%", class="unsortable"|目的地 |
||
|- |
|- |
||
|'''[[日本航空]] (JAL |
|'''[[日本航空]] (JAL)'''(ワンワールド)<ref group="注">[[ジェイエア]]の機材・乗務員で運航する便あり</ref> |
||
| [[女満別空港|女満別]]、[[青森空港|青森]]、[[秋田空港|秋田]]、[[花巻空港|花巻]]、[[仙台空港|仙台]]、[[東京国際空港|東京/羽田]]、[[成田国際空港|東京/成田]]、[[新潟空港|新潟]]、[[中部国際空港|名古屋/中部]]、[[大阪国際空港|大阪/伊丹]]、[[関西国際空港|大阪/関西]]、[[広島空港|広島]]、[[出雲空港|出雲]](8月限定運航)、[[徳島飛行場|徳島]](8月限定運航)、[[福岡空港|福岡]] |
| [[女満別空港|女満別]]、[[青森空港|青森]]、[[秋田空港|秋田]]、[[花巻空港|花巻]]、[[仙台空港|仙台]]、[[東京国際空港|東京/羽田]]、[[成田国際空港|東京/成田]]、[[新潟空港|新潟]]、[[中部国際空港|名古屋/中部]]、[[大阪国際空港|大阪/伊丹]]、[[関西国際空港|大阪/関西]]、[[広島空港|広島]]、[[出雲空港|出雲]](8月限定運航)、[[徳島飛行場|徳島]](8月限定運航)、[[福岡空港|福岡]] |
||
|- |
|- |
||
|'''[[全日本空輸]] (ANA |
|'''[[全日本空輸]] (ANA)'''(スターアライアンス)<ref group="注">[[ANAウイングス]]の機材・乗務員で運航する便あり</ref> |
||
| [[利尻空港|利尻]](6月〜9月限定運航)、[[稚内空港|稚内]]、[[中標津空港|中標津]]、[[釧路空港|釧路]]、女満別、[[函館空港|函館]]、青森、秋田、仙台、[[福島空港|福島]]、東京/羽田、東京/成田、新潟、[[富山空港|富山]]、[[小松飛行場|小松]]、[[静岡空港|静岡]](繁忙期期間運航)、名古屋/中部、大阪/伊丹、大阪/関西、[[神戸空港|大阪/神戸]]、[[岡山空港|岡山]]、広島、福岡、[[那覇空港|那覇]] |
| [[利尻空港|利尻]](6月〜9月限定運航)、[[稚内空港|稚内]]、[[中標津空港|中標津]]、[[釧路空港|釧路]]、女満別、[[函館空港|函館]]、青森、秋田、仙台、[[福島空港|福島]]、東京/羽田、東京/成田、新潟、[[富山空港|富山]]、[[小松飛行場|小松]]、[[静岡空港|静岡]](繁忙期期間運航)、名古屋/中部、大阪/伊丹、大阪/関西、[[神戸空港|大阪/神戸]]、[[岡山空港|岡山]]、広島、福岡、[[那覇空港|那覇]] |
||
|- |
|- |
2021年9月8日 (水) 07:49時点における版
新千歳空港 New Chitose Airport | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
国内線ターミナル(上) 国際線ターミナル(下) | |||||||||||||
IATA: CTS - ICAO: RJCC | |||||||||||||
概要 | |||||||||||||
国・地域 | 日本 | ||||||||||||
所在地 | 北海道千歳市 | ||||||||||||
母都市 | 札幌市 | ||||||||||||
種類 | 商業 | ||||||||||||
所有者 | 国土交通省 | ||||||||||||
運営者 | 北海道エアポート | ||||||||||||
運用時間 | 24時間 | ||||||||||||
開港 | 1988年7月20日[1] | ||||||||||||
ターミナル数 | 2 | ||||||||||||
敷地面積 | 726[2] ha | ||||||||||||
標高 | 21.3[2] m | ||||||||||||
座標 | 北緯42度46分30秒 東経141度41分32秒 / 北緯42.77500度 東経141.69222度座標: 北緯42度46分30秒 東経141度41分32秒 / 北緯42.77500度 東経141.69222度 | ||||||||||||
公式サイト | 新千歳空港 | ||||||||||||
地図 | |||||||||||||
新千歳空港の位置 | |||||||||||||
滑走路 | |||||||||||||
| |||||||||||||
統計(2016年度[2]) | |||||||||||||
旅客数 | 21,545,032 | ||||||||||||
貨物取扱量 | 204,693 | ||||||||||||
発着回数 | 72,676 | ||||||||||||
リスト | |||||||||||||
空港の一覧 |
新千歳空港(しんちとせくうこう、英: New Chitose Airport)は、北海道千歳市と苫小牧市にまたがって所在している国際空港。2020年6月1日に運営が北海道エアポートに移管(民営化)された[3]。国際航空輸送網又は国内航空輸送網の拠点となる空港として空港法に基づく区分では第4条第1項第6号に該当する空港として政令で定める空港(国管理空港)に区分されている[4]。通称としては「新千歳」または「千歳」。札幌市内にあるわけではないが、航空便の行先として「札幌」の名称が使用されることもある。
概要
北海道の経済・文化の中心地・札幌市の南東約40kmに位置する国内線の基幹空港。空港法に基づいて国土交通大臣が設置・管理する国管理空港で、国際線や国内線の拠点空港に区分される。空港の利用者数は国内で5番目に多い[5]。また、旅客数では羽田-新千歳線が世界一位になったこともある。北海道では最大の空港で、鉄道や高速道路もよく整備されているため、実質的に北海道の空の玄関口となっている。
滑走路は2本あり、いずれも長さは3000mで、南北方向にクロースパラレルに配置されている。滑走路西側には国内線の旅客ターミナルビルがあり、JR千歳線新千歳空港駅が地下に乗り入れている。その西側に、千歳基地に面して国際線の旅客ターミナルビルがあり、2つのターミナルビルは商業施設などが入る連絡施設で結ばれている。滑走路北側には国内貨物ターミナルが、その西側には国際貨物ターミナルが位置する。旅客ターミナルビルと連絡施設、国内貨物ターミナルは、北海道などが出資する第三セクターの北海道空港株式会社が所有・運営していたが、2017年7月1日に、100%子会社の新千歳空港ターミナルビルディング株式会社に承継された[6][7]。空港整備特別会計の空港別の財務状況で、数少ない黒字の空港である。
西側には航空自衛隊千歳基地が隣接し、誘導路で接続している。千歳基地は、空港法上の共用空港「千歳飛行場」に位置づけられており、両空港の航空管制は航空自衛隊が一体的に運用している。
オープンスポットが国内線ターミナルビルの南側、国際線ターミナルビル北側と国内貨物ターミナルに設けられており、特に冬季は夜間駐機にも使用されている。
2008年7月の北海道洞爺湖サミットの開催に伴い、先進各国の要人用の貴賓室や専用駐機場を新設するなどの工事が行われた。各国のVIP機専用の乗降スポット、貴賓室が新設され、駐機場(6機分)や構内駐車場(500台分)が増設されたほか、各国代表団が構内から直接車で移動できるよう、構内道路の補修などを行った。一部施設はサミット終了後に撤去されたが、駐機場などは、2012年現在も夜間駐機などに使用されている。
2020年からの北海道エアポートによる道内7空港民営化に際しては中核となる「グローバルゲートウェイ」型空港に位置づけられ、他の6空港の遠隔管理を担う「北海道オペレーションセンター」・内際両用の第3ターミナルとホテル・情報提供を担う交通観光センター・ビジネスジェット施設の新設、北海道全域の魅力発信を担う「北海道ショーケース」をコンセプトとしたターミナル改装等が計画されている[8]。
日本初の24時間運用
1988年、道は新長期総合計画にて国際航空貨物の拠点を目指して「国際エアカーゴ基地構想」を掲げ[9]、1991年から24時間運用体制の実現に向けて地元と協議を開始した。その結果1994年4月に、深夜時間帯(22時 - 翌朝7時)を、1日につき貨物便6便を限度に運用することで合意[10]。日本の空港で初となる24時間運用は同年6月24日から始まり[11]、30日早朝に1番機が到着した[注 1][12]。1998年7月には、深夜発着枠6便の中に旅客便を含める弾力的な運用に変更された[10]。2010年12月時点では、深夜発着枠は国内旅客便(4便)、国内貨物便(2便。運休日あり)によってほぼすべて使用された。
2013年12月には、道が地元に、深夜発着枠の30便拡大を提案[13]。協議の結果、30便のうち24便は22時から0時と6時から7時の発着、6便は従来通り0時から6時の発着とすること、住宅の防音対策を行うこと、道の駅ウトナイ湖で地域振興策を行うなどの内容で、2015年2月に苫小牧市側[14][15] 、同年8月には千歳市側の住民と合意[16]。同年10月から運用が開始された。
統計
利用者数
現在、技術上の問題で一時的にグラフが表示されなくなっています。 |
元のウィキデータクエリを参照してください.
2016年度は下記の通り[17]で、着陸回数は日本の空港で第6位、旅客数は第5位で、北海道の空の玄関口となっている[18]。
航空機着陸回数 航空旅客数 航空貨物取扱量 国内線 6万5,041回 1882万4,306人 19万4,178トン 国際線 7,635回 272万726人 1万515トン 合計 7万2,676回 2154万5,032人 20万4,693トン
千歳飛行場と新千歳空港の関係
千歳飛行場(旧:千歳空港)と新千歳空港は、隣接はしているものの、法的には別の飛行場である。しかし、航空自衛隊千歳基地でもある千歳飛行場は現在も共用飛行場となっており、新千歳空港とは誘導路でつながっていて航空機の行き来が可能であり、管制も一括して航空自衛隊が行っている。日本国政府専用機2機の格納庫、および運用を行う航空自衛隊航空支援集団特別航空輸送隊が置かれている。政府専用機が訓練等で新千歳空港の滑走路を使用することや、冬期の除雪作業などで新千歳空港の滑走路運用が難しい時、アクシデント発生時などには、千歳飛行場で民間航空機の離着陸が行われることもある[19]。
千歳飛行場側には、滑走路は平行に2,700mと3,000mの2本がある。後者は900mの過走帯があり、実質4,000m級である。新千歳と併せて4本の滑走路があり、これらはほぼ並行している。2本ずつ同じ方向に隣接した滑走路は、パイロットからも混同される場合がある。大事には至っていないものの、空港北側からアプローチする場合を中心に、千歳飛行場との滑走路の誤認が、2006年までの3年間に11件発生しており、その対策が課題となっている。
旧千歳空港ターミナルビル建物は1995年3月にオープンした輸入促進商業施設「千歳ワールドマーケット・プレイスNEWS」として再利用されたが、1998年3月に経営悪化のため閉鎖された。その後立地していた場所は空き地となったが、海上保安庁庁舎の隣に日本航空ハンガー、政府専用機のエプロンより南側に、千歳飛行場時代からあるスポットが国土交通省管理のまま残されており、現在も民間機の駐機(通常は夜間駐機用が主体)に使用されている。これらにより、北方圏、アジア・太平洋地域とより利便性の高い輸送体制を確立した。管制業務は千歳飛行場と新千歳空港の両空港で一体運用され、航空自衛隊千歳管制隊が、両飛行場の間にある管制塔およびレーダールームで、航空管制業務を行っている。
1990年代、冬季に新千歳空港で凍結があった際、千歳飛行場の滑走路を使用して離陸したこともある。
2017年8月、訪日外国人増加に対応するため、千歳基地の東側滑走路の民間利用について検討が行われることとなった。特に中国や韓国などアジア圏の観光客が増加しており、アジア圏の格安航空会社 (LCC) の新千歳空港発着便の増便に備えるため、2018年度以降に千歳基地の民間利用が可能かどうか調査する[20]。千歳基地の民間利用が実現した場合、新千歳空港は千歳基地の滑走路1本を含めた滑走路3本を実質的に使用することとなる。
ほとんどの内外航空会社のシステムでは空港コードにCTSを使用しているが、唯一日本航空のみ札幌の都市コードであるSPKを当空港用に使用していた[注 2]。現在は、日本航空グループも2017年10月より、CTSに統一している。[21]
歴史
前身の千歳空港は軍民共用空港であり、1951年[22]の民間航空再開後、自衛隊機と民間機が共用で使用してきた。しかし、1978年に千歳空港と東京国際空港(羽田空港)間の旅客数が世界最多となるなど旅客数・貨物量が増加。大阪や名古屋、福岡など全国の大都市や、道内各地を結ぶ路線が就航するなど、北海道のハブ空港として機能するようになった。一方で、ソ連機の領空侵犯に対する自衛隊機のスクランブル出動は年間200回にも及び、その間、民間機は地上や周辺空域で待機を余儀なくされ、長い場合は30分にもわたることがあった。そのため、航空機の安全確保と航空需要の拡大に対応するため、新たに新千歳空港が建設されることとなり、1975年(昭和50年)11月20日[22]に着工。1988年(昭和63年)7月20日に、民間専用の空港として開港した。
前史
- 1916年(大正5年) - 渡部栄蔵千歳村議が山田旦千歳村長・中川種次郎郵便局長と市街地南方のサンナシ沢へ盆栽用の赤松苗木を取りに出掛けた際、低生産な火山灰地を用いての飛行場開発を発案する[23]。
- 1922年(大正11年) - 千歳村が逓信大臣に国設飛行場誘致の請願を行う[23]。
- 1923年(大正12年) - 岡田伊太郎を紹介議員として千歳村ママチへの飛行場設置が国会で採択される[23]。
- 1925年(大正14年)
- 8月 - 千歳村が小樽新聞社(現:北海道新聞社)の旅行会提案を受け入れ、小樽新聞社が社有航空機の派遣を提案[23]。
- 9月下旬 - 小樽新聞社社員が千歳を訪れ航空路直下の地形と着陸地の調査を実施、千歳神社近辺や室蘭街道沿いが不適当と判断された後渡部栄蔵が市街地南方のサンナシ沢火山灰地を提案し視察の後同地約6700坪の着陸場整備を決定[23]。
- 10月中旬 - 千歳村民による約2日間の抜根等の労力奉仕により約10ヘクタールの着陸場の造成を完了[24][23]。
- 10月22日 - 小樽新聞社の旅行会に合わせ酒井憲次郎の操縦による小樽新聞社の社有機である三菱R2-2「北海1号機」が初めて着陸する[11][25]。
- 1929年(昭和4年)2月 - 千歳への国営飛行場設置案が衆議院で採択[26]。
- 1933年(昭和8年)2月 - 千歳村が陸軍飛行場設置請願書を第七師団長・北海道庁長官・札幌逓信局長宛に提出、飛行場案を民間用から陸軍用に転換する[26]。
- 1934年(昭和9年)
- 9月15日 - 千歳村陸軍飛行隊設置促成会を設立、飛行場建設を決定[26]。
千歳飛行場/空港時代
- 1934年
- 1935年(昭和10年)
- 1936年(昭和11年)
- 1937年(昭和12年)
- 1939年(昭和14年)
- 1942年(昭和17年)
- 1943年(昭和18年)
- 3月1日 - ガダルカナル島撤収作戦終了に伴い、千歳海軍航空隊を解隊[28][25]。
- 1945年(昭和20年)10月 - 終戦に伴い連合国軍に接収され、米軍戦闘機駐留部隊が駐留する[11]。
- 1951年(昭和26年)
- 1953年(昭和28年)10月 - 西側滑走路の改良を完了、2700m×45mとする[31]。
- 1957年(昭和32年)8月 - 米軍が三沢飛行場へ移駐し航空自衛隊第二航空団設置、民間と自衛隊の共用飛行場となる[31]。
- 1959年(昭和34年)7月20日 - 米軍千歳飛行場地区が日本国政府(防衛庁)に返還される[11][30]。返還に伴い滑走路東側への民間航空専用地域の建設を決定[30]。
- 1960年(昭和35年)
- 7月 - 民間航空ターミナルビル増築[30]。
- 8月1日 - 全日空が千歳 - 東京間に国内線初のターボプロップ機ビッカース バイカウント744を就航[31]。
- 8月13日 - 東側滑走路着工[30]。
- 1961年(昭和36年)
- 1962年(昭和37年)
- 1963年(昭和38年)
- 1964年(昭和39年)
- 1966年(昭和41年)
- 1967年(昭和42年)
- 1969年(昭和44年)
- 1970年(昭和45年)
- 1971年(昭和46年)
- 1972年(昭和47年)
- 1973年(昭和48年)
- 1974年(昭和49年)
- 1975年(昭和50年)
- 1976年(昭和51年)
- 1977年(昭和52年)
- 1978年(昭和53年)
- 1979年(昭和54年)
- 1980年(昭和55年)
- 1981年(昭和56年)
- 2月19日 - 防衛庁が初の国際線となる日本航空新東京国際空港経由ホノルル線の暫定乗り入れを認可[30]。
- 3月16日 - 植物・動物検疫飛行場に指定[27][30]。
- 3月20日 - 税関空港に指定[27]。
- 3月23日 - 初の国際定期便として日本航空により新東京国際空港経由ホノルル国際空港便が就航[27]。新東京国際空港で大型機へ乗り継ぐ国際線接続連絡便[30]。
- 8月1日 - ターミナルビル本館と第2到着ビルの間に鉄骨造一部地下1階地上3階一部5階建ての第3ビルを竣工、従来のビルと合わせてALC板で一体化し床面積4万6千平米の一棟とする[30][32]。
- 11月1日 - 千歳空港総合案内システム「CATIS」運用開始、案内放送を自動化[34]。
- 1982年(昭和57年)12月27日 - 第3ビル4階部分が完成[34]、ターミナル増築を終了し床面積4万8023平米となる[30]。
- 1983年(昭和58年)5月 - 新空港滑走路工事着手[9]。
- 1985年(昭和60年)
- 1986年(昭和61年)
- 1987年(昭和62年)
- 1988年(昭和63年)6月20日 - 新千歳空港管制塔(高さ70.6m)の供用を開始[30]。
新千歳空港時代
- 1988年
- 1989年(平成元年)
- 1990年(平成2年)10月1日 - 税関職員常駐化を開始[31]。
- 1992年(平成4年)
- 1993年(平成5年)
- 1994年(平成6年)
- 1995年(平成7年)11月 - 空港緑地の公園施設を「空港公園翼の広場」と命名[30]。
- 1996年(平成8年)4月26日 - B滑走路(3,000m×60m)供用開始[27][11]。
- 1997年(平成9年)
- 1998年(平成10年)6月 - 深夜早朝枠の旅客利用が本格的に認められる[30]。
- 2000年(平成12年)10月2日 - 管制塔ドップラーレーダー運用開始[30]。
- 2001年(平成13年)
- 2003年(平成15年)
- 2006年(平成18年)12月27日 - 東京国際空港線年間旅客数が1000万人を突破[11][27]。
- 2007年(平成19年)10月31日 - B駐車場立体化完成[34]。
- 2008年(平成20年)
- 2009年(平成21年)8月 - 国内線ターミナル増築リニューアル工事着工[30]。
- 2010年(平成22年)
- 2011年(平成23年)
- 2012年(平成24年)
- 2013年(平成25年)3月 - 国際航空運送協会(IATA)から混雑度レベル2空港に指定される[39]
- 2014年(平成26年)3月30日 - ボーイング747-400Dが同空港国内線発着便においてラストフライト。1974年以来、40年間のボーイング747の運航に終止符が打たれることとなった[注 3]。
- 2015年(平成27年)
- 2016年(平成28年)
- 2017年(平成29年)
- 2018年(平成30年)
- 2月1日 - B駐車場P2立体駐車場の供用を開始[48]。
- 7月 - 札幌国際エアカーゴターミナルが国際貨物荷捌き施設を1.3倍に拡張[49]。
- 8月7日 - 国内線旅客ターミナルの大規模改修を終了、出発カウンターの再配置や手荷物自動検査システムの導入やバスラウンジの新設が行われた[50]。
- 9月6日 - 北海道胆振東部地震により開港以来初の施設全面閉鎖となり、[51]設備の破損や停電などにより欠航するなどの影響が出た。
- 9月7日 - 国内線の運航を再開[52]。
- 9月8日 - 国際線の運航を再開[53]。
- 10月28日 - 国内線乗降客からの施設使用料徴収を開始[54]。
- 11月1日 - 胆振東部地震で休業していた「エアターミナルホテル」「新千歳空港温泉」が営業再開、空港内の商業施設が全て復旧する[51]。
- 12月20日 - 国際線ターミナル拡張部の駐機スポット3バースをオープンスポットとして暫定供用開始[55]。
- 2019年(令和元年)
- 2020年(令和2年)
- 1月15日 - 北海道エアポートが新千歳を含む道内主要7空港のターミナル民営化運営を開始[62]。
- 1月24日 - 南側誘導路の暫定供用を開始[63]。
- 2月1日 - 国際線ターミナル内ホテル「ポルトム インターナショナル 北海道」開業[60][64]。
- 3月19日 - 国際線ターミナル拡張工事を竣工[65]。
- 3月26日 - 南側誘導路の運用を開始[66]、新型コロナウイルスに伴いハワイアン航空ホノルル線を最後に国際線全定期路線が運休[49]。
- 3月29日 - 日中発着枠を1時間あたり50枠に拡大[67][49]。
- 6月1日 - 北海道エアポートによる空港全体の民営化運営を開始[3][57][62]。
- 10月1日 - 北海道エアポートが新千歳空港ターミナルビルディングを吸収合併。
- 12月21日 - 検疫体制を整備の上中国・韓国からの国際線受け入れ再開が認可される[68]。
- 2021年(令和3年)
- 3月1日 - 北海道エアポートの道内主要7空港完全民営化移行に合わせ地方6空港の遠隔管理を担う「北海道オペレーションセンター」を設置。
- 7月1日 - A・B駐車場サービスを改定。A・Bエリア間相互通行を導入、空港商業施設利用者の無料サービスを拡大、土日祝日・多客期の料金を値上げ[69]。
施設
滑走路など
開港時は長さ3000mのA滑走路のみだったが、1996年に長さ3000mのB滑走路が新たに整備された。2本の滑走路はほぼ南北方向に、クロースパラレルに配置されている。
原則として、ターミナルビルに近いA滑走路 (01L/19R) を離陸用、遠いB滑走路(01R/19L)を着陸用に使用している。ILSはカテゴリーIIIbが19Rに、カテゴリーIが01L、01R、19Lに設置されている。滑走路のターミナル側に1本の平行誘導路を有し、滑走路とは高速脱出誘導路で結ばれている。
気圧配置や風向きによって大雪となることもあるが、空港が道内で比較的雪の少ない地域にあることや滑走路を2本有していること、20分程度で滑走路1本を除雪できる国内最大規模の除雪体制があることなどから、滑走路を終日閉鎖することはごく稀である。出発機材の除氷液の効果切れ・再塗布(デアイシング)で遅延が生じないよう、2010年12月、国内線ターミナルと滑走路南端 (01L, 01R) の中間地点に、デアイシング専用スポットを1機分設置し、運用を開始した[70]。しかしターミナルビルから離れた位置で資材や人員をデアイシングスポットへ回す余裕がなく移動時間を考えても効率が悪いことや、日本航空の経営破綻で運用に関して航空各社の協力関係を確立できなかったことから使用が敬遠されている。利用実績は滑走路南端から最も遠いANAグループ機のみで、2014年度までに50回使用されたが、2015年度以降は0回である。最大で2機分想定されていたスポットの整備は1機分にとどまり、離陸待機時に防雪氷剤の有効時間が過ぎて駐機場へ戻り遅延・欠航となるケースが年40-50回以上生じており、民営化後のより一層の防除雪氷策が求められている[71]。
旅客ターミナルビル
国内線ターミナルビル
開港時は、1963年に開設された千歳空港の旅客ターミナルビルを、国際線と国内線に使用していたが、それに代わる施設として1992年7月1日[72]に供用を開始した。 滑走路北端西側に位置する地上4階建(一部5階建)、地下1階の鉄骨造一部鉄筋コンクリート造で、延床面積は18万2,517平方メートル[73]。日建設計などが設計を、鹿島建設[74]、地崎工業[75]などの共同企業体が工事を担当した。上空から見ると、アメリカ合衆国テキサス州のダラス・フォートワース国際空港を模した半円周型をしており、円弧を滑走路側に向けている。国際線ターミナルビルの供用に伴い、2010年3月26日から国内線専用のターミナルビルとなった。
2010年前半から、国際線ターミナルビルとの接続部付近を中心とした増築工事が行われ、2011年7月15日に第1期施設がオープンし、2012年3月16日に全面オープンした。事業費は約200億円で、増築面積は約2万9,330平方メートル。出発ロビーや商業施設などが拡大し、温浴施設や映画館などが新設された[76][77]。
就航便数の拡大や旅客数の拡大に伴い、混雑の解消と機能の向上を目指して2015年3月16日から施設整備工事に着手。約200億円をかけて、約4万7,000平方メートルを整備し、2018年8月に再整備を完了。LCCや全日空団体用カウンターを1階から2階への移設[78]のほか、出発ロビー出発口の拡充・再配置、手荷物検査にインライン方式を導入する[79]。(スカイマークを除く)
円弧上に18基のボーディングブリッジが等間隔で並んでおり、その大部分はボーイング777やエアバスA350クラスの大型機も使用可能である。1階が到着ロビー、2階が出発ロビーで、北半分の0 - 10番ゲートを全日空、エアドゥ、ピーチ、春秋航空日本が、南半分の11 - 19番ゲートを日本航空、フジドリームエアラインズ、ジェットスター・ジャパン、スカイマークが使用している。
地下1階にはJR新千歳空港駅が直結。2階から4階には飲食店や土産物店、ホテルなどが軒を連ねる。天然温泉付温浴施設の「新千歳空港温泉」[注 4]は、空港ターミナルビルの閉館後を含む午前10時から翌9時まで、23時間営業。宿泊機能もあり、入浴や休息のほか、道内遠隔地からの早朝便の利用や、悪天候などでの夜間の欠航の際に一時待機先として選択できるようになった。ただし、定員を超えるとホテル宿泊者を除く一切の入場は無条件で断られる。ほかにも千歳市内では27年ぶりとなる映画館「ソラシネマちとせ」[注 5]は、大規模な欠航が発生した場合に空港側の判断により乗客に開放されることがある。 また、長野県を中心に展開するゲームセンター「アピナ新千歳空港店」があり、飛行機を待つ時間に暇を潰せるスポットとなっている。
着陸料以外の非航空系の収入では、地方空港の中でトップクラスの収入を記録し続けている。そのため、他の地方空港の関係者による視察が絶えず、中部国際空港も開港時には経営モデルとして参考にしたと言われている。
2018年4月1日より、京成電鉄が成田空港駅又は空港第2ビル駅からのスカイライナーと都内の東京メトロ、都営地下鉄に乗り放題のチケット、「スカイライナーバリューチケット」の自動券売機が、国内線搭乗待合室内に設置された。
- 開館時間: 5:00~23:00(早朝、深夜便運行時は変更することがある。)
国際線ターミナルビル
国際線は、現国内線ターミナルビルの北端(0 - 2番ゲート)を使用していたが、国際線旅客の急増に加え、航空自衛隊(防衛省)との空域調整により発着便が特定曜日・時間帯に集中し、チェックインカウンターや出発ロビーの混雑が顕在化していた。こうした状況を解消するため、2008年5月に国際線ターミナルビルの建設に着工。2010年2月24日に竣工し、同年3月26日に供用を開始した[80]。
建物は、千歳基地に面した地上4階建、地下1階の鉄骨造一部鉄筋コンクリート造で、延床面積は5万9,155平方メートル[73]。総工費は206億円[80]。日建設計、アラップなど[81]が設計を、荒井建設[82]、鹿島建設[83]などが工事を担当した。
約300 m東側の国内線ターミナルビルとは連絡施設で結ばれ、2階が到着ロビー、3階が出発ロビー、1階はバスやタクシーとのアクセス施設、4階には搭乗客向けのフードコートやラウンジが設けられている。5基のボーディングブリッジを有しており、1時間あたり530人、年間100万人の利用客にも十分対応可能な処理能力を持ち、将来的には1時間あたり730人程度まで対応可能となっている。
供用開始後は台湾や香港、タイなどのアジア圏を中心とした路線が増便され、海外観光客の増加が見られた。また、アジア系LCCの定期便就航・チャーター便運航の動きも活発になっている他、ターミナル内案内表示板にはロシア語が併記され、将来的なロシア路線拡張も見込まれている。2017年夏季からは1時間当たり42便への発着枠拡大に伴い一層の増便が見込まれているが、出発カウンターや保安検査場の不足による特定時間帯の混雑といった課題も生じている[45]。
今後も更なる航空需要の拡大が見込まれることから、2017年11月17日、施設を増築する再整備計画が発表された。増築部分は地上8階建で延床面積は12万4,000平方メートルで、出発・到着ロビーや搭乗橋などの増設、ホテルの新設などが予定されている。事業費は650億円。2016年11月13日に着工[84]。
2019年8月30日より旅客設備部の供用を開始し出発ロビーを南側に200m拡張し560m、搭乗カウンターを19増設し74か所とし保安検査場は1レーン増設した6レーンとし最終的に同年10月末までに9レーンとし内7レーンに高性能の「スマートレーン」を設置。また税関部は検査台を13増の24台、入国審査は9増の30ブース、検疫は1増の3ブース、手荷物ターンテーブルを1増の3台、搭乗橋を3基増設とした[85][86]。その後同年11月に多目的ホールと2020年2月にホテルを開業、3月に延床面積約6万平方メートルの増築部が竣工した[87][85][65]。
- 開館時間:5:00~23:00(早朝、深夜便運行時は変更することがある。)
連絡施設
国内線と国際線のターミナルビルの間に位置する地上4階建、地下1階の鉄骨造一部鉄筋コンクリート造の施設で、延床面積2万1,128平方メートル[73]。国際線ターミナルビルの供用開始に伴い、2010年3月26日に2階の連絡通路部分が先行オープン。2011年7月15日に全面の供用が開始された。
2階と3階で国内線と国際線のターミナルビルを結んでおり、2階はムービングウォークのある通路やぬいぐるみと触れ合えるコーナー、3階はスマイル・ロードと名づけられ、飲食店・土産物店のほか、ドラえもんやハローキティのエンターテインメント施設が設けられている[76]。
- 開館時間:5:00~23:00
フロア構成
国内線ターミナルビル 連絡施設 国際線ターミナルビル 制限区域 一般区域 制限区域 4階 - オアシス・パーク
- 温浴施設
- 映画館
- ゲームセンター
- 展望デッキ
- フードコートウイング
- ロイヤルラウンジ
- 物販店、飲食店
- ホテル(-8階)
3階 - 航空会社ラウンジ
- グルメ・ワールド
- 物販店、飲食店
- 展示施設
- スーパーラウンジ
- ホテル(-5階)
- スマイル・ロード
- 物販店
- エンタテインメント施設
- 出発ロビー
- 出発カウンター
- 出発口
- 接遇室
- 保安検査場
- 出国審査場
- 搭乗待合室
- 免税店
- 搭乗口
2階 - 保安検査場
- 搭乗待合室
- 物販店、飲食店
- 搭乗口
- 出発ロビー
- 出発口
- 出発カウンター
- 会議室
- ショッピング・ワールド
- 物販店
- 郵便局・銀行
- エンタテインメント施設
- 到着ロビー
- 到着口
- 団体待合室、接遇室
- 礼拝室
- 国際線ツアーデスク
- 入国審査場
- 手荷物受取場
- 税関
1階 - 手荷物受取場
- 到着ロビー
- 到着口
- 物販店、飲食店
- 国内線ツアーデスク
- 派出所
- 診療所、歯科
- 団体待合室、接遇室
- バス・タクシー乗降場
- 一般車乗降場
- 駐車場連絡口
- バス・タクシー乗降場
地下
1階
ラウンジ・接遇室・待合室
- ラウンジ
-
- 国際線
- ロイヤルラウンジ - 4F、カード・有料ラウンジ(全28席)、航空会社専用ラウンジ(全108席)
- 国内線
- ダイヤモンド・プレミアラウンジ/サクララウンジ - 3F制限区域内、JAL上級会員用ラウンジ
- ANAスイートラウンジ/ANAラウンジ - 3F制限区域内、ANA上級会員用ラウンジ
- スーパーラウンジ - 3F一般区域、一部クレジットカード会員および有料ラウンジ
- 国際線
- 接遇室
-
- 国内線
- 接遇室1A - 1F、10席
- 国際線
- ハマナス - 2F、8席
- エゾマツ - 3F、8席
- 国内線
- 団体待合室
-
- 国内線
- 団体待合室1A - 1F、34席
- 団体待合室2A - 2F、60席
- 団体待合室2B - 2F、24席
- 国際線
- セタナリア - 2F、80席
- スズラン - 2F、48席
- ラベンダー - 2F、48席
- ライラック - 2F、48席
- イチイ - 3F、42席
- シラカバ - 3F、42席
- 国内線
-
国内線ターミナル(センタービル)屋上の展望デッキ(12/1 - 3/31の間は閉鎖)
-
センタービルへのアプローチ、バス乗り場
-
国内線エプロン
ホテル
北海道空港傘下の碧雲堂ホテル&リゾート(旧・丸瀬布観光公社)が空港敷地内で2軒のホテルを運営しており、国内線ターミナルビル内「エアターミナルホテル」は現国内線ターミナルビルの開業時に三井観光開発(現・グランビスタ ホテル&リゾート)が「三井アーバンホテル新千歳空港」としてオープンし2008年から「ホテルコムズ新千歳空港」に名称を変更、2011年度いっぱいまで営業した後一時閉鎖し[88]、同年4月28日から丸瀬布観光公社が引き継ぎ現在の「エアターミナルホテル」として営業している。また国際線ターミナル内には富裕層向け171室の「ポルトムインターナショナル北海道」が2020年2月より営業を行っている[89][90]。
空港敷地内の2軒の他、車で10分程度の千歳市内にも複数のホテルがある。近年の空港利用者の急増により宿泊施設の需要も増加し、千歳市内でホテルの建設が進んでいる。
雪冷熱供給システム
環境と人に優しい「エコエアポート」を目指して、貯蔵した雪を冷房に活用するシステムを2010年3月に整備。同年5月から運用を開始した。世界最大規模となる高さ8 m以上、縦200m、横100mの雪を貯蔵して、5月から9月の間、旅客ターミナルビルや連絡施設などの冷房に活用している。計画では、従来の重油使用量の3割を賄い、将来的には年間2100トンの二酸化炭素削減を目指している[91][92]。
拠点・焦点都市としている航空会社
ハブ空港
焦点都市
就航路線
※ 航空連合は右記の通り。OW:ワンワールド、SA:スターアライアンス、ST:スカイチーム
※ 語末の★は、格安航空会社 (LCC)
国内線
道外から北海道に入るには空路が最も効率的な交通手段であることから、季節運航も含め30路線以上の国内線ネットワークを持ち、北海道の空の玄関となっている。とりわけ羽田-新千歳線は日本航空、全日本空輸、スカイマーク、AIRDOの4社が競合し、国内最多の旅客数を記録している[93]。また、全日本空輸とPeach Aviationが運航する千歳-那覇線は国内最長距離路線であり、また北海道と沖縄を結ぶ唯一の直行便でもある。
国内の全ての格安航空会社 (LCC) が就航しており、成田国際空港や関西国際空港、中部国際空港との国内路線を運航している。なお、札幌市内に国内線専用の丘珠空港があるが、こちらは主に道内路線を中心に運航されている。
航空会社名が複数の路線は最前(太字)の航空会社が運航するコードシェア便(共同運航便)
航空会社 | 目的地 |
---|---|
日本航空 (JAL)(ワンワールド)[注 6] | 女満別、青森、秋田、花巻、仙台、東京/羽田、東京/成田、新潟、名古屋/中部、大阪/伊丹、大阪/関西、広島、出雲(8月限定運航)、徳島(8月限定運航)、福岡 |
全日本空輸 (ANA)(スターアライアンス)[注 7] | 利尻(6月〜9月限定運航)、稚内、中標津、釧路、女満別、函館、青森、秋田、仙台、福島、東京/羽田、東京/成田、新潟、富山、小松、静岡(繁忙期期間運航)、名古屋/中部、大阪/伊丹、大阪/関西、大阪/神戸、岡山、広島、福岡、那覇 |
AIRDO (ADO) ・ 全日本空輸 (ANA) | 仙台、東京/羽田、名古屋/中部、大阪/神戸 |
アイベックスエアラインズ (IBX) | 福島、松山[94] |
アイベックスエアラインズ (IBX) ・ 全日本空輸 (ANA) | 仙台 |
スカイマーク (SKY) | 茨城、東京/羽田、名古屋/中部、大阪/神戸、福岡 |
フジドリームエアラインズ (FDA) ・ 日本航空 (JAL) | 山形、松本 |
Peach Aviation (APJ)★ | 東京/成田、名古屋/中部、仙台、大阪/関西、福岡、那覇 |
Peach Aviation (APJ)★・ 全日本空輸 (ANA) | 東京/成田、名古屋/中部 |
ジェットスター・ジャパン (JJP)★ ・ 日本航空 (JAL)(JAL国際線との乗り継ぎ時のみ) | 東京/成田、名古屋/中部、大阪/関西 |
春秋航空日本 (SJO)★ | 東京/成田 |
国際線
国際線は2020年夏ダイヤ以降新型コロナウイルスに伴い定期路線は当面の間、全便運休となり貨物チャーター便のみが運航されている。かつてはチャーター便を含む利用者は2007年に年間80万人、2012年には年間100万人を突破している。最近はアジア諸国の経済成長を受けた海外旅行者数の増加や、中華民国や香港、大韓民国やタイ王国などアジア諸国や、ヨーロッパにおける「北海道ブーム」により、既存路線の増便や新路線開設の動きが活発になっている。
これにより、ハワイやヨーロッパへの中長距離路線復活や、中華人民共和国、東南アジア各国への新路線開設や新規乗り入れ航空会社の増加など活発な動きを見せている。なお、格安航空会社は2018年9月現在で海外拠点11社が就航している。
しかし、近年軍拡を進める中華人民共和国とロシアの軍用機が、日本の防空識別圏を窺う動き(東京急行など)や、民間機による諜報活動を行っていることもあり、軍事的緊張関係にある国の航空会社の乗り入れ時間帯制限が、防衛上の観点から、冷戦時代以来行われているために、自由なダイヤが組めないなど課題も多いが、その後2016年10月末からはこれまで禁止されていた月曜日と木曜日の中ロの航空会社の発着を一部認め毎日発着可能とする規制緩和も行われている[43]。
2017年夏季からは1時間当たり42便への発着枠拡大に伴い一層の増便が見込まれているが、出発カウンターや保安検査場の不足による、特定時間帯における混雑といった課題も生じている[45]。また2020年3月からは昼間発着枠を50回に拡大する一方で、人員不足により地上支援業務の態勢が整わない事を理由に運航の継続や増便等を見送る動きも生じている[95]。
貨物便
新千歳空港は、アジアと北アメリカとを結ぶ国際航空路上にあり、千歳空港時代から貨物機の給油地として使われていた。航空機の高性能化により、旅客機は地球の反対側まで無寄港の直行便化が進行しているが、重量物を満載した貨物機が東南アジアや中華民国、中華人民共和国からアメリカ合衆国に向かう際は今でも途中で着陸して給油を行う必要がある。極東側では主に新千歳空港やユジノサハリンスク空港が、アラスカ側ではテッド・スティーブンス・アンカレッジ国際空港やフェアバンクス国際空港が用いられる。
特に、アメリカ国内消費の1/3が集中するといわれるクリスマス商戦の頃は、「世界の工場」となったアジア各国からアメリカへと向かう貨物機で混雑する。新千歳空港では、大型貨物機の十分な運用のため、滑走路の3,500 m×2本化を計画し、「国際エアカーゴターミナル構想」を目論んでいるが、空港周辺地区住民の、騒音問題による反対により、計画は凍結されている。
統計
就航空港 | 旅客数 | 国内線順位 |
---|---|---|
東京国際空港 | 約906万人 | 上位 | 1位
成田国際空港 | 約188万人 | 上位 | 9位
中部国際空港 | 約151万人 | 上位12位 |
大阪国際空港 | 約112万人 | 上位23位 |
関西国際空港 | 約109万人 | 上位24位 |
仙台空港 | 約 | 81万人上位36位 |
福岡空港 | 約 | 61万人上位42位 |
就航空港 | 2015年旅客数 | 2015年冬季ダイヤ便数 |
---|---|---|
台湾桃園国際空港 | 551,682人 | 週7便 (CI)、週7便 (BR)、週7便 (GE) |
仁川国際空港 | 488,893人 | 週13便 (KE)、週7便 (LJ)、週7便 (TW) |
香港国際空港 | 358,770人 | 週5便 (CX)、週5便 (HX) |
スワンナプーム国際空港 | 169,783人 | 週7便 (TG) |
上海浦東国際空港 | 144,589人 | 週5便 (MU)、週5便 (9C) |
高雄国際空港 | 103,546人 | 週5便 (CI) |
北京首都国際空港 | 51,977人 | 週5便 (CA) |
ダニエル・K・イノウエ国際空港 (ホノルル国際空港) |
38,381人 | 週3便 (HA) |
ドンムアン国際空港 | 33,792人 | - |
金海国際空港 | 28,795人 | 週3便 (KE)、週3便 (BX) |
クアラルンプール国際空港 | 26,269人 | 週5便 (D7) |
天津浜海国際空港 | 26,138人 | 週2便 (GS) |
グアム国際空港 | 16,123人 | 週2便 (UA) |
ホムトヴォ空港 | 8,303人 | 週2便 (HZ) |
国際線乗継専用便
東京国際空港、成田国際空港、大阪国際空港、関西国際空港、中部国際空港、福岡空港、仙台空港便などは、コードシェア便として国外航空会社便名が付与される便がある。利用は国際線乗継旅客に限られ、国内区間のみの利用は国内航空会社便名での利用となる。
就航都市
国内線
- 道内:利尻○(6月〜9月のみ運航)、稚内、中標津、釧路○、女満別〇、函館○
- 東北:青森、秋田、花巻、仙台、山形、福島
- 関東:東京/羽田、東京/成田、茨城
- 北信越:新潟、松本〇、富山、小松
- 東海:名古屋/中部、静岡○(繁忙期期間限定運航)
- 関西:大阪/伊丹、大阪/関西、大阪/神戸
- 中国・四国:岡山、広島、出雲(8月限定運航)、徳島(8月限定運航)、松山
- 九州・沖縄:福岡、沖縄/那覇
○は丘珠空港便もあり
休廃止路線
国内線
航空会社名は休廃止時点
- オホーツク紋別空港
- 1990年8月 - 1998年4月、1999年11月 - 2001年3月:エアーニッポン
- 2004年2月:エアーニッポンネットワーク
- 2006年2月、2006年7月 - 2006年11月:北海道エアシステム
- 2011年10月30日 - 2012年1月31日:全日本空輸
- 2012年10月28日 - 2013年1月31日:全日本空輸
- とかち帯広空港
- 1966年5月 - 1986年:東亜国内航空
- 2005年10月 - 2006年11月:エアトランセ
- 三沢空港
- 1968年5月 - 2007年9月:日本航空
- 大館能代空港
- 1998年7月 - 1999年10月:エアーニッポン
- 庄内空港
- 1995年6月 - 2007年8月:全日本空輸
- 広島西飛行場
- 2002年5月 - 2003年3月:ジェイエア
- 鹿児島空港
- 1991年10月 - 2007年10月:全日本空輸
- かつて乗り入れていた航空会社
- 日本ユニバーサル航空(貨物便 1991年 - 1992年 羽田・名古屋線)
- ギャラクシーエアラインズ(貨物便 2007年4月 - 2008年9月 羽田・関西線)
国際線
※ 航空会社は休廃止時点
- アメリカ合衆国・ダニエル・K・イノウエ国際空港(ホノルル)[25]
- 韓国・金浦国際空港(ソウル)
- 北マリアナ諸島・サイパン国際空港(サイパン)
- 1990年7月 - 1998年4月:コンチネンタル・ミクロネシア(新千歳 - サイパン・グアム)[31]
- 香港・啓徳空港
- アメリカ合衆国・ジョン・F・ケネディ国際空港(ニューヨーク)[25]
- 1991年5月 - 11月:エバーグリーン航空(香港 - 名古屋 - 新千歳経由 - ニューヨーク 貨物便)[25]
- グアム・グアム国際空港(グアム)[25]
- オーストラリア・ケアンズ国際空港(ケアンズ)[25][99]
- オランダ・アムステルダム・スキポール空港(アムステルダム)
- 中国・瀋陽桃仙国際空港(瀋陽)
- 香港・香港国際空港
- 1998年・2001年12月 - 2020年3月:キャセイパシフィック航空
- 2008年12月 - 2012年2月:香港エクスプレス航空[25]
- 2014年12月 - 2020年3月:香港航空
- ロシア・ユジノサハリンスク空港(ユジノサハリンスク)
- 韓国・仁川国際空港(ソウル)
- 2001年3月 - 2020年3月:大韓航空
- 2011年4月 - 2020年3月:ジンエアー
- 2013年12月 - 2019年9月:ティーウェイ航空
- 2016年7月 - 2020年3月:アシアナ航空
- 2018年11月 - 2019年8月:エアソウル
- 2019年5月 - 2020年3月:チェジュ航空
- 台湾・桃園国際空港(台北)
- 中国・上海浦東国際空港(上海)
- 2001年8月 - 2003年:中国西北航空
- 2003年 - 2020年3月:中国東方航空
- 2014年10月 - 2020年3月:春秋航空
- 2017年4月 - 2020年3月:吉祥航空
- 韓国・金海国際空港(釜山)
- 2006年6月 - 2020年3月:大韓航空
- 2015年12月 - 2020年3月:エアプサン
- 2017年12月 - 2020年3月:ジンエアー
- 中国・北京首都国際空港(北京)
- 2007年4月 - 2020年3月:中国国際航空
- 中国・大連周水子国際空港(大連)
- ロシア・ハバロフスク空港(ハバロフスク)[25]
- 2010年12月 - 2011年3月:サハリン航空
- タイ・スワンナプーム国際空港(バンコク)
- 2012年12月 - 2020年3月:タイ国際航空
- 中国・広州白雲国際空港(広州)[25]
- 2014年1月 - 2014年3月:中国南方航空
- 中国・天津浜海国際空港(天津)
- 2015年3月 - 2020年3月:天津航空
- 2019年11月 - 2020年3月:奥凱航空
- タイ・ドンムアン空港(バンコク)
- 2015年5月 - 2015年7月・2018年4月 - 3月:タイ・エアアジア X
- 2019年10月 - 2020年3月:ノックスクート[102]
- マレーシア・クアラルンプール国際空港(クアラルンプール)
- シンガポール・シンガポール・チャンギ国際空港(シンガポール)
- 2016年10月 - 2020年3月:スクート(台北経由・冬季のみ一部直行便)
- 2018年12月 - 2020年1月:シンガポール航空(12・1月のみ)
- 中国・長沙黄花国際空港(長沙)
- 2017年1月 - 2017年9月:海南航空
- 中国・杭州蕭山国際空港(杭州)
- 2017年1月 - 2020年3月:海南航空
- 韓国・大邱国際空港(大邱)
- 2017年6月 - 2019年8月:エアプサン
- 韓国・清州国際空港(清州)
- 2017年7月 - 2019年9月:イースター航空
- 中国・南京禄口国際空港(南京)
- 2017年3月 - 2020年3月:吉祥航空
- 2017年3月 - 2020年3月:中国東方航空
- フィリピン・ニノイ・アキノ国際空港(マニラ)
- ロシア・ウラジオストク国際空港(ウラジオストク)[105]
- 2018年12月 - 2019年10月・2019年12月 - 2020年3月:ウラル航空
- 中国・蘇南碩放国際空港(無錫)
- 2019年11月 - 2020年3月:深圳航空
- フィンランド・ヘルシンキ・ヴァンター国際空港(ヘルシンキ)
- 2019年12月 - 2020年3月:フィンエアー
- オーストラリア・シドニー国際空港(オーストラリア)
- 2019年12月 - 2020年3月:カンタス航空
- 中国・福州長楽国際空港(福州)
- 2020年1月 - 3月:廈門航空
- 中国・青島流亭国際空港(青島)
- 2020年1月 - 3月:山東航空
- 中国・成都双流国際空港(成都)
- 2020年1月 - 3月:四川航空
空港へのアクセス
- 千歳市街まで約6km、札幌まで約45km、苫小牧まで約21km。
- 運行本数・運賃・経路等の詳細は、該当項目や公式サイトにて最新情報を確認されたい。
バス
新千歳空港からの路線バス、高速バスの行き先、のりば等の詳細情報は運行会社に関係なく「バスでのアクセス」に記載されている。
札幌市内方面
札幌市内路線(定山渓温泉行を除く)の乗車券は、共通乗車制度により同じ運賃区間であれば路線・運行会社に関わらず使用可能[106][107]。
詳細は、北都交通は事業者記事を、北海道中央バスは千歳線 (北海道中央バス)を参照。
千歳市方面
胆振、日高方面
- 道南バス
- あつまバス
- ジェイ・アール北海道バス 日勝線
予約制長距離高速バス
定期観光バス・ツアーバス
夏期
- ニセコバス・北海道中央バス
- ひらふウエルカムセンター行(苔の洞門、ルスツ高原、ニセコマウンテンリゾート グラン・ヒラフ、ニセコいこいの村経由)
冬期
- 北海道グラウンドサービス
- ホワイトライナー ニセコ行(ヒラフウェルカムセンター、ヒルトンニセコビレッジ、グリーンリーフニセコビレッジ、ノーザンリゾートアンヌプリ、甘露の森経由)
- 北海道中央バス
- スキーバス千歳ニセコ号 ニセコいこいの村行(ニセコマウンテンリゾート グラン・ヒラフ、ニセコビレッジ、ホテルノーザンリゾートアンヌプリ経由)
道路
事故・重大インシデント
- 2006年11月20日:ANA72便(エアーニッポン運航、ボーイング737-500、JA8596)は、新千歳空港に着陸後スポットに向け走行中、補助動力装置に火災が発生したため停止して消火した。原因は補助動力装置の燃焼室を固定するカップリングに繰り返し加重により亀裂が生じ、破断したためである[115]。
- 2007年6月27日:SKY730便(ボーイング767-300、JA767F)は、新千歳空港滑走路19Rから離陸のため滑走を開始したが、同滑走路をANA79便(ボーイング777-200、JA8967)が誘導路B9Nから誘導路A8Sに向け19Rを横断しているのに気づき離陸を中止した。原因は管制官の疲労による誤指示である[116]。
- 2008年2月16日:JAL2503便(日本航空インターナショナル運航、ダグラスMD-90-30、JA8020)が新千歳空港滑走路01R(B滑走路)に着陸したところ、同じく滑走路01Rで待機していたJAL502便(日本航空インターナショナル運航、ボーイング747-400、JA8904)が、離陸許可がないまま離陸滑走を開始した。管制官はただちに離陸を中止させたが、502便は滑走路を1200 m滑走して停止した。原因は、悪天候と、管制官が管制方式基準に則った「迅速な離陸を予期せよ(EXPECT IMMEDIATE TAKE-OFF)」と指示を送信したのを、502便の機長が「迅速に離陸せよ((CLEARED FOR) IMMEDIATE TAKE-OFF)」と聞き違え、しかも502便の副操縦士(オブザーバー席)と副操縦士昇格訓練中の操縦士(右操縦席)が機長に助言しなかったためである[117][118]。
- 2016年2月23日:JAL3512便(ボーイング737-800、JA322J)が新千歳空港駐機場からプッシュバック後誘導路を地上走行の後防除氷作業待機のため停止中、機内から異臭と煙が生じその後第2エンジンに火災が発生したため非常脱出を行い乗客3名が負傷した。原因は急激な降雪でファンブレードと低圧圧縮機に着氷し、エンジンオイルが漏れ霧状になり機内へ流入しテールパイプに溜まったオイルが発火したためである[119]。
- 2017年1月19日:ANA1831便(ボンバルディアDHC-8-Q400、JA461A)が新千歳空港滑走路01R(B滑走路)に着陸後、オーバーランして滑走路端の草地で停止した。原因は機長による制動開始の遅れ及びパワーレバーがディスク位置にセットされず減速に必要な制動力を得られなかったことにあり、また滑走路端周辺の積雪状態の悪さもオーバーランに関与したと見られている[120]。
トラブル
- 2016年8月5日、国内線保安検査場Aにて、エア・ドゥの乗客の女性が保安検査を行わずに搭乗待合室に立ち入ったため、出発前の約1,000名の保安検査をやり直した。この影響で11便が欠航、150便以上で最大3時間の遅れが生じた[121][122][123]。
その他
- 新千歳空港と隣接する千歳飛行場は、千歳市側の石狩平野と苫小牧市側の勇払平野、およびその間にある低い丘陵地帯という、全般として平坦な場所に建設されているが、この丘陵地帯が日本列島を日本海側(石狩平野:石狩川水系の千歳川方面)と太平洋(勇払平野:安平川水系の勇払川方面)に分けた時の中央分水界となる。2007年、日本山岳会が中央分水界の完全踏破を行って記録集を出した際、この新千歳空港付近が標高13.7mで、最も低い標高地点であると紹介された[124][125]。
脚注
注釈
- ^ ただし、当初は定期便ではなく、不定期の24時間運用であった。“フォト北海道 新千歳空港24時間運用*30日の初便は“御祝儀”*2便目以降メド立たず”. 北海道新聞. 2018年5月8日閲覧。
- ^ 運輸省による規制を受けて、長年国内線は幹線のみの運航であった日本航空は、全日空や東亜国内航空のように、「札幌便」で千歳(現:新千歳)と札幌飛行場(通称:丘珠空港、空港コードOKD)を区別する必要がなかった。
- ^ 本来、展望デッキは封鎖されている時期だが、この日はラストフライトのために特別に開放された(羽田発、運航会社は全日本空輸)
- ^ 2011年7月開業時から2014年4月末までは「新千歳空港温泉 万葉の湯」の名で営業。
- ^ 2016年7月までは「じゃがポックルシアター」の名で営業。
- ^ ジェイエアの機材・乗務員で運航する便あり
- ^ ANAウイングスの機材・乗務員で運航する便あり
出典
- ^ “空港のプロフィール”. 国土交通省東京航空局. 2018年5月4日閲覧。
- ^ a b c “空港のプロフィール-新千歳空港-” (PDF). 国土交通省東京航空局. 2018年5月4日閲覧。
- ^ a b “新千歳空港が本格民営化 コロナ禍で早くも視界不良”. 共同通信. (2020年6月1日). オリジナルの2020年6月1日時点におけるアーカイブ。 2020年6月1日閲覧。
- ^ “空港法(昭和三十一年法律第八十号)第四条:国際航空輸送網又は国内航空輸送網の拠点となる空港の設置及び管理”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2020年6月1日閲覧。
- ^ “全国空港概要 | OOH AIRPORT MEDIA”. airport.tokyu-agc.co.jp. 2019年9月27日閲覧。
- ^ “第56期報告書21ページ” (PDF). 北海道空港. 2018年5月8日閲覧。
- ^ “北海道空港、分社化決める”. 苫小牧民報. 2018年5月8日閲覧。
- ^ 北海道内7空港特定運営事業等の優先交渉権者選定に係る客観的評価結果等の公表について 資料2 提案概要(北海道エアポートグループ) - 国土交通省
- ^ a b c d e f g h i “開港30年 新千歳の飛躍(上)官民一体の運動、実り新空港建設 道経済活性化期待集める”. 苫小牧民報 (2018年7月20日). 2019年3月22日閲覧。
- ^ a b “「新千歳空港の24時間運用」等に係る主な経緯” (PDF). 北海道. 2018年5月8日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al “千歳航空年表-空港で過ごす | 新千歳空港ターミナルビル”. 新千歳空港ターミナルビル 2018年6月10日閲覧。
- ^ “フォト北海道 定期就航に期待*24時間運用「新千歳」に1番機”. 北海道新聞. 2018年5月8日閲覧。
- ^ 深夜早朝枠を「6」から「30」に 新千歳空港運用で道が提案 苫小牧民報 2013年12月14日付
- ^ 「発着30」に苫小牧側住民合意 新千歳空港の深夜・早朝枠協議 苫小牧民報 2015年2月19日付
- ^ “新たな観光施設、初日からにぎわい 展望台の完成祝う-苫小牧・道の駅ウトナイ湖”. 苫小牧民放 (2019年3月20日). 2019年3月31日閲覧。
- ^ 「新千歳の深夜早朝30枠」千歳市地域協で住民合意 苫小牧民報 2015年8月22日付[リンク切れ]
- ^ "平成28年度空港管理状況調書" (PDF) (Press release). 国土交通省航空局. 26 July 2017. 2018年5月4日閲覧。
- ^ “平成28年度(年度)空港別順位表” (pdf). 国土交通省. 2018年5月4日閲覧。
- ^ 新千歳B滑走路で工事 深夜便は空自飛行場使用(アーカイブ)(2018年6月26日時点のアーカイブ) 新千歳B滑走路で工事 深夜便は空自飛行場使用
- ^ アジアLCC増便でパンク? 基地活用へ調整 - 毎日新聞社 2017年8月23日
- ^ “新千歳空港3レターコードの「CTS」への統一について(ご案内)” (PDF). 日本航空株式会社 (2017年9月15日). 2021年7月4日閲覧。
- ^ a b “新千歳航空年表”. 新千歳空港ターミナルビル. 2018年5月6日閲覧。
- ^ a b c d e f 新千歳市市通史編上巻 第4編開拓の開始と近代社会の成立 第4章日清・日露戦争から第一次世界大戦 - 千歳市役所
- ^ 「北海」第一号機 - ちとせの観光
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x 新千歳市市通史編下巻 第7編資料 千歳歴史年表 - 千歳市役所
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 新千歳市市通史編上巻 第5章日中戦争と海軍航空隊 - 千歳市役所
- ^ a b c d e f g h i j k l 要覧ちとせ 千歳略年表 - 千歳市役所
- ^ a b c 新千歳市市通史編上巻 第6章太平洋戦争開戦 - 千歳市役所
- ^ a b 新千歳市史通史編下巻 第5編戦後の行政
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq ar as at au av aw ax ay az ba 新千歳市史通史編下巻 第6編部門史 第5章交通・通信 - 千歳市役所
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x 千歳・新千歳空港の80年 新千歳空港沿革1916〜2005 - 日本の空港シリーズ3 新千歳空港(イカロス出版2005年)
- ^ a b c d e f g h i j k l m n 新時代へ 1961→1986北海道空港25年史 - 北海道空港(1985年)
- ^ 待望のボーディングブリッジも使用開始、面目一新の千歳空港 - フォト北海道(北海道新聞 1971年12月25日)
- ^ a b c d e f g h i j k 新千歳空港のあゆみ - 日本のエアポート06 北海道の空港(イカロス出版 2013年)
- ^ a b “開港30年 新千歳の飛躍(下)国際線ビル拡張着実に進む整備 来道500万人時代の玄関に”. 苫小牧民報 (2018年7月24日). 2019年3月22日閲覧。
- ^ a b c いまが未来 北海道空港35年史1961-1996(北海道空港1997年)
- ^ 環境効率の高いA380は日本の持続可能な成長に貢献 - AIRBUS(archive.isキャッシュ)
- ^ “新千歳に展望フードコート*あすオープン*空港ビル刷新完了”. フォト北海道(北海道新聞社) (2012年3月15日). 2019年3月22日閲覧。
- ^ “新千歳空港、「レベル2」の混雑空港に指定”. Flyteam (2012年10月22日). 2019年3月24日閲覧。
- ^ 新千歳空港国内線旅客ターミナルビル 施設整備工事の実施について 北海道空港 2015年3月16日付
- ^ 新千歳、深夜早朝発着枠を30枠に拡大、10月15日から トラベルビジョン 2015年9月15日付
- ^ 新千歳B滑走路でILS運用開始 遅延、欠航の減少に期待 - 苫小牧民報2016年4月1日
- ^ a b c 新千歳空港の中ロ機発着制限を緩和 苫小牧民報 2016年4月23日
- ^ 新千歳国際線ターミナル地域再編事業で着工記念式 苫小牧民報 2016年11月14日付
- ^ a b c 新千歳空港 国際便4割増で検討 - NHK NEWS 北海道 (Internet Archive)
- ^ 新千歳―南京、山形線が就航 発着枠 日中42回に拡大 北海道新聞 2017年3月27日付
- ^ 新千歳空港国際線ターミナル、3月26日からボディスキャナーの運用を開始 FlyTeam 2017年3月26日付
- ^ <新千歳空港B駐車場>新立体駐車場の供用および駐車料金改定のお知らせ - 空港環境整備協会(2018年1月17日)
- ^ a b c コロナ・ショック現場は今 新千歳ひっそり 見通せぬ国際線再開 民営化初年はや試練 - 北海道新聞2020年3月29日朝刊
- ^ 手荷物を自動検査、最新システムを新千歳に導入 - 読売新聞 2018年8月4日付
- ^ a b 新千歳空港が復旧完了 ホテル・温泉も再開 - 毎日新聞 2018年11月2日付
- ^ 新千歳空港、国内線ターミナルビルを10時からオープン。運航状況については航空会社に確認 - トラベルWATCH 2018年9月7日
- ^ 新千歳空港、9月8日6時から国際線ターミナルの運用を再開 - FlyTeam 2018年9月8日
- ^ 新千歳空港国内線利用者から施設使用料徴収、10月28日から - Traicy 2018年8月17日付
- ^ 新千歳空港国際線ターミナル前エプロン拡張部の暫定供用開始について - 国土交通省北海道開発局札幌開発建設部(2018年12月20日)
- ^ 新千歳、災害対策進む 72時間以内復旧へ新計画 - 2019年7月2日 苫小牧民報
- ^ a b 民営化、来年度委託 仏公団連合破る - 北海道新聞2019年7月3日
- ^ 北海道7空港の民営化、北海道空港連合に優先交渉権 - Aviation Wire
- ^ 混雑緩和へ広さ2倍に 新千歳国際線ビル、増築内部初公開-8月30日開業 - 苫小牧民報(2019年7月30日)
- ^ a b 新千歳空港をMICE拠点に。国際線ターミナル直結の多目的ホール「新千歳空港ポルトムホーム」11月オープン - トラベルWatch(2019年4月22日)
- ^ 北海道「新千歳空港 ポルトムホール」が、11月1日にオープン! - 日本コンベンションサービス
- ^ a b 北海道内の7空港、民営化スタート - 日本経済新聞(2020年1月15日)
- ^ 新千歳 新誘導路 暫定供用始まる 国際線と滑走路南端結ぶ 航空機往来の混雑緩和に期待 - 苫小牧民報2020年1月27日
- ^ 新千歳空港に高級ホテル「ポルトム」開業 - 苫小牧民報2020年2月1日
- ^ a b 床面積は2倍に新千歳国際線ビル 拡張工事が完了 - 苫小牧民報2020年4月6日(北海道ニュースリンク)
- ^ 「南側誘導路」を来年3月に供用 新千歳空港 /北海道 - 毎日新聞2019年12月13日
- ^ 新千歳空港、発着枠2割増の1時間50回に 20年春から - 日本経済新聞(2019年7月16日)
- ^ 新千歳、中韓便再開遠く 検疫態勢整備したが… 運航予定の会社なし - 北海道新聞 2020年12月22日
- ^ 新千歳空港A、B駐車場リニューアルについて~2021年7月1日より、駐車場のサービス、料金が変更になります~ - 北海道エアポート2021年6月7日
- ^ 『空港をゆく』イカロス出版〈イカロスMOOK〉、2013年12月。ISBN 978-4863207912。
- ^ 新千歳の防除氷雪作業専用駐機場 15年度以降 利用ゼロ 効率悪く航空会社敬遠 - 北海道新聞2019年4月30日朝刊5面
- ^ “空港の歴史”. 千歳航空協会. 2018年5月3日閲覧。
- ^ a b c “主な所有施設”. 新千歳空港ターミナルビルディング株式会社. 2018年5月3日閲覧。
- ^ “鹿島ダイジェスト-鹿島の主な空港施工実績-”. 鹿島建設. 2018年5月3日閲覧。
- ^ “施工実績”. 岩田地崎建設. 2018年5月3日閲覧。
- ^ a b “「新千歳空港ターミナルビル」のみどころは?”. 日経トレンディ. 2018年5月3日閲覧。
- ^ “新千歳空港国内線ターミナル改修・増築へ”. みんなの空港新聞. 2018年5月4日閲覧。
- ^ 新千歳国内線ビル北側カウンターを刷新 ANA団体とLCC3社移転 苫小牧民報(2018年1月18日)2018年1月18日閲覧
- ^ "新千歳空港国内線旅客ターミナルビル施設整備工事の実施について" (PDF) (Press release). 北海道空港株式会社. 2018年5月3日閲覧。
- ^ a b “新千歳空港国際線旅客ターミナルビルオープン!”. 北海道ファンマガジン. 2018年5月3日閲覧。
- ^ “プロジェクト”. 日建設計. 2018年5月3日閲覧。
- ^ “工事実績”. 荒井建設. 2018年5月3日閲覧。
- ^ “主な実績紹介”. 鹿島建設. 2018年5月3日閲覧。
- ^ "新千歳空港国際線旅客ターミナルビル再編事業の着工式を開催" (PDF) (Press release). 国土交通省東京航空局. 2018年5月4日閲覧。
- ^ a b 国際線客 流れ改善 新千歳拡張 カウンターや保安検査場、入国審査増設 - 北海道新聞2019年8月31日朝刊9面
- ^ 新千歳空港国際線ターミナルビルの旅客施設開業 搭乗カウンター74カ所 - 北海道新聞2019年8月30日夕刊
- ^ "新千歳空港国際線旅客ターミナルビル施設再整備について" (PDF) (Press release). 新千歳空港ターミナルビルディング. 2018年5月3日閲覧。
- ^ “ホテルコムズ新千歳空港 営業終了のお知らせ”. グランビスタホテル&リゾート. 2018年5月7日閲覧。
- ^ 180室ホテルなど 新千歳空港国際線ターミナル増築詳細 - 北海道建設新聞社(2017年11月17日)
- ^ 新千歳国際線ホテル、随所に日本文化 来年1月開業 - 北海道新聞(2019年4月4日)
- ^ “新千歳空港のクールプロジェクト”. 日建設計. 2018年5月4日閲覧。
- ^ “新千歳空港雪冷熱供給システム” (PDF). セントラルリーシングシステム. 2018年5月7日閲覧。
- ^ “平成30年度 国内航空輸送実績について”. 国土交通省. 2020年11月17日閲覧。
- ^ “2021年夏ダイヤ路線便数計画(新規開設・再開・増便)を追加決定!” (PDF). アイベックスエアラインズ (2021年6月10日). 2021年7月27日閲覧。
- ^ フォーカス 発着枠拡大 足りぬ人手 新千歳 地上業務の現場困惑 3年で6割増 官邸主導 - 北海道新聞朝刊 2019年8月29日朝刊3面
- ^ "航空輸送統計年報の概要 平成30年度分" (PDF) (Press release). 国土交通省総合政策局情報政策課交通経済統計調査室. 28 June 2019. 2019年11月7日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2020年3月27日閲覧。
- ^ http://www.city.chitose.hokkaido.jp/index.cfm/98,91015,c,html/91015/20160121-113247.pdf
- ^ a b c d “札幌-九州間に4路線新設 日本エアが免許申請”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1992年4月16日)
- ^ 新千歳*ケアンズ直航便再開*6年ぶり、来年3月まで - フォト北海道(北海道新聞 2004年11月4日)
- ^ 「新千歳―豪・ケアンズ間 定期便きょう就航」『北海道新聞』1992年(平成4年)10月27日付朝刊3面。
- ^ 中国南方航空、4月から新千歳/大連線を再開 A320で週3便 FlyTeam 2019年3月12日付
- ^ LCCノック、10月末に札幌便を就航
- ^ フィリピン航空、新機材導入で路線拡充へ 新千歳/マニラ線の就航もFlyTeam 2018年4月17日付
- ^ フィリピン航空、新千歳/マニラ線就航を12月に再延期、訪日減でTravel vision 2018年10月4日付
- ^ ウラル航空、12月から新千歳/ウラジオストク線に就航 週2便運航へFlyTeam 2018年9月14日付
- ^ “空港連絡バス 乗車券・回数券”. 北海道中央バス. 2018年4月4日閲覧。
- ^ “空港連絡バス”. バスNAVI北海道(北都交通). 2018年4月4日閲覧。
- ^ じょうてつバスとの共同運行だったが、2014年3月1日より北都交通の単独運行になっている。じょうてつからのおしらせ参照。
- ^ “2021年4月1日に日勝線のダイヤを改正します” (PDF). ジェイ・アール北海道バス (2021年3月16日). 2021年4月12日閲覧。
- ^ “たいせつライナー運行開始 旭川-新千歳空港 高速バス”. 北海道新聞 (2018年4月26日). 2018年5月5日閲覧。
- ^ “旭川-新千歳空港間、25日からバス運行”. 日本経済新聞 (2018年4月13日). 2018年5月5日閲覧。
- ^ “網走-新千歳間高速バス2カ月 目標の通年運行に手応え 利用者1便10人台も”. 北海道新聞 (2019年9月13日). 2019年10月1日閲覧。
- ^ @abashiribus (2019年11月8日). "運行再開 決定!!". X(旧Twitter)より2019年11月17日閲覧。
- ^ “あかん湖エクスプレス”. ひがし北海道トラベルラボ. 2019年6月15日閲覧。
- ^ 航空重大インシデント調査報告書 エアーニッポン株式会社所属 JA8596 (PDF)
- ^ 航空重大インシデント調査報告書 スカイマーク株式会社所属 JA767F 全日本空輸株式会社所属 JA8967 (PDF)
- ^ 航空重大インシデント調査報告書 株式会社日本航空インターナショナル所属 JA8904 株式会社日本航空インターナショナル所属 JA8020 (PDF)
- ^ 失敗知識データベース JAL機新千歳無許可滑走
- ^ AA2017-9-1 2016年02月23日 新千歳空港 JA322Jボーイング式737-800型 日本航空株式会社 事故 非常脱出時の乗客負傷 - 運輸安全委員会
- ^ AI2018-1-3 2017年01月19日 新千歳空港滑走路01R終端付近 JA461Aボンバルディア式DHC-8-402型 ANAウイングス株式会社 オーバーラン - 運輸安全委員会
- ^ 新千歳空港、女性客が検査すり抜け 欠航・遅れ相次ぐ - 日本経済新聞(共同通信) 2016年8月5日23時7分 (JST)掲載、2016年8月6日13時40分 (JST)閲覧
- ^ “新千歳空港すり抜け 女性客「出発が迫り焦ってしまった」”. 北海道新聞. どうしんウェブ/電子版(社会) (北海道新聞社). (2016年8月10日). オリジナルの2016年8月10日時点におけるアーカイブ。 2016年8月10日閲覧。
- ^ “新千歳空港すり抜け 混雑時の死角浮き彫り”. 北海道新聞. どうしんウェブ/電子版(社会) (北海道新聞社). (2016年8月10日). オリジナルの2016年8月10日時点におけるアーカイブ。 2016年8月11日閲覧。
- ^ 日本山岳会公式サイト内、『中央分水嶺調査報告書』資料室内の『創立100周年記念事業 日本列島 中央分水嶺 踏査報告書』より。同サイトから報告書のダウンロードが可能。日本語版ウィキペディアでは「中央分水界」だが、同会では「中央分水嶺」の用語を使用している。なお、中央分水界は北海道から九州まで、津軽海峡と関門海峡でもつながっているため、全体での最低地点は津軽海峡内の海底部、陸上での最低地点は両海峡に接する海岸となる。
- ^ JAC創立100周年記念国内登山(中央分水嶺踏査)の山行報告書 (PDF) 、2004年4月15日調査。同調査では新千歳空港と千歳飛行場への立ち入りが出来なかったため、この部分を迂回している。
関連項目
- 空港連絡鉄道
- エフエム・ノースウェーブ - ターミナルビルを運営した北海道空港の子会社であるえんれいしゃがかつての主要株主であり、ターミナル内にサテライトスタジオも置かれていた。
- 札幌飛行場(丘珠空港) - 札幌市にある空港。日本語の行き先表示で「札幌/丘珠」と表記される(新千歳空港は「札幌/新千歳」)。
外部リンク
- 新千歳空港ターミナルビル(北海道空港)
- 新千歳空港 - 国土交通省北海道開発局札幌開発建設部
- 新千歳空港 - 東京航空局
- 新千歳空港【公式運用情報】 (@Chitose_Info) - X(旧Twitter)
- 新千歳空港ターミナルビル (newchitoseairport) - Facebook
- ライブカメラ
- ライブカメラ 新千歳空港 - 札幌テレビ放送(国内線ターミナル屋上)
- ライブカメラ 新千歳空港滑走路 - 札幌テレビ放送
- HBC情報カメラ・いまの新千歳空港 - 北海道放送(セイコーエプソン千歳事業所屋上)
- その他