STAP検証中間報告、理研が27日午後に発表
理化学研究所は26日、STAP細胞の存在を確かめるために4月から実施している検証実験の中間報告を27日午後に発表すると明らかにした。理研改革案や研究不正の防止に向けた行動計画も併せて公表する。
検証実験は理研発生・再生科学総合研究センター(CDB)の相沢慎一氏が統括し、STAP細胞論文の共著者の1人である丹羽仁史プロジェクトリーダーが中心になって進めている。
マウスの細胞を酸につけると万能性を示すとされたことなどを確かめている。理研広報室によると、STAP細胞の再現実験に参加している小保方晴子研究ユニットリーダーの実験結果の報告には触れないという。
理研改革を巡っては、外部有識者で構成した改革委員会がCDBを解体するよう提言しており、行動計画では、理研がCDBの解体について触れるかが焦点となる。行動計画の会見には野依良治理事長も出席する予定で、自身の責任に言及するかも注目される。