石川県 能登豪雨被災者の2次避難 10月中旬開始
石川県は1日、能登地域の豪雨で被害を受けた人の2次避難の開始について、10月中旬を目標とする方針を明らかにした。金沢市など能登以外のほか、能登の中でも避難先を確保して生活環境を改善する。
2次避難者については9月30日時点で、計36施設で約900人の受け入れが可能になった。うち22施設は能登にある。同日、記者会見した馳浩知事は「なるべく被災地に近い地域での受け入れを進めた方がいいと考えている。希望者が増える場合には近隣地域にも声をかけ、避難所が足りないという状況はつくらない」と話した。
記者会見では9月1日現在の石川県の人口の推計結果が109万9086人と110万人を割ったことにも言及した。1月の地震で被害が大きかった奥能登で人口減少が加速している。馳知事は「インフラを復旧させ、魅力あるふるさとをつくるのは行政の責任。能登に住みたいという声に応えたい」と話した。