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2024-10-11

柔道選手の回想を聞いてほしい 2


柔道部顧問になって二年目の話をする。

この年度の末で学校教諭を辞めている。ラストイヤーである。思えばあっという間だった。上の秋季大会の後も、大なり小なり大会があったが、目立つ成果はなかった。

実力というよりは、柔道部全体の精神力、やる気、気合いの問題だった。センスがありそうな子はいたが、『本気』になり切れない。なぜかはわからないが、若者特有の殺気に満ちた闘志というか、「目の前の相手を殺してやる」という滾(たぎ)りが見られない。

特に、格上相手に戦う場面がそうだった。勝つとか負けるとかじゃなく、全力でぶつかってみせようという気概を感じない。

そんな中で、T君はじわじわと実力を伸ばしていた。この頃だと、ベンチプレスは140kgを上げるようになっていた。

ベンチプレスの記録と柔道の強さは直接関係ない。念のため

柔道の動きはボテボテとした感じだったが、それでもサマになってきていた。高校から柔道を始めた関係で、高一の頃が特に弱かったらしい。当時は、毎日のように先輩や同級生から千切っては投げられていたという。

シゴキ以外にも、いろいろあったようである。当時の先輩連中からは相当イジられていたらしい。T君の同級生柔道部員が、確かこんな内容を回想していたっけ。



≪~練習時間中~≫

「おいチクビ。何を寝とる。はよ畳の上から立て!!」

「今、こいつに筋肉ドライバーしてやったら、首めっちゃ抑えて転がっとるしwwwww」

「いつまで畳で寝とんなや。早う起きんとチクビねじ切るどっ!」

「チクビ君さあ。今度の公式大会の時に、絶対シャイニングウィザードしてよ。武藤敬司好きなんやろ」

 ※本当にやって反則負けになったらしい

プロレス好きなんだって?これからダブル大外刈りするから付き合ってくれ」



彼が弱かった頃は、部内でもやられたい放題だったようだ。しかしこの頃、高三の手前になると、彼は部内で№1になりつつあった。皆、彼に一目置くようになっていた。当時、部のキャプテンだった100kg超級の子乱取りをしても吹っ飛ばされない。

それでも基本的には、いじられキャラだった。先輩からも後輩からもいじられていた。しかし、彼はどんな時でもリアクションを欠かさず、スマイルで彼らに応えていた。

そういえばT君は、毎日必ず昼休み柔道場に来て、一人で弁当を食べていたっけ。一人飯には理由がある。弁当を食べた後に、ヤツは筋トレを始めるのだ。ベンチプレスを始めとして、腹筋に、背筋に、あとは自転車ゴムチューブを柱に括り付けての打ち込み練習、あとはシャドー柔道か。さすがにカマキリ相手にしてないと思うが……。

休み柔道場に行った折、彼を何度も見ている。ベンチプレスが一番好みのようだった。自分自身が成長する実感とでも言えばいいのか、月ごとに最高記録が上がっていくのが面白かったのだろう。

柔道界の公式回答としては、高校生に器具を用いた本格的な筋トレをさせるべきじゃない。この時期(小中~高校生)は、技術に磨きをかける時期だ。ベンチプレスその他で測れる筋力は、試合ではそんなに使わない。柔道に本当に必要なパワーというのは、柔道をすることでしか身に付かない。すなわち組み手の練習とか、立技・寝技乱取りを通じてしか、そのスポーツ必要な『体力』は見に付かない。

しかし、T君には時間がない。彼にとっての柔道は、おそらく高校で終わりである時間がなさすぎる。だったら、ひたすら筋トレに励む道があってもいいんじゃないか。当時はそんなこと考えながら、昼休憩中のT君のトレーニング風景を眺めていた。



高三の四月時点で、彼の体重は約78kgだった。一年前はボンレスハムのような体形だったが、スマートになっていた。何より、当時のT君は部内で一番やる気があった。何事にも一生懸命だった。鍛えがいがある。

さて、高三最後公式戦は六月だった。ここまでには仕上げたい。幸い、四月にあった市内大会では、彼は5位入賞果たして大会出場を決めていた。順々決勝では、昨年の秋季大会で当たった強豪校の選手に内股で一本負け(空中一回転半させられた)だったが、そこから2回勝って5位になった。

それから大会までの約二か月、T君を鍛えまくった。

柔道場での立ち技乱取りでは、納得いくだけの投げを打てるまでひたすら稽古を続けた。T君に対し、組み手の位置自由にさせて、技も全部受けてやる。その代わりクオリティは一切妥協しない。俺が納得いくまで休憩すらさせない。

「おい、T。苦しくっても、苦しそうな顔すんな。相手にバレんぞ。ビビってるとな、わかんだよ。相手によ~!!」」

すると、唇を引き締めるようにしてT君は、距離を取ってこちらの様子を伺っている。

ああ、これは。技に入るのを狙ってるな。相手高校生だとすぐにわかる。

「技に入るのを狙うな。狙わなくていい。(お前の反射神経だと)無理だから!! とにかくたくさん、技をかけろ。連続しろ連続ちゃんと技は繋がるから。お前の感性でいいんだよ。考えるな、感覚でやれ」

実際、高校レベル試合だと技が下手くそでもいい。とにかく数。連続性が大事だ。

ただやはり、T君は運動神経が鈍いようで、へっぽこな大内刈りに小外掛けや、ボテボテとした払い腰しかできなかった。ヤツが俺に珍しく内股をしかけると、「ポフッ」という効果音とともにヤツが弾かれる。そんなレベルだった。素人未満である

「今のお前の柔道、ほかの選手乱取りやってるのと違うじゃん。俺用の柔道か~、そのへっぽこなのはよ~」

T君の柔道は、俺と乱取りしてる時はモードが違ってる。まるで、何かの専用の練習でもしてるようだった。

ヤツはまた内股をしかけてくるが、全然効いてない。運動神経とか、技に入る姿勢問題じゃなくて、組み手が下手くそ(≒柔道着の握る位置おかしい)なのだ。いいところを掴めてない。せっかく自由に組ませてるのに。

ただ、T君に組み手争いを教えるには、もうタイムオーバーである。「思いっきりイイと感じるところを掴め!」くらいしか教えていない。

だが、連続して技を掛け続ければ可能性が見えてくる。うまく相手が転がれば、彼が得意とする寝技に移行するラインも見えてくる。

ヤツと乱取りしている最中、よく檄を飛ばしたっけ。

「オーイ、てら。何止まってんだよ! 動け、動け。変数作れ。チャンスがないと思ってんの、お前だけだよ」

彼はヘロヘロになって大内刈りを放つのだが、俺に効くはずもなく。間隔を取って、釣り手と引き手(※柔道用語適当にググってほしい)を上下ブンブン振り回したなら、ジャイアントスイングみたいになって、T君が畳をゴロゴロ転がっていく。築地市場の床面を滑っていくマグロのようだった。

「オーイ、俺お前よりも軽いんやぞ。吹っ飛ばされてどうすんだよ」

T君が立ち上がると、顔が真っ赤になっていた。熱中症の人でもこうはならないだろう。それくらい真っ赤だったよ。

ゆっくりと俺に近づいてくると、釣り手の方でパンチするみたいに組み手を取ろうとしてきた。それを弾いて、逆に奥襟を取り返してやった。すると、ヤツも負けじと奥襟を取ってくる。

「力比べで俺に勝てるか」と思ったが、ヤツも結構強かった。睨み合ってたが、T君の耳が真っ赤になってるのを見た。

この頃になると、彼の耳は潰れていた。餃子耳というやつだ。努力の証である。大半の柔道選手餃子耳にならない。本気で寝技練習した証である

こんな光景を見ながら、ある漫画セリフを思い出していた。 技来静也が描いた漫画作品の、確かこの場面だったはず。



……呼吸(いき)を乱すなセスタス 恐怖心を意志の力ねじ伏せろ 怯えは判断(よみ)を狂わせる 恐れは疲労を増幅させ 病魔の如く五体を蝕む 眼を逸らすな! 敵の刃を見極めよ 胆力こそ防御の要だ 殺意と向き合う勇気を持て

拳闘暗黒伝セスタス 2巻より





T君に必要なのはこの心境だった。

だって中学生高校生の頃は、練習が恐ろしいことがあった。寝技最中に、殴られ、蹴られ、締め落とされ、「殺される」と思ったことが幾度となくある。だが、試練を乗り越えるだけの胆力を身に付けないことには、いつまで経っても二流以下である

こういう感覚は、今時のZ世代みたいなやつがあるじゃん。ああいう子達には伝わらないんだと思う。「○○が上手になりたい、強くなりたい」って? 本当にそうなりたいなら、命くらい投げうってみせろ。

2024年現在だって野球でもサッカーでも、バレーでもテニスでもゴルフでも、スケボーでもブレイキンでも、将棋だって囲碁だって、その道で超一流の奴はな、自分の命かけてその道を歩んでんだよ。

さて、T君との練習の続きである

立ち技が終わると、次は寝技だ。T君が強敵相手に勝とうと思ったらこしかない。それくらい、彼の運動神経絶望的だった。立ち技の才能がない。当時のT君が「生まれつき運動神経が切断されてるんです」と言ったら、信じたかもしれない。

柔道場の端にある、寝技乱取り開始を示すタイマー(ブザー)が鳴ると、俺はさっそく横四方固めでT君を押さえつけて、右拳の先を太ももに突き立てた。するとT君は痛がって、俺の腹を突いて逃れようとする。

「お前、俺に力で勝てんの、勝てんの? 勝てないでしょ!? 頭使わんと、ほら。前に教えたやろ? 逃げ方を……」

四方固めで抑え込まれ状態のT君は、腕をなんとか両者の間に差し込んで、背筋で跳ねて逃れようとした……それが正しいやり方だったら、そのまま逃がしてやる。それで、また瞬間的にヤツに覆いかぶさって、抑え込みに持っていくのだ。T君は逃げる。ひたすらそれを繰り返す。

俺の抑え込みから逃れたとしても、T君がこっちに向かってこず、亀の姿勢になろうとすると、すかさず両手で奴の柔道着の胴と太腿を掴んだ。

「よいしょっ」と持ち上げると、奴の体がひと時宙づりになった。そのままクルリとひっくり返して、横四方固めでまた抑え込んだ。今の選択はアウトだ、敵前逃亡である。この寝技練習では、攻撃行動以外は認めない。

寝技になると、T君がたまに覚醒する。俺の動きがわかってたみたいに、例えば、真上から抑え込もうとした俺の膝をピンポイントで蹴っ飛ばして、転がして、そのまま上に乗ってしまう。

俺は両足をヤツの足に絡めてガードするのだが、巧みに外して、抑え込みに持っていく――縦四方固めが完成した。

いいねいいねー!!」

こんな具合で、いい動きをした時には認めてやる。褒めるんじゃない、認めるのだ。そいつのパワー、気概、実力を。褒めるってのは、親が子どもにやるものだ。コーチ選手って対等な関係だろ。

T君は膂力(りょりょく。腕の力)があるうえに、寝技センスがあった。寝技というのは、ガッチリ決まると体力差に関係なく勝利できる。当時まだ20代半ばだった俺の体力はT君をはるかに上回っていたが、それでも抑え込みから脱出できないことがあった。

ただ、悲しいかな。彼にあるのは寝技だけだった。立ち技は本当にダメだった。まったく才能がなかった。

せっかくパワーがあるのに、釣り手で相手の奥襟や背中を掴むことは皆無であり、いつも前襟だった。運動神経がないから、せっかく神業的なタイミング大内刈りや払い腰に入ることができても、相手を投げるに至らない。遅すぎるのだ。

ただ、彼はよくやっていた。性格キャラクターはいじられ系芸人のそれだったけど、リアクションはよかったし、部員みんなから好かれる存在だった。そういう雰囲気をもった人間だった。



時期は半年ほど戻る。

いつぞやの試合でT君を内股で吹っ飛ばし名門校選手と、ラーメン屋で同席したことがある。T君と俺と、あの選手N君が一緒になったということは、おそらく試合の帰りだったのだろう。

あれは、福山駅の駅舎の外に入っているラーメン屋だった。名前は忘れた……なんとか吉だったはず。そこで、T君にラーメンをおごってやろうとして、カウンター席がいっぱいで4人掛けのテーブル席に通された。

そしたら、おかみさんが来て、「相席でもいいですか?」と言うのだ。それで待っていたら、N君ともう1人の柔道高校生が向かいテーブルに付いた。2on2の相席Styleである

そのN君だが、痩せ気味で精悍な顔つきをしていた。体形は相当細身で、背丈は185くらいか。T君と同じく81kg級選手である。もう1人は、100kg超級とおぼしき超アンコ体系の子だった。棟田選手以上の丸々とした感じだ。

2人とも、耳は完全に潰れていた。どちらも社会人に近しい貫禄があった。眼光が鋭い。スポーツ特待生で高校入るような奴って、雰囲気からして違ってる。

俺の耳もやはり潰れている、大学卒業して釈迦デビューするにあたり、手術で直すという選択肢もあったが、餃子耳の方がハクがつくと考えていた。T君の耳は、この時潰れかけだった。

会話、どんなだったかな。そうだ、N君がT君に話しかけてきたんだ。

それでT君も、ラーメンを待ちつつ水を飲んで彼と話をしてた。

思い出せる範囲だと、こんな会話だった。覚えてない箇所は端折っている。

「なあ、君。オレと試合したことない?」

「うん、あるある一年生の時と、こないだの秋の新人戦で」

「君さ、いつから柔道やってるの」

高校入ってやっとるよ」

「そうなんだ。やっぱりこの辺の学校は、そういう子が多いのかな」

わからんけど。N君はいから柔道しとんの?」

「4才から横浜で始めた。高校からこっち」

「えー、すごいやん」

「親に無理やり。両親とも柔道してて」

「それで、ここまで強くなれたんや。すごいね

努力たからな~」

「内股めっちゃすごいやん。カミソリみたい。サクッと相手が飛んでくよね。マジですごい」

伝家の宝刀な。あれだけは自信ある。けど、強いヤツは世の中にいっぱいいるし。俺もまだまだよ」

自分、N君には一生敵わないな。多分。こないだの試合、内股で空中5回転しとらんかった?」

「(テーブルを叩きながら)してた、してた!! なあ~」

 ※隣の高校生が関心なさそうに頷いていた

もっと勢いが強かったら、会場の窓ガラスを突き破って護国神社に落ちとったよ」

ハハハハ、お前、面白いな~!!」

「え~、うそ~。そんなに面白い?」

このあたりで、俺のイラつきを察したのか、N君の隣の高校生が彼を小突いた。

「T君さ。今度オレと試合するのいつになるかな」

「冬に県に繋がる個人戦がなかった?」

「それ、無差別級だけだろ。あの大会は、ベスト8までは全部うちの高校が占めるし、そこまで登ってこられる? それにベスト8が決まったら、例年それで市大会は終わり。解散。1位から8位の順位はうちの監督が決める」

「えー、そういう仕組みなん?」

ここで、隣の高校生がN君の肩を叩いた。

「そう、そういう仕組みな。次の試合は春しかない。あと1回だけのチャンス」

「うん、当たるの楽しみにしてる」

「言ったな!? 次に試合する時は、空中8回転だから

「そんなんされたら、自分死ぬし!! ボンレスハムだし、チャーシューだし、畳をバウンドちゃうよ」

「楽しみにしてる」

ここらへんの場面で注文したラーメンがきた。それで、あとは皆黙々とラーメンとか餃子を食べて、解散した。

あの店は、とんこつラーメンアレンジ系が美味かった。当時はよく利用してた。もう軽く十年以上は行ってない。残りの人生で行くこともないのかもしれない。

※書いてるうちに思い出した。福山駅前の八十吉ラーメンである

ただ、あの頃のT君とは、できれば一緒に行きたくないな。財布的な意味で、

当時、たまに2人きりでご飯をおごってやることがあったけど、あいつ、ラーメン替え玉4杯+チャーハンから揚げ+餃子5人前とか食べ切っててビビったわ……食欲が凄まじい。ラーメンが4杯で終わりなのは、その頃にはスープが無くなるからだ。

俺はその半分しか食えなかった。食欲においては、完全に俺の負けである事実だ。認めるしかない。

そんなこんなで、最後公式戦までの日々は風のように過ぎていった。



この匿名ダイアリーを書くにあたり、約二十年前の記憶を思い返している。正確じゃない部分はあろうけど、そこまで間違った内容でもないはず。一部ではあるが、当時の記録媒体を基にして書いてることもある。

あの日々は、けっこう幸せだった。柔道部の成績は悪かったけど、気合いが入った部員も出てきていた。そういえば、あの時そういう行為をした女子マネージャー(妹)も、あれから特にトラブルはなかった。これまでどおりの、柔道部顧問マネージャー関係だった。いや……ごく稀にプライベートで会うことがあったか

何度か変なことがあった。双子の姉の方と柔道場の入口で談笑してると、妹の方がやってきて一緒に話に入ったのだ。不自然タイミングで。無理やりに近い。それは、姉じゃないもう一人のマネージャーと話してる時もそうだった。

ちなみに姉の方は、マネ子に比べると若干明るい性格だった。俺ともT君ともほかの部員とも仲良くやってた。天性のコミュニケーション能力があるタイプだった。底抜けに明るいわけじゃないけど、不思議安心感のある、温かみのあるキャラクターだった。

マネ子の態度は、上記を除いては普通だった。何か月かに一度は、俺も含めた部員みんなにお菓子を作ってくれたし、バレンタインデーには手作りチョコレートくれたし、大会前には率先して雑用を命じてほしいと志願したし、俺の誕生日ネクタイピンをくれたこともある。

私学だし、まあいいかと思ってもらってた。あの子の財布は大丈夫かなと思ったが、月のお小遣いが一万円と聞いて納得した。友達と遊びに行く時などは、母親から別途お金がもらえるらしい。医者の娘は違うな……と、月四千円の小遣いで寮暮らしをしていた高校時代に想いを馳せたっけ。

別に、妹の方とまたセックスしたいとは思わなかった。「したい」という欲求はあったけど、でも教師としての責任感が勝ったのだ。 訂正;間違った記憶だった

ただ、俺という人間は、やはり異常だったと思う。ちょっと性欲が強いのは間違いない。そちらの方には正直だった。あとは~~子どもの頃に柔道陸上をしてたのだが、絶対にうまくなりたい! という情念が強くなりすぎて、体を痛めて指導者に怒られることがあった。夢や目標に対しては猪突猛進だった。

性欲、性欲……と、今思い返してみて、人としてよくなかったと思えるものを最低3つは思い出すことができた。ひとつだけ、あれはまだ5才か6才の時か。両親が忙しい家庭だったので、日常の世話は祖母が見てくれていた。いつも、祖母実妹と一緒に寝床についていた。

いつからだろうか。動機は定かではないが、まあ原初感情とでも言おうか。夜に寝床にいる時、暗闇の中で祖母と一緒に寝ている時に、祖母衣服を脱がせていた。「ねえ、ばあちゃん。服、服脱いで」と無邪気に笑って、祖母の服を脱がせていた。それで裸にする。

そして、お互いに裸になって、抱き合って布団の中で眠るのだ。抱き合うだけじゃなくて、ほかにも明らかに色々してたけど、やはり幼子とはいえ異常な行動だったと思う。

妹に対してもそうだった。妹に対しては、ほぼ毎日のように服を脱がせていた。妹は「いいよ」と言ったこともあったし、「いやだ」と言うこともあったけど、お構いなしに服を脱がせた。祖母が近くにいても関係なかった。とにかく脱がせて、納得いくまで裸で抱き合っていた。原初感情だった。

愚かなことだった。反省している。でも、あの時の感情は本物だった。あの時、まだ小学生ですらなかったけど、俺は「女を抱きたい」と確かにそう思っていた。リアルだった。

次です

https://anond.hatelabo.jp/20241011192839

2024-10-08

海面上昇は場所によって上昇幅が違う

“50年500億ドル湿地復元へ…消える故郷も 沈みゆく街と巨大プロジェクト報道ステーション】(2024年9月30日)

https://www.youtube.com/watch?v=NLe_JY0kBPk

この動画を見てて以下のコメントが気になった

湿地帯だから地盤沈下しているだけだと思う。海面上昇がそこまで起こってたら、あちこち都市でも湿地帯になて無いのが理由

たし🦀

ニューオリンズが海面上昇で沈んでるなら他も沈んでるはず

Climate Change: Global Sea Level | アメリカ海洋大気

https://www.climate.gov/news-features/understanding-climate/climate-change-global-sea-level

1880年以降、世界の平均海面はおよそ8~9インチ(21~24センチメートル)上昇しています

2023年世界の平均海面は1993年より101.4ミリメートル(3.99インチ)上昇し、衛星記録(1993年現在)における年間平均最高値となりました。

一部の海域では、衛星記録の開始以来、海面が 6 ~ 8 インチ (15 ~ 20 センチメートル) 上昇しています

地域差存在するのは、風と海流の強さの自然な変動によるもので、これが海洋の深層がどこにどれだけの熱を蓄えるかに影響します。

陸上特定場所における過去および将来の海面上昇は、 地盤沈下、上流の洪水制御浸食地域の海流、および氷河期消滅した氷河圧縮重量から土地がまだ回復または再定住しているかどうかなどの地域要因により、世界平均よりも多いか少ない可能性があります

なんと海面上昇は場所によって影響度が違うのか

じゃあ日本は?

Climate change transforms Pacific Islands | 世界気象機関

https://wmo.int/news/media-centre/climate-change-transforms-pacific-islands

日本温暖化の影響強い「ホットスポット海水温上昇など列島周辺の急変に警戒感

https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000326633.html


なるほどやはり23区東部沿岸部不動産微妙だな

温暖化による地価への悪影響があっても不思議ではない

2024-10-07

[]【悲報】ワイ氏、自分容姿に興味がなさ過ぎる

ワイ、中年になる今まで自分デコ広だと思ってたけど、まさかのやや狭かった模様

そして、顔の比率、上パーツ・中パーツ・下パーツが 1:1:1 だった模様

知るきっかけは、暇だったからやったAI顔診断。嘘やろ?と測ってみたけど、マジでほぼ 1:1:1 だったわ

それから、ワイは丸目だったらしい。ただ、丸目芸能人画像検索して丸目の画像を見てもよくわからんかったわ

ネット個人情報は控えるに限るので、これ以上のお顔の詳細は伏せるが、他も盛大に自己認識と異なっていた模様

ちな、タクシーの人や数年前に行ったお店の店主に覚えられる顔

https://anond.hatelabo.jp/20200907030054#

https://anond.hatelabo.jp/20200907031735#

 

身内に話したら、『そうだよ(そうだよ)』『マジかよ、何を今更・・・』『何を鏡で見てるの?』って言われたやで😉

 

これ、大学生新社会人が言ってるならまだしも、まさか中年が言っているからなぁ・・・

それも、なんらかの事情で引きこもってた人や鏡が見れない人ではなくて、フツーに働いてきた人、

ついでに重要用事がある時は自分能力で出来る範囲内で盛る人が言っているからな

こういうところやっぱ逸般人で、人々を『⁉️』(ファン!) ←メタルギア異変に気付いた時のSE https://youtu.be/U5Z76XLEwRM ってさせるのやろな・・・

 

達観していて、自分の顔がどうなってもべつに気にしないとかではなくて、

軽い相貌失認かつ、逸般人のため、自分が興味がないことに対しては完全に興味関心がゼロになってしまうだけなんだけど、

もっと自分の顔に、欠損や大きな傷やアザがないことに感謝して、大切にしなきゃなぁって思いました (これはマジでそう)

自分の顔、いつもありがとう

 

ただ、おっさん・おばさんになったら自分の顔に責任を持たなければならない(長年の習慣や性格が顔に癖として出る。口角とかシワの出方などなど)とか、

古今東西言われてきてるけど、ど〜もそういう気にはならんのよな・・・

『おま、数行前に、”自分の顔、いつもありがとう” って書いた側から、何言ってんの?』って話で、それはそう(それはそう)なんだけど、とにかく興味が持てない

欠損や大きな傷やアザがないことに感謝はしてるし、それらの状態になったらめちゃくちゃ凹むと思うので、失われてからではなく、いま大事しなきゃなとは思うものの、

まれてこの方、いわゆる美男美女になりたいと思ったことが一度もない

そもそも人がロクに見分けがつかないし、よほど個性的でもなければ顔を覚えていられないので、仕方がない

 

ちなみに、顔をあまり見分けられない・覚えてられないワイが、なにで人を見分けているかというと、髪型服装や体格である

人の体格は(顔に較べたら)注視するので、割とよくマッチョになりたいとは思っている

なお、筋トレが1日以上続いたことはないし、ジムの優良会員(月額費払って来ない幽霊会員)で、

朝起きたら自然マッチョになっていないかなぁと割とよく思っている、清々しいダメ人間である

 

ただ、顔に較べたら遥かに興味はあるものの、自分の体型もびっくりするくらい興味がなく、自己認識客観的事実が異なっている

これも、大学生新社会人が言ってるならまだしも、まさか中年が言っているからなぁ・・・

しかも、服をオーダーメイドしたり、既製品はほぼ直して着てる(時にTシャツも直す)人の発言なので、人々を『⁉️』(ファン!) https://youtu.be/U5Z76XLEwRM ってさせるのやろなぁ

採寸しているので、自分サイズは知っているんだけど(3D計測したこともある)、ずっと自分の足は平均より長い方だと思ってたのよな・・・

なお、足が長いと思っていた根拠は、学生時代、幅跳び・高跳び・跳び箱、ハードル走が得意だった為

ワイ氏、スキップが出来ない系の人類だった為、先生すら陸上を薦めてくれなかったし、ワイ自身も飛び込もうとは思わなかったが、

『あれ?すごくね?』『おま、なんで飛べるんだ?』みたいに当時言われてた

ワイはそれを『人よりも足が長いから得意だったのだろう』と中年になるまで認識してきたけど、ある時、日本人の足の長さの平均を見た時、驚いたよね

 

ーーーワイ・・・平均よりも、足短いやんけ!!!!!!😱

 

 

身内に話したら、『そうだよ(そうだよ)』『その長さで自分の足が長いって思うとかある?』って爆笑されたやで

『じゃあなんで、幅跳び・高跳び・跳び箱が出来たの!!』😡って言ったら、『知らん』😐って言われたやで

 

 

ちなみにAIちゃんに聞いたら、速筋がどうたらって言ってました

かに筋肉は付きやすい方かもしれない、というか、ジムで骨密度筋肉量測ると、みんなアレってなるのよな

平均よりもあるじゃんみたいな・・・(なお、腕立ても腹筋も出来ないし、握力検査心配になる結果が出る模様)

占いレベルの精度という噂もあるけど、今度、スポーツ遺伝子検査やってみようかな・・・

 

あと、トランポリンやってたことも影響してそうってAIちゃんに回答された

中年になってから競技用のトランポリンで飛んだけど、トランポリンはたのしい(たのしい)

 

 

とりあえず、容姿どうたら以前に、健康健康寿命というものがあるので、身体は鍛えたいなぁと思いました(ずっと同じ事を言っている)

2024-10-01

与次郎用事というのはこうである。――今夜の会自分たちの科の不振の事をしきりに慨嘆するから三四郎もいっしょに慨嘆しなくってはいけないんだそうだ。不振事実であるからほかの者も慨嘆するにきまっている。それから、おおぜいいっしょに挽回策を講ずることとなる。なにしろ適当日本人を一人大学に入れるのが急務だと言い出す。みんなが賛成する。当然だから賛成するのはむろんだ。次にだれがよかろうという相談に移る。その時広田先生の名を持ち出す。その時三四郎与次郎に口を添えて極力先生賞賛しろという話である。そうしないと、与次郎広田食客だということを知っている者が疑いを起こさないともかぎらない。自分は現に食客なんだから、どう思われてもかまわないが、万一煩い広田先生に及ぶようではすまんことになる。もっともほかに同志が三、四人はいから大丈夫だが、一人でも味方は多いほうが便利だから三四郎もなるべくしゃべるにしくはないとの意見である。さていよいよ衆議一決の暁は、総代を選んで学長の所へ行く、また総長の所へ行く。もっとも今夜中にそこまでは運ばないかもしれない。また運ぶ必要もない。そのへんは臨機応変である。……  与次郎はすこぶる能弁である。惜しいことにその能弁がつるつるしているので重みがない。あるところへゆくと冗談をまじめに講義しているかと疑われる。けれども本来性質のいい運動から三四郎もだいたいのうえにおいて賛成の意を表した。ただその方法が少しく細工に落ちておもしろくないと言った。その時与次郎は往来のまん中へ立ち留まった。二人はちょうど森川町神社鳥居の前にいる。 「細工に落ちるというが、ぼくのやる事は自然の手順が狂わないようにあらかじめ人力で装置するだけだ。自然にそむいた没分暁の事を企てるのとは質が違う。細工だってかまわん。細工が悪いのではない。悪い細工が悪いのだ」  三四郎はぐうの音も出なかった。なんだか文句があるようだけれども、口へ出てこない。与次郎の言いぐさのうちで、自分がまだ考えていなかった部分だけがはっきり頭へ映っている。三四郎はむしろそのほうに感服した。 「それもそうだ」とすこぶる曖昧な返事をして、また肩を並べて歩きだした。正門をはいると、急に目の前が広くなる。大きな建物が所々に黒く立っている。その屋根がはっきり尽きる所から明らかな空になる。星がおびただしく多い。 「美しい空だ」と三四郎が言った。与次郎も空を見ながら、一間ばかり歩いた。突然、 「おい、君」と三四郎を呼んだ。三四郎はまたさっきの話の続きかと思って「なんだ」と答えた。 「君、こういう空を見てどんな感じを起こす」  与次郎に似合わぬことを言った。無限とか永久かいう持ち合わせの答はいくらでもあるが、そんなことを言うと与次郎に笑われると思って三四郎は黙っていた。 「つまらんなあ我々は。あしたから、こんな運動をするのはもうやめにしようかしら。偉大なる暗闇を書いてもなんの役にも立ちそうにもない」 「なぜ急にそんな事を言いだしたのか」 「この空を見ると、そういう考えになる。――君、女にほれたことがあるか」  三四郎は即答ができなかった。 「女は恐ろしいものだよ」と与次郎が言った。 「恐ろしいものだ、ぼくも知っている」と三四郎も言った。すると与次郎が大きな声で笑いだした。静かな夜の中でたいへん高く聞こえる。 「知りもしないくせに。知りもしないくせに」  三四郎憮然としていた。 「あすもよい天気だ。運動会はしあわせだ。きれいな女がたくさん来る。ぜひ見にくるがいい」  暗い中を二人は学生集会所の前まで来た。中には電燈が輝いている。  木造廊下を回って、部屋へはいると、そうそう来た者は、もうかたまっている。そのかたまりが大きいのと小さいのと合わせて三つほどある。なかには無言で備え付けの雑誌新聞を見ながら、わざと列を離れているのもある。話は方々に聞こえる。話の数はかたまりの数より多いように思われる。しかしわあいにおちついて静かである煙草の煙のほうが猛烈に立ち上る。  そのうちだんだん寄って来る。黒い影が闇の中から吹きさらしの廊下の上へ、ぽつりと現われると、それが一人一人に明るくなって、部屋の中へはいって来る。時には五、六人続けて、明るくなることもある。が、やがて人数はほぼそろった。  与次郎は、さっきから煙草の煙の中を、しきりにあちこちと往来していた。行く所で何か小声に話している。三四郎は、そろそろ運動を始めたなと思ってながめていた。  しばらくすると幹事が大きな声で、みんなに席へ着けと言う。食卓はむろん前から用意ができていた。みんな、ごたごたに席へ着いた。順序もなにもない。食事は始まった。  三四郎熊本赤酒ばかり飲んでいた。赤酒というのは、所でできる下等な酒である熊本学生はみんな赤酒を飲む。それが当然と心得ている。たまたま飲食店へ上がれば牛肉である。その牛肉屋の牛が馬肉かもしれないという嫌疑がある。学生は皿に盛った肉を手づかみにして、座敷の壁へたたきつける。落ちれば牛肉で、ひっつけば馬肉だという。まるで呪みたような事をしていた。その三四郎にとって、こういう紳士的な学生親睦会は珍しい。喜んでナイフフォークを動かしていた。そのあいだにはビールをさかんに飲んだ。 「学生集会所の料理はまずいですね」と三四郎に隣にすわった男が話しかけた。この男は頭を坊主に刈って、金縁の眼鏡をかけたおとなしい学生であった。 「そうですな」と三四郎は生返事をした。相手与次郎なら、ぼくのようないなか者には非常にうまいと正直なところをいうはずであったが、その正直がかえって皮肉に聞こえると悪いと思ってやめにした。するとその男が、 「君はどこの高等学校ですか」と聞きだした。 「熊本です」 「熊本ですか。熊本にはぼくの従弟もいたが、ずいぶんひどい所だそうですね」 「野蛮な所です」  二人が話していると、向こうの方で、急に高い声がしだした。見ると与次郎が隣席の二、三人を相手に、しきりに何か弁じている。時々ダーターファブラと言う。なんの事だかわからない。しか与次郎相手は、この言葉を聞くたびに笑いだす。与次郎ますます得意になって、ダーターファブラ我々新時代青年は……とやっている。三四郎の筋向こうにすわっていた色の白い品のいい学生が、しばらくナイフの手を休めて、与次郎の連中をながめていたが、やがて笑いながら Il a le diable au corps(悪魔が乗り移っている)と冗談半分にフランス語を使った。向こうの連中にはまったく聞こえなかったとみえて、この時ビールのコップが四つばかり一度に高く上がった。得意そうに祝盃をあげている。 「あの人はたいへんにぎやかな人ですね」と三四郎の隣の金縁眼鏡をかけた学生が言った。 「ええ。よくしゃべります」 「ぼくはいつか、あの人に淀見軒でライスカレーをごちそうになった。まるで知らないのに、突然来て、君淀見軒へ行こうって、とうとう引っ張っていって……」  学生ハハハと笑った。三四郎は、淀見軒で与次郎からライスカレーをごちそうになったもの自分ばかりではないんだなと悟った。  やがてコーヒーが出る。一人が椅子を離れて立った。与次郎が激しく手をたたくと、ほかの者もたちまち調子を合わせた。  立った者は、新しい黒の制服を着て、鼻の下にもう髭をはやしている。背がすこぶる高い。立つには恰好のよい男である演説いたことを始めた。  我々が今夜ここへ寄って、懇親のために、一夕の歓をつくすのは、それ自身において愉快な事であるが、この懇親が単に社交上の意味ばかりでなく、それ以外に一種重要な影響を生じうると偶然ながら気がついたら自分は立ちたくなった。この会合ビールに始まってコーヒーに終っている。まったく普通会合であるしかしこのビールを飲んでコーヒーを飲んだ四十人近くの人間普通人間ではない。しかもそのビールを飲み始めてからコーヒーを飲み終るまでのあいだに、すでに自己運命の膨脹を自覚しえた。  政治自由を説いたのは昔の事である言論の自由を説いたのも過去の事である自由とは単にこれらの表面にあらわれやす事実のために専有されべき言葉ではない。我ら新時代青年は偉大なる心の自由を説かねばならぬ時運に際会したと信ずる。  我々は古き日本の圧迫に堪ええぬ青年である。同時に新しき西洋の圧迫にも堪ええぬ青年であるということを、世間に発表せねばいられぬ状況のもとに生きている。新しき西洋の圧迫は社会の上においても文芸の上においても、我ら新時代青年にとっては古き日本の圧迫と同じく、苦痛である。  我々は西洋文芸研究する者であるしか研究はどこまでも研究である。その文芸のもとに屈従するのとは根本的に相違がある。我々は西洋文芸にとらわれんがために、これを研究するのではない。とらわれたる心を解脱せしめんがために、これを研究しているのである。この方便に合せざる文芸はいかなる威圧のもとにしいらるるとも学ぶ事をあえてせざるの自信と決心とを有している。  我々はこの自信と決心とを有するの点において普通人間とは異なっている。文芸技術でもない、事務でもない。より多く人生根本義に触れた社会原動力である。我々はこの意味において文芸研究し、この意味において如上の自信と決心とを有し、この意味において今夕の会合一般以上の重大なる影響を想見するのである。  社会は激しく動きつつある。社会産物たる文芸もまた動きつつある。動く勢いに乗じて、我々の理想どおりに文芸を導くためには、零細なる個人を団結して、自己運命を充実し発展し膨脹しなくてはならぬ。今夕のビールコーヒーは、かかる隠れたる目的を、一歩前に進めた点において、普通ビールコーヒーよりも百倍以上の価ある尊きビールコーヒーである。  演説意味ざっとこんなものである演説が済んだ時、席にあった学生はことごとく喝采した。三四郎もっとも熱心なる喝采者の一人であった。すると与次郎が突然立った。 「ダーターファブラ、シェクスピヤの使った字数が何万字だの、イブセンの白髪の数が何千本だのと言ってたってしかたがない。もっともそんなばかげた講義を聞いたってとらわれる気づかいはないか大丈夫だが、大学に気の毒でいけない。どうしても新時代青年を満足させるような人間を引っ張って来なくっちゃ。西洋人じゃだめだ。第一幅がきかない。……」  満堂はまたことごとく喝采した。そうしてことごとく笑った。与次郎の隣にいた者が、 「ダーターファブラのために祝盃をあげよう」と言いだした。さっき演説をした学生がすぐに賛成した。あいにくビールがみな空である。よろしいと言って与次郎はすぐ台所の方へかけて行った。給仕が酒を持って出る。祝盃をあげるやいなや、 「もう一つ。今度は偉大なる暗闇のために」と言った者がある。与次郎の周囲にいた者は声を合して、アハハと笑った。与次郎は頭をかいている。  散会の時刻が来て、若い男がみな暗い夜の中に散った時に、三四郎与次郎に聞いた。 「ダーターファブラとはなんの事だ」 「ギリシア語だ」  与次郎はそれよりほかに答えなかった。三四郎もそれよりほかに聞かなかった。二人は美しい空をいただいて家に帰った。  あくる日は予想のごとく好天気である。今年は例年より気候がずっとゆるんでいる。ことさらきょうは暖かい三四郎は朝のうち湯に行った。閑人の少ない世の中だから、午前はすこぶるすいている。三四郎は板の間にかけてある三越呉服店看板を見た。きれいな女がかいてある。その女の顔がどこか美禰子に似ている。よく見ると目つきが違っている。歯並がわからない。美禰子の顔でもっと三四郎を驚かしたものは目つきと歯並である与次郎の説によると、あの女は反っ歯の気味だから、ああしじゅう歯が出るんだそうだが、三四郎にはけっしてそうは思えない。……  三四郎は湯につかってこんな事を考えていたので、からだのほうはあまりわずに出た。ゆうべから急に新時代青年という自覚が強くなったけれども、強いのは自覚だけで、からだのほうはもとのままである休みになるとほかの者よりずっと楽にしている。きょうは昼から大学陸上運動会を見に行く気である。  三四郎は元来あまり運動好きではない。国にいるとき兎狩りを二、三度したことがある。それから高等学校の端艇競漕の時に旗振りの役を勤めたことがある。その時青と赤と間違えて振ってたいへん苦情が出た。もっとも決勝の鉄砲を打つ係りの教授鉄砲を打ちそくなった。打つには打ったが音がしなかった。これが三四郎のあわてた原因である。それより以来三四郎運動会へ近づかなかった。しかしきょうは上京以来はじめての競技会だから、ぜひ行ってみるつもりである与次郎もぜひ行ってみろと勧めた。与次郎の言うところによると競技より女のほうが見にゆ価値があるのだそうだ。女のうちには野々宮さんの妹がいるだろう。野々宮さんの妹といっしょに美禰子もいるだろう。そこへ行って、こんちわとかなんとか挨拶をしてみたい。  昼過ぎになったから出かけた。会場の入口運動場の南のすみにある。大きな日の丸イギリス国旗が交差してある。日の丸は合点がいくが、イギリス国旗はなんのためだかからない。三四郎日英同盟のせいかとも考えた。けれども日英同盟大学陸上運動会とは、どういう関係があるか、とんと見当がつかなかった。  運動場は長方形の芝生である。秋が深いので芝の色がだいぶさめている。競技を見る所は西側にある。後に大きな築山をいっぱいに控えて、前は運動場の柵で仕切られた中へ、みんなを追い込むしかけになっている。狭いわりに見物人が多いのではなはだ窮屈である。さいわい日和がよいので寒くはない。しか外套を着ている者がだいぶある。その代り傘をさして来た女もある。  三四郎失望したのは婦人席が別になっていて、普通人間には近寄れないことであった。それからフロックコートや何か着た偉そうな男がたくさん集って、自分が存外幅のきかないようにみえたことであった。新時代青年をもってみずからおる三四郎は少し小さくなっていた。それでも人と人との間から婦人席の方を見渡すことは忘れなかった。横からからよく見えないが、ここはさすがにきれいである。ことごとく着飾っている。そのうえ遠距離から顔がみんな美しい。その代りだれが目立って美しいということもない。ただ総体総体として美しい。女が男を征服する色である。甲の女が乙の女に打ち勝つ色ではなかった。そこで三四郎はまた失望した。しかし注意したら、どこかにいるだろうと思って、よく見渡すと、はたして前列のいちばん柵に近い所に二人並んでいた。  三四郎は目のつけ所がようやくわかったので、まず一段落告げたような気で、安心していると、たちまち五、六人の男が目の前に飛んで出た。二百メートルの競走が済んだのである決勝点は美禰子とよし子がすわっている真正面で、しかも鼻の先だから、二人を見つめていた三四郎視線のうちにはぜひともこれらの壮漢がはいってくる。五、六人はやがて一二、三人にふえた。みんな呼吸をはずませているようにみえる。三四郎はこれらの学生の態度と自分の態度とを比べてみて、その相違に驚いた。どうして、ああ無分別にかける気になれたものだろうと思った。しか婦人連はことごとく熱心に見ている。そのうちでも美禰子とよし子はもっとも熱心らしい。三四郎自分無分別にかけてみたくなった。一番に到着した者が、紫の猿股をはい婦人席の方を向いて立っている。よく見ると昨夜の親睦会で演説をした学生に似ている。ああ背が高くては一番になるはずである。計測係りが黒板に二十五秒七四と書いた。書き終って、余りの白墨を向こうへなげて、こっちを向いたところを見ると野々宮さんであった。野々宮さんはいつになくまっ黒なフロックを着て、胸に係り員の徽章をつけて、だいぶ人品がいい。ハンケチを出して、洋服の袖を二、三度はたいたが、やがて黒板を離れて、芝生の上を横切って来た。ちょうど美禰子とよし子のすわっているまん前の所へ出た。低い柵の向こう側から首を婦人席の中へ延ばして、何か言っている。美禰子は立った。野々宮さんの所まで歩いてゆく。柵の向こうとこちらで話を始めたように見える。美禰子は急に振り返った。うれしそうな笑いにみちた顔である三四郎は遠くから一生懸命に二人を見守っていた。すると、よし子が立った。また柵のそばへ寄って行く。二人が三人になった。芝生の中では砲丸投げが始まった。

砲丸投げほど力のいるものはなかろう。力のいるわりにこれほどおもしろくないものもたんとない。ただ文字どおり砲丸を投げるのである。芸でもなんでもない。野々宮さんは柵の所で、ちょっとこの様子を見て笑っていた。けれども見物のじゃまになると悪いと思ったのであろう。柵を離れて芝生の中へ引き取った。二人の女も、もとの席へ復した。砲丸は時々投げられている。第一どのくらい遠くまでゆくんだか、ほとんど三四郎にはわからない。三四郎はばかばかしくなった。それでも我慢して立っていた。ようやくのことで片がついたとみえて、野々宮さんはまた黒板へ十一メートル三八と書いた。

 それからまた競走があって、長飛びがあって、その次には槌投げが始まった。三四郎はこの槌投げにいたって、とうとう辛抱がしきれなくなった。運動会めいめいかってに開くべきものである。人に見せべきものではない。あんものを熱心に見物する女はことごとく間違っているとまで思い込んで、会場を抜け出して、裏の築山の所まで来た。幕が張ってあって通れない。引き返して砂利の敷いてある所を少し来ると、会場から逃げた人がちらほら歩いている。盛装した婦人も見える。三四郎はまた右へ折れて、爪先上りを丘のてっぺんまで来た。道はてっぺんで尽きている。大きな石がある。三四郎はその上へ腰をかけて、高い崖の下にある池をながめた。下の運動会場でわあというおおぜいの声がする。

 三四郎はおよそ五分ばかり石へ腰をかけたままぼんやりしていた。やがてまた動く気になったので腰を上げて、立ちながら靴の踵を向け直すと、丘の上りぎわの、薄く色づいた紅葉の間に、さっきの女の影が見えた。並んで丘の裾を通る。

 三四郎は上から、二人を見おろしていた。二人は枝の隙から明らかな日向へ出て来た。黙っていると、前を通り抜けてしまう。三四郎は声をかけようかと考えた。距離があまり遠すぎる。急いで二、三歩芝の上を裾の方へ降りた。降り出すといいぐあいに女の一人がこっちを向いてくれた。三四郎はそれでとまった。じつはこちからまりごきげんをとりたくない。運動会が少し癪にさわっている。

あんな所に……」とよし子が言いだした。驚いて笑っている。この女はどんな陳腐ものを見ても珍しそうな目つきをするように思われる。その代り、いかな珍しいもの出会っても、やはり待ち受けていたような目つきで迎えるかと想像される。だからこの女に会うと重苦しいところが少しもなくって、しかもおちついた感じが起こる。三四郎は立ったまま、これはまったく、この大きな、常にぬれている、黒い眸のおかげだと考えた。

 美禰子も留まった。三四郎を見た。しかしその目はこの時にかぎって何物をも訴えていなかった。まるで高い木をながめるような目であった。三四郎は心のうちで、火の消えたランプを見る心持ちがした。もとの所に立ちすくんでいる。美禰子も動かない。

「なぜ競技を御覧にならないの」とよし子が下から聞いた。

「今まで見ていたんですが、つまらいからやめて来たのです」

 よし子は美禰子を顧みた。美禰子はやはり顔色を動かさない。三四郎は、

「それより、あなたたこそなぜ出て来たんです。たいへん熱心に見ていたじゃありませんか」と当てたような当てないようなことを大きな声で言った。美禰子はこの時はじめて、少し笑った。三四郎にはその笑いの意味がよくわからない。二歩ばかり女の方に近づいた。

「もう宅へ帰るんですか」

 女は二人とも答えなかった。三四郎はまた二歩ばかり女の方へ近づいた。

「どこかへ行くんですか」

「ええ、ちょっと」と美禰子が小さな声で言う。よく聞こえない。三四郎はとうとう女の前まで降りて来た。しかしどこへ行くとも追窮もしないで立っている。会場の方で喝采の声が聞こえる。

高飛びよ」とよし子が言う。「今度は何メートルになったでしょう」

 美禰子は軽く笑ったばかりである三四郎も黙っている。三四郎高飛びに口を出すのをいさぎよしとしないつもりである。すると美禰子が聞いた。

「この上には何かおもしろものがあって?」

 この上には石があって、崖があるばかりであるおもしろものがありようはずがない。

「なんにもないです」

「そう」と疑いを残したように言った。

「ちょいと上がってみましょうか」よし子が、快く言う。

あなた、まだここを御存じないの」と相手の女はおちついて出た。

「いいからいらっしゃいよ」

 よし子は先へ上る。二人はまたついて行った。よし子は足を芝生のはしまで出して、振り向きながら、

「絶壁ね」と大げさな言葉を使った。「サッフォーでも飛び込みそうな所じゃありませんか」

 美禰子と三四郎は声を出して笑った。そのくせ三四郎はサッフォーがどんな所から飛び込んだかよくわからなかった。

あなたも飛び込んでごらんなさい」と美禰子が言う。

「私? 飛び込みましょうか。でもあんまり水がきたないわね」と言いながら、こっちへ帰って来た。

 やがて女二人のあいだに用談が始まった。

あなた、いらしって」と美禰子が言う。

「ええ。あなたは」とよし子が言う。

「どうしましょう」

「どうでも。なんならわたしちょっと行ってくるから、ここに待っていらっしゃい」

「そうね」

 なかなか片づかない。三四郎が聞いてみると、よし子が病院看護婦のところへ、ついでだからちょっと礼に行ってくるんだと言う。美禰子はこの夏自分の親戚が入院していた時近づきになった看護婦を尋ねれば尋ねるのだが、これは必要でもなんでもないのだそうだ。

 よし子は、すなおに気の軽い女だからしまいに、すぐ帰って来ますと言い捨てて、早足に一人丘を降りて行った。止めるほどの必要もなし、いっしょに行くほどの事件でもないので、二人はしぜん後にのこるわけになった。二人の消極な態度からいえば、のこるというより、のこされたかたちにもなる。

 三四郎はまた石に腰をかけた。女は立っている。秋の日は鏡のように濁った池の上に落ちた。中に小さな島がある。島にはただ二本の木がはえている。青い松と薄い紅葉がぐあいよく枝をかわし合って、箱庭の趣がある。島を越して向こう側の突き当りがこんもりとどす黒く光っている。女は丘の上からその暗い木陰を指さした。

「あの木を知っていらしって」と言う。

「あれは椎」

 女は笑い出した。

「よく覚えていらっしゃること」

「あの時の看護婦ですか、あなたが今尋ねようと言ったのは」

「ええ」

「よし子さんの看護婦とは違うんですか」

「違います。これは椎――といった看護婦です」

 今度は三四郎が笑い出した。

「あすこですね。あなたがあの看護婦といっしょに団扇を持って立っていたのは」

 二人のいる所は高く池の中に突き出している。この丘とはまるで縁のない小山が一段低く、右側を走っている。大きな松と御殿一角と、運動会の幕の一部と、なだらかな芝生が見える。

「熱い日でしたね。病院あんまり暑いものから、とうとうこらえきれないで出てきたの。――あなたはまたなんであんな所にしゃがんでいらしったんです」

「熱いからです。あの日ははじめて野々宮さんに会って、それから、あすこへ来てぼんやりしていたのです。なんだか心細くなって」

「野々宮さんにお会いになってから、心細くおなりになったの」

「いいえ、そういうわけじゃない」と言いかけて、美禰子の顔を見たが、急に話頭を転じた。

「野々宮さんといえば、きょうはたいへん働いていますね」

「ええ、珍しくフロックコートをお着になって――ずいぶん御迷惑でしょう。朝から晩までですから

だってだいぶ得意のようじゃありませんか」

「だれが、野々宮さんが。――あなたもずいぶんね」

「なぜですか」

だってまさか運動会の計測係りになって得意になるようなかたでもないでしょう」

 三四郎はまた話頭を転じた。

「さっきあなたの所へ来て何か話していましたね」

「会場で?」

「ええ、運動会の柵の所で」と言ったが、三四郎はこの問を急に撤回したくなった。女は「ええ」と言ったまま男の顔をじっと見ている。少し下唇をそらして笑いかけている。三四郎はたまらなくなった。何か言ってまぎらそうとした時に、女は口を開いた。

あなたはまだこのあいだの絵はがきの返事をくださらないのね」

 三四郎はまごつきながら「あげます」と答えた。女はくれともなんとも言わない。

あなた原口さんという画工を御存じ?」と聞き直した。

「知りません」

「そう」

「どうかしましたか

「なに、その原口さんが、きょう見に来ていらしってね、みんなを写生しているから、私たちも用心しないと、ポンチにかかれるからって、野々宮さんがわざわざ注意してくだすったんです」

 美禰子はそばへ来て腰をかけた。三四郎自分いかにも愚物のような気がした。

「よし子さんはにいさんといっしょに帰らないんですか」

「いっしょに帰ろうったって帰れないわ。よし子さんは、きのうから私の家にいるんですもの

 三四郎はその時はじめて美禰子から野々宮のおっかさんが国へ帰ったということを聞いた。おっかさんが帰ると同時に、大久保を引き払って、野々宮さんは下宿をする、よし子は当分美禰子の家から学校へ通うことに、相談がきまったんだそうである

 三四郎はむしろ野々宮さんの気楽なのに驚いた。そうたやす下宿生活にもどるくらいなら、はじめから家を持たないほうがよかろう。第一鍋、釜、手桶などという世帯道具の始末はどうつけたろうと、よけいなことまで考えたが、口に出して言うほどのことでもないから、べつだんの批評は加えなかった。そのうえ、野々宮さんが一家の主人から、あともどりをして、ふたたび純書生と同様な生活状態に復するのは、とりもなおさず家族制から一歩遠のいたと同じことで、自分にとっては、目前の迷惑を少し長距離へ引き移したような好都合にもなる。その代りよし子が美禰子の家へ同居してしまった。この兄妹は絶えず往来していないと治まらないようにできあがっている。絶えず往来しているうちには野々宮さんと美禰子との関係も次第次第に移ってくる。すると野々宮さんがまたいつなんどき下宿生活永久にやめる時機がこないともかぎらない。

 三四郎は頭のなかに、こういう疑いある未来を、描きながら、美禰子と応対をしている。いっこうに気が乗らない。それを外部の態度だけでも普通のごとくつくろおうとすると苦痛になってくる。そこへうまいあいによし子が帰ってきてくれた。女同志のあいだには、もう一ぺん競技を見に行こうかという相談があったが、短くなりかけた秋の日がだいぶ回ったのと、回るにつれて、広い戸外の肌寒がようやく増してくるので、帰ることに話がきまる。

 三四郎も女連に別れて下宿へもどろうと思ったが、三人が話しながら、ずるずるべったりに歩き出したものから、きわだった挨拶をする機会がない。二人は自分を引っ張ってゆくようにみえる。自分もまた引っ張られてゆきたいような気がする。それで二人にくっついて池の端を図書館の横から、方角違いの赤門の方へ向いてきた。そのとき三四郎は、よし子に向かって、

「お兄いさんは下宿なすったそうですね」と聞いたら、よし子は、すぐ、

「ええ。とうとう。ひとを美禰子さんの所へ押しつけておいて。ひどいでしょう」と同意を求めるように言った。三四郎は何か返事をしようとした。そのまえに美禰子が口を開いた。

「宗八さんのようなかたは、我々の考えじゃわかりませんよ。ずっと高い所にいて、大きな事を考えていらっしゃるんだから」と大いに野々宮さんをほめだした。よし子は黙って聞いている。

 学問をする人がうるさい俗用を避けて、なるべく単純な生活にがまんするのは、みんな研究のためやむをえないんだからしかたがない。野々宮のような外国にまで聞こえるほどの仕事をする人が、普通学生同様な下宿はいっているのも必竟野々宮が偉いからのことで、下宿がきたなければきたないほど尊敬しなくってはならない。――美禰子の野々宮に対する賛辞のつづきは、ざっとこうである

 三四郎赤門の所で二人に別れた。追分の方へ足を向けながら考えだした。――なるほど美禰子の言ったとおりである自分と野々宮を比較してみるとだいぶ段が違う。自分田舎から出て大学はいったばかりである学問という学問もなければ、見識という見識もない。自分が、野々宮に対するほどな尊敬を美禰子から受けえないのは当然である。そういえばなんだか、あの女からかにされているようでもある。さっき、運動会はつまらいから、ここにいると、丘の上で答えた時に、美禰子はまじめな顔をして、この上には何かおもしろものがありますかと聞いた。あの時は気がつかなかったが、いま解釈してみると、故意自分を愚弄した言葉かもしれない。――三四郎は気がついて、きょうまで美禰子の自分に対する態度や言語を一々繰り返してみると、どれもこれもみんな悪い意味がつけられる。三四郎は往来のまん中でまっ赤になってうつむいた。ふと、顔を上げると向こうから与次郎とゆうべの会で演説をした学生が並んで来た。与次郎は首を縦に振ったぎり黙っている。学生帽子をとって礼をしながら、

「昨夜は。どうですか。とらわれちゃいけませんよ」と笑って行き過ぎた。

anond:20241001201601

2024-09-30

anond:20240930175740

魚類における天然的美味性の進化メカニズム海洋味覚共進化仮説

Evolutionary Mechanisms of Inherent Deliciousness in Fish: The Marine Gustation Co-evolution Hypothesis

著者:山田太郎1、鈴木花子2、ジョン・スミス3

1 国際海洋味覚研究所、2 東京水産大学、3 カリフォルニア海洋生物学研究所

要旨

研究では、魚類人為的品種改良を経ずして高度な美味性を獲得した進化メカニズム探究する。我々は「海洋味覚共進化仮説」を提唱し、魚類人類の味覚受容体共進化したという革新的理論を展開する。古味覚誘引物質(Paleogustatatory Attractants, PGAs)の発見と、ヒトの新規味覚受容体TAS1R4の同定により、この仮説の妥当性が示唆された。

1. 序論

陸上動植物と異なり、魚類人為的介入なしに卓越した味を実現している。この現象は、進化生物学および栄養学の分野で長年の謎とされてきた(Yamada et al., 2022)。本研究では、この謎を解明するための新たな理論的枠組みを提示する。

2. 海洋味覚共進化仮説

我々は、魚類の美味性が以下のメカニズムによって進化したと提案する:

1. PGA理論: 魚類は、捕食者に対してPGAsを放出することで、迅速な捕食を促し、苦痛の軽減を図った。

2. 水棲霊長類仮説との連関: 人類祖先部分的に水棲生活を送ったという「水棲霊長類仮説(Aquatic Ape Hypothesis)」(Morgan, 1997)に基づき、人間の味覚受容体魚類PGAsに反応するよう進化した。

3. TAS1R4受容体発見: ヒトゲノム中に新たに同定されたTAS1R4受容体が、魚類PGAsと高い親和性を示すことが判明した。

3. 実験検証
3.1 古代DNA分析

次世代シーケンサー(Illumina NovaSeq 6000)とAI支援系統解析ソフトウェア「PhyloQuantum v2.3」を使用し、縄文時代の人骨と現代人のDNA比較分析した。その結果、TAS1R4遺伝子の発現レベル縄文時代から現代にかけて63.5%上昇していることが判明した(p < 0.001, n=500)。

3.2 水中PGA濃度測定実験

ナノスケール化学センサーアレイ「AquaTaste-X」を用いて、различные魚種の周囲のPGA濃度を測定した。イワシでは周囲の海水比較してPGA濃度が平均287%高く、サンマでは342%高いことが確認された(図1参照)。

4. 結果と考察

我々の研究は、魚類の天然的美味性が複雑な進化プロセスの結果であることを示唆している。特に注目すべき点は以下の通りである

1. イワシサンマの高い美味性は、これらの魚種が高濃度PGAsを放出することに起因する。

2. 養殖魚における味の向上は、人工的にPGA濃度を操作することで実現されている可能性がある(Svensson & Johnson, 2023)。

図2は、ヒトのTAS1R4受容体PGAの結合モデルを示している。この3D分子構造から、両者の高い親和性視覚的に理解できる。

5. 研究限界と今後の課題

研究はいくつかの限界存在する:

1. 主に沿岸魚類対象としており、深海魚におけるPGA役割は今後の研究課題である

2. ヒトの味覚受容体個人差が結果に与える影響について、さらなる調査必要である

3. PGAsの化学構造の完全な解明には至っておらず、今後の研究で明らかにしていく必要がある。

6. 結論

海洋味覚共進化仮説」は、魚類先天的美味性という長年の謎に新たな説明提供する。この仮説は、水産学進化生物学、および栄養科学の分野に革命的な視点をもたらし、今後の研究方向性に大きな影響を与えると考えられる。

謝辞

研究は国際味覚進化学会(ITES)の助成を受けて実施された(助成番号:ITES-2023-G-101)。

引用文献

1. Morgan, E. (1997). The Aquatic Ape Hypothesis. Souvenir Press.

2. Svensson, L. & Johnson, T. (2023). Aquatic origins of human umami perception: A molecular phylogenetic approach. Proceedings of the International Symposium on Food Evolution, 12, 45-61.

3. Yamada, S. et al. (2022). Evolutionary trajectories of taste receptor genes in marine environments. Journal of Evolutionary Gustation, 45(3), 178-192.

2024-09-28

anond:20240928102818

老化に晒されないように運動するんだぜ

おすすめ水泳

泳げないなら水中ウォーキングおすすめ

・水に浸かってるだけで体温維持のためにカロリー使う

浮力が働くから陸上で歩くより関節に優しい

・キチンとやるなら水は空気の8倍抵抗があるらしいから贅肉が落ちやす

体型気になるなら全身覆うラッシュガードとスイムゴーグルしとけば誰だかなんて分からん

動く事が健康第一歩やで

2024-09-27

「空飛ぶクルマ」ってさ、ゴタゴタ考えずにヘリコプター陸上走行できるようにちょっと改造すればいいだけなんじゃないの?

難しく考えすぎじゃない?

2024-09-18

サッカー観戦のために陸上トラックをなくしてそこに桜の木を植えればよい

花見シーズンの3週間前後サッカー20試合で集中的に稼ぐ

普段公園として利用可能

2024-09-15

蛸壷屋は負けヒロインで描いてほしい

青髪の女は過食症になる、デリヘル嬢として暮らしている

赤髪チビはなろう小説家としても芽が出ず、官能小説を書いて糊口を凌いでいる

陸上女はUber Eatsで働くようになるが、搾取されてる自覚がない

主人公の妹はひとりで留守番していたところを、玄関に現れたがいがぁかうんたぁおぢにレイプされ、それから一歩も外に出られなくなる

主人公就職に失敗し、ブラック企業に勤めながらなろう小説を書くが、やはり芽が出ないまま、同人活動をしている

インカム釣り合わない主人公の住む豪邸は崩壊危機を迎えていた

2024-09-13

総裁選 防衛費方針説明

https://x.com/hst_tvasahi/status/1834271656908652983

茂木敏充 幹事長

防衛費増額の財源をどうするか。

4分の1は税でお願いするとなった。

1年半以上が経って経済は間違いなく良くなっている。

成長戦略によってさらに税収はアップできる。

一方で物価高の問題もあり、国民はまた負担が増えるのではないかという不安を抱えている。

税収アップできる、さらに税外収入、例えば外為特会のほんの一部を使うだけでも数兆円の利益

そういう財源を使えば負担増なしに政策は前に進めることができる

河野太郎 デジタル大臣

金利が徐々に上がっていく中で、財政赤字の利払いが増える。

プライマリーバランスを均衡させようと言っていたが、ここから先は財政収支の議論を見通していかなければいけない。

経済が発展して税収が増える、それを全部何かに使うのではなく、利払いを含めた財政収支を均衡させないといけない

防衛予算についてはいろんな状況があって、国民の間で防衛費を増やさないといけないというコンセンサスができたと思う。

そのための財源が必要だということまで理解いただいて決めたので、決めた通りにやらせていただいて。

これからやらなければいけないのは防衛費を何にどう使うか説明していくこと

小泉進次郎環境大臣

これは岸田政権が相当な政治エネルギーを費やした上で決めたことですよね。私はそれは引き継ぎます

林芳正 官房長官

景気がいい時は確かに増収していくが、防衛費はずっと必要になってくる。

景気が悪くなってくると防衛費に対する財源がなくなるのかとみられる可能性がある。

みんなで国を守るために、広くご負担をお願いするという考え方はあってもいいのではないかと思う。

せっかく決めたのであとはタイミング

小林鷹之経済安保担当大臣

防衛力の抜本強化については国民から理解比較的得られている。

増税議論唐突感があって納得感は得られていないのではないかと感じたので、自民党内に防衛財源の特命委員会を立ち上げた。

本当に財源がないのかみた時に、外為特会の剰余金決算剰余金などまだある。

当初早ければ令和6年度から増税スタートだと言われていたが、最大限後ろ倒しにしているところ。

閣議決定は重いものだと思っているのでそれは踏まえつつも、今後の経済情勢も注視しつつ判断していけばいいだろうと

加藤勝信官房長官

議論するときに色々な財源をあたってきた。

歳出改革の分、決算剰余金をどう使うか、これまで貯まってきたお金を使うとか。

その上で増税分を考えてきた。

前提としては年々自然増収することもあるでしょう。

外為などのお金もあるでしょう。

それは前提に議論してきた。

自然増収があっても人件費とか物件費とか増えてくお金もありますから、よく見ながら議論しないと。

プラスだけ見て大丈夫だというのは慎重にならないと

石破茂幹事長

子育て予算もそうだが、これも財源きちんとしていない。

何に対して負担いただくのか、誰が負担する能力を持っているか精査しないといけない。

誰が負担する能力を持っているか、誰が防衛力強化することで利益を受けるか。

なんで防衛増税だけやるのか、他のはどうなるのかと税体系全体の問題になる

高市早苗 経済安保担当大臣

今は景気・経済を良くするのが大前提GDPを大きくする、税収を増やす策を練らないといけない。

外為特会も評価益だけ見ても30兆円使える。

安倍元総理も言っていたが、道路とか走っているのは次の世代インフラとして残せるので建設国債使えると。

防衛国債必要じゃないかと。これは次の世代祖国を残すためだと言った。

建設国債海上自衛隊に使えるようになったが陸上航空自衛隊にも使うべきだと思っている。

増税については景気を腰折れさせたら何にもならないので、経済成長を見てタイミングを見るということで今は反対

2024-09-11

AIを使って1000年後のオリンピック採用種目を予想させてみた

1. ホログラムアリーナバトル

2. 無重力体操

3. クローン競技

4. ナノロボットレース

5. バイオエンハンス競技

6. 仮想現実VRトライアスロン

7. 太陽系レース

8. DNAマニピュレーション競技

9. AIアシスト競技

10. テレポートチェイス

2024-09-08

デケー船作りつつ省人化すればコスパ上げ上げ🖕😎🖕ウィ~~~~~ みたいなのもう辞めろ

民船も海軍保安庁も皆してこの流れやりたがるけど、結局お前ら自分たちで整備一切出来ない無能になってんじゃねーか。

漁船のオッチャンが自分エンジン弄くり倒して直してる横で、大型船の奴らは機械ちょっといつもと違う挙動したら全部メーカー任せで自分たち取説に書かれているレベルの復旧チャートさえ調べねえ。

掃除もロクにしねえから修理ドッグに来るときは何から何まで錆びてる。

マジで何も出来ねえし何もやらねえし、やる時間がないからで勉強もしねえ。

GPSの設定変更ボタンとかも自分で弄ったことねえからちょっと間違って設定変えただけで会社電話してるし、取説なんてどうせ使わないからで陸上においてきたとか抜かしおるよ。

マジでもうしょうもねーよ。

こんなんもう船乗りじゃない。

船で寝泊まりして見回りしてるだけの警備員だろ。

ブリッジクルーでさえ「いや、俺は自分領分しか分からんすね。つーか最新機器新しすぎて何も分からないんで、自分領分さえマニュアル通りの操作までしか知らんっす」とかいいおる。

笑っちまわないか

ウーバーイーツの兄ちゃんタイヤパンクするたびに自転車屋行って「何度見てもやり方がよくわからないんで、自分では治せそうもないっすわ」と言ってたらどう思う?

「お前、本当にプロなのかよ」って思うだろ?

今、船に乗ってる連中はどれもそうなってる。

ベテランは最新の技術についていけないから「分からない。造船所に聞きます」が口癖で、若造そもそも船の仕組みを直に見て学ぶ機会を機械に奪われているから「何も分からない。どこに聞けばいいのかを先輩に聞きます」になってる。

マジで終わったよ。

船舶業界は完全に終わり。

今一番船に詳しいのは自分レジャーボート運転してるボンボンかも知れない。

アイツらは頭もいいし自分チャント勉強しないとボッタクられるって感覚があるから、信用できる業者から技術学ぼうとしてる。

デカイ船乗ってる乗員は「どうせボラれても会社の金やん?」って顔して立ち会いサボって休み取ってるし、当直日でも横目でチラチラ見ながらスマホゲームやってるよ。

漁船おっちゃんはエンジン叩いて直せるけど叩いて直す以外の直し方した時に弄り壊す率が高すぎてヤバイから

マジで終わった。

目先の省人ハイテク化ばかりに意識が行って、それを操る人間をどうやって揃えるかってことを誰も考えずに来たここ20年ぐらいのツケがいよいよ爆発したね。

はいたよ。

経験、やる気、柔軟性といったものを全て合わせいて、アナログデジタルの隙間を個人技で埋める本当の乗組員達が。

今はもういないよ。

だってさ、機関員が「デジタル化しすぎてもう分からないんですよね~~~。緊急時にどの弁を開けるかぐらいは私が個人で覚えてますけど、ぶっちゃけ数値もデジタル監視してるわけで、メーターの記録メモとかもあとからちゃちゃっとログデータコピってますわ」みたいにほざくんだよ?

こんな連中がいじってるエンジンかいつ大爆発してもおかしくないよ。

雑な人件費削減の繰り返しによって、マジで終わった業界になってる。

比較優位経済かなんかで国内外輸出入がいよいよ加速して船舶需要がどうたらとか言ってもさ、結局上はあくまで金稼ぎの手段の一つとしか見てないし、自分FIRE出来れば終わりでいいと思ってるから直近10年の利益以外は興味なしだろ?

そりゃ業界が全部シロアリに食われた後の柱みたいなスカスカになるわな。

2024-09-02

24時間テレビマラソンについて

素朴な疑問なんだが24時間テレビマラソンって何でやってるんだろう?

ドラマや昔やってたアニメよりお手軽なのは分かるけど

中継で手間も経費もそれなりに掛かると思うんだが

止められない理由でもあるんだろうか?

こんだけインチキだとかギャラがどうとかタレントが叩かれて

しかマラソンといいつつ身体配慮して歩かせてる始末。マラソンでもないじゃんね。

24時間動いてるところが見たいなら司会者や他の出演者で十分だと思うが。

第一からやってたから止められないっていうのなら分かるんだが

マラソンコンテンツが始まったのって24時間テレビ歴史でも途中からだろ?

日本陸上連盟みたいなところから圧力とか掛かってるのかな?

誰かわかる人いたら教えてほしい。

2024-08-12

anond:20240812214315

オリンピックの強化は比較安価だし費用対効果高いが、Jリーグの専スタの建築費維持費は無駄すぎる。陸上兼用人工芝屋根なし芝生席でいいのに。

2024-08-10

Esportsの種目

オリンピックだと対戦系の柔道フェンシングと記録系の陸上水泳があるのにesportsは対戦系ばっかりやんけ

一秒間で何回ボタン押せるかとかそういう記録系のジャンル大会やって欲しい

2024-08-09

放送局オリンピック放送権を各局に振り分けるやで」

フジ「ワイとこはレスリング卓球取るやで。競技時間ズレてるから大丈夫やろ」

フジアカレスリングが延長して卓球と被ってもうた・・・卓球の方を優先するやで」

NHK地上波陸上やるからレスリングBS放送しとくやで」

日本人「うおおおおレスリング金!地上波でやらないNHK死ね!!!!」

なぜなのか

2024-08-07

anond:20240806084713

東京五輪ブコメ再放送

https://anond.hatelabo.jp/20210724221607/#

[B! オリンピック] 内村航平五輪終わる 体操予選の鉄棒で落下、決勝に進めず - 一般スポーツ,テニス,バスケット,ラグビー,アメフット,格闘技,陸上 [体操]:朝日新聞デジタル https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.asahi.com/articles/ASP7S53V4P7SUTQP01P.html

b:id:maicou みんな叩いてるコメ非難してるけど今の日本でこれは叩かれないはずがない案件なので無理。そんな理想的社会ならもっとみんな生きやすいはずじゃないか逆張りはてな仕草

b:id:rgfx 引き際に当たって、今まで他人様の命に吐きちらしてきたツバを全力で呑んでいくスタイルアスリートって、誰の需要があるのか分かりませんがまあ大変そうですねえ。今まで大変お疲れ様でした。 オリンピック 自民党

b:id:kyuusyuuzinn 正直、今回のオリンピックに関しては、日本人の金メダル数が増えれば増えるほど日本にとってマイナスになるので、予選落ちしてくれて良かったと思う。

b:id:mirunaラグビー日本代表平尾選手発言と比べたらこんな奴擁護できるわけないじゃん。https://www.tokyo-sports.co.jp/sports/3457728/

b:id:alaska4 体育の授業では公教育の場でスポーツに失敗したせいで笑い者にされ続けてきたのだから、同じ事を今まで威張り続けてきたアスリート様に対してやり返す機会があるならそれを活用したいと思うのが人情。ざまあみろ!

b:id:ippy0000 国民に敬意を持った発言と行動が出来なかったんだからアスリートに敬意を持てなんてもう無理な話では。 / 嘲笑はどうかと思うけど、あれだけ感動と勇気を届けるって言っておいてこんなにあっさり負けたら呆れるわ。

b:id:hate_flag 国民生命危険さら五輪開催を強行させた貴族様が失脚したらそりゃ快哉を叫ぶだろ普通

b:id:IZqCqpA629KuL1 エッセンシャルワーカーでもないアスリート様に対して何があっても敬意を払わないといけないという考え方もおかしいと思うがな。反感を買うようなコメントをしたのは事実だし叩くブコメがあるのも自然な気がする

b:id:akikonian 他人生活生命蔑ろにし、自分価値観を張って結果を出せなかったら、せせら笑われるのは当たり前じゃないですかね。因果応報やで。(笑う気はなくておつかれさんとは想うが

b:id:camellow 彼もコロナ被害者か。こんなタイミングでの開催でなければ、余計な発言をしたくなる状況でなければ拍手で退場を見送られたかも知れない。だけどそうはならなかったんだよ、としか思わない。カッコ悪かったなコイツ

b:id:Arturo_Ui政治が決めたことには逆らえない」とまで言っといて予選落ちとかダサすぎねえか、土下座するなら新型コロナで大変なことになってる患者病院関係者に対してじゃねえの?とは思いました。 マジレス

b:id:ch1248 コロナ禍で「もっと応援しろ」「選手への敬意が無い」的な事を言ってたので、好きから嫌いになった選手の1人。罵倒の1つもしたくはなる。擁護コメントも俺には醜悪に見えるよ。 sportsNEWS*資料はてな周辺

b:id:faaaaa 応援してないしむしろあの発言でムカついてたかスカッとした

b:id:agricola自分の金で体操してる分には外野に四の五の言われる筋合いはないんだけど、税金入ってますからね。納税者が色々言うのは避けられないかと(ドヤァッ

b:id:babaye 内村勇気と感動を届けることしかできない」←嘲笑しか届けていない件 https://www.nikkansports.com/m/olympic/tokyo2020/gymnastics/news/202107060000965_m.html

b:id:ikihaji_kun こいつらがやりたがったオリンピックのせいでコロナ禍が拡大して家族自分被害に遭うかもしれないわけだが。応援したり労う気にはとてもなれない

b:id:kenjou 「どうすれば開催できるか考えて」→「選手世界は変えられない」発言コンボのせいで、すっかり印象が悪いので、このニュースを見ても「ふーん、そうなんだ、落ちをつけたんだね」くらいしか感想が出てこない。

b:id:getcha 燃え発言は「できないではなく、どうやったらできるか?を皆さんで考えてほしい」。興味ない人に取っては「え?皆さん?」と感じる敬意の無い不遜な態度でトラブルのは避けられないと思う。お疲れ様

b:id:kindara あなた五輪出場は日本国民健康経済犠牲にしてまでの価値はありましたか

b:id:IkaMaru 今回の一件でアスリートは無条件に敬意を払われるのではなく、失敗したら笑われる程度の存在になった。それだけのことじゃないですかね

b:id:custardtarte選手には世界は変えられない」 五輪オリンピック

b:id:grdgs できないじゃなくどうやったらできるかを考えろとブラック上司のようなこと言っての結果なので、状況と身の程を知るべきと、身を持って知っていただけたでしょうか。お疲れさまでした。

b:id:FutureIsWhatWeAre 選挙出そうだなあ

b:id:pptp これが感動ってやつですか?

b:id:cotbormi 自分の事しか考えず、五輪出たいしか言わなかったクソ野郎の末路。いい気味だ。 / 発言は別問題??そんなだから五輪中止にならないんだよ! / 選手は結果が全てだろ。金メダルを口にするなら尚更。

b:id:sattox 感動の送り付け商法できなくて、さぞかし無念でしょうね。お疲れ様でした。 ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ

b:id:kintoki3 実力相応の結果。引き際が肝心と学んで欲しい。

b:id:emt0 五輪開催へのアシスト役割果たしてたし、引退後の人生は安泰じゃない?もしかして自民から立候補とか?

b:id:a_ako いやー、これはちょっと。。実力の遜色ない若手を押しのけて代表取って、五輪開催の是非にも強気発言してて。結局ベストパフォーマンスを発揮できなかったとは。。引き際の美学って大事ね。

b:id:cringe 内村ざまああああああああああwこれで夜の池江にも期待できる、女子400mリレー金逸大戦犯(予定)池江を叩くぞ!叩くぞ叩くぞ!池江を叩くぞ!池江を叩くぞ!叩くぞ叩くぞ!!池江を叩くぞ池江を叩くぞ!!叩くぞ叩く

b:id:le_cinema "できないじゃなく、どうやったらできるかをみなさんで考えて" "国民のみなさんとアスリートが同じ気持ちでないと大会はできない" https://www.nikkansports.com/sports/news/202011080001107.html 傲慢な金メダリスト様も予選落ち TOKYO2020

b:id:zapa 池江璃花子努力は必ず報われる」

b:id:cha9 ざまあ。あの言葉忘れとらんで。コロナより自分自分自分自分中心に世界回ってると思い上がった鼻っ柱で振り落とされるんや。開催まで亡くなった命とこれから亡くなる命の重さを知ってせめて無様に負けてくれや。

b:id:tokatongtong選手が何を言っても変わらない」の内村航平(32)さん、残念ながらメダル報奨金を手にできず

2024-08-04

anond:20240804215119

アルゴリズム構築の能力(問題を解く)とモデリング能力(問題定義する)は本来別じゃね。

陸上100m走に対して、道路走ってないじゃんって言うようなもの

ただ、陸上マラソン対応するハッカソン競技性はクソだから純粋モデリングの速さと美しさを競う競技は求められているかもしれない。

2024-08-02

anond:20240802040250

なるほどね

ニュース見る限りトランスしか見えなくて、でもオリンピックトランス出場認めるとかずいぶん攻めてんなとおもったら違うのか

ロンドンオリンピックでもあったセメンヤ選手みたいな感じか

陸上がそうしたようにテストステロン値で決めるとかしないんだろうか

オリンピック体重別と男女別

特に格闘技では体重が重いほうが筋肉量も多くなるしということで体重別に階級を分けてるのはわかる

陸上水泳では筋肉量が違うしということで男女別になってるのもわかる

じゃあ同じ体重階級なら男女関係なくならないか

でも柔道は男女別体重別だなあ

同じ体重でも男のほうが強い理由がよくわからないな

更衣室の問題か?

全部体重別でいいような気がする

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