2009年トルコグランプリ
レース詳細 | |||
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日程 | 2009年シーズン第7戦 | ||
決勝開催日 | 6月7日 | ||
開催地 |
イスタンブール・パーク トルコ イスタンブール | ||
コース長 | 5.338km | ||
レース距離 | 58周(309.396km) | ||
決勝日天候 | 晴れ(ドライ) | ||
ポールポジション | |||
ドライバー | |||
タイム | 1'28.316 | ||
ファステストラップ | |||
ドライバー | ジェンソン・バトン | ||
タイム | 1'27.579 (Lap 40) | ||
決勝順位 | |||
優勝 |
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2位 | |||
3位 |
2009年トルコグランプリは、2009年F1世界選手権第7戦として、2009年6月7日にイスタンブール・パークで開催される。正式名称は2009 FORMULA 1 ING Turkish Grand Prix 。
予選
[編集]展開
[編集]気温28℃、路面温度46℃、湿度26%の条件下で予選がスタート
Q1
[編集]多くのマシンがハードタイヤでアタックを行い、その後ソフトタイヤに履き替えて2度目のアタックに出る作戦をとる。しかしマクラーレンはソフトタイヤに履き替えずにアタックを続ける。ヘイッキ・コバライネンはなんとか14番手に入るが、ルイス・ハミルトンは0.04秒届かずに2戦連続Q1敗退となった。トップはレッドブルのセバスチャン・ベッテルで、ベッテルからハミルトンまでの16台が1秒以内という混戦の中、トロ・ロッソの2台とルノーのネルソン・ピケ、フォース・インディアのジャンカルロ・フィジケラがQ1敗退となった。
Q2
[編集]気温29℃、路面温度46℃、湿度27%
ウィリアムズの中嶋一貴を先頭に各マシンアタックに入るが、ソフトタイヤを履くマシンとハードタイヤを履くマシンに分かれる。ベッテルがQ1に続きトップタイムをマークする。最後にルノーのフェルナンド・アロンソが10番手に飛び込みQ2が終了。トヨタはヤルノ・トゥルーリが4番手に入るが、ティモ・グロックは13番手と明暗が分かれる。トップのベッテルから10番手のアロンソまでの差が0.457秒という大混戦となった。BMWザウバーのニック・ハイドフェルド、中嶋、グロック、コバライネン、フォース・インディアのエイドリアン・スーティルがQ2で敗退。
Q3
[編集]気温29℃、路面温度47℃、湿度26%
フェラーリのキミ・ライコネンを先頭に各マシンがコースにで出る。ベッテルがトップタイムのまま残り時間がなくなるが、チームメイトのマーク・ウェバーがトップタイムを更新する。その後ブラウンGPのジェンソン・バトンがウェバーのタイムを更に上回る。しかし最後の最後でベッテルが再びトップタイムを更新し、中国グランプリ以来今期2度目、通算3度目のポール・ポジションを獲得する。4年連続ポール・トゥ・ウィン、3年連続ハットトリックがかかっていたフェリペ・マッサは7番手に留まった。
結果
[編集]順位 | No | ドライバー | チーム | Q1 | Q2 | Q3 | グリッド | 重量 |
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1 | 15 | セバスチャン・ベッテル | レッドブル・ルノー | 1'27.330 | 1'27.016 | 1'28.316 | 1 | 649.5kg |
2 | 22 | ジェンソン・バトン | ブラウン・メルセデス | 1'27.355 | 1'27.230 | 1'28.421 | 2 | 655.5kg |
3 | 23 | ルーベンス・バリチェロ | ブラウン・メルセデス | 1'27.371 | 1727.418 | 1'28.579 | 3 | 652.5kg |
4 | 14 | マーク・ウェバー | レッドブル・ルノー | 1'27.466 | 1'27.416 | 1'28.613 | 4 | 656.0kg |
5 | 9 | ヤルノ・トゥルーリ | トヨタ | 1'27.529 | 1'27.195 | 1'28.666 | 5 | 652.0kg |
6 | 4 | キミ・ライコネン | フェラーリ | 1'27.556 | 1'27.387 | 1'28.815 | 6 | 658.0kg |
7 | 3 | フェリペ・マッサ | フェラーリ | 1'27.508 | 1'27.349 | 1'28.858 | 7 | 654.0kg |
8 | 7 | フェルナンド・アロンソ | ルノー | 1'27.988 | 1'27.473 | 1'29.075 | 8 | 644.5kg |
9 | 16 | ニコ・ロズベルグ | ウィリアムズ・トヨタ | 1'27.517 | 1'27.418 | 1'29.191 | 9 | 660.0kg |
10 | 5 | ロバート・クビサ | BMWザウバー | 1'27.788 | 1'27.455 | 1'29.357 | 10 | 640.0kg |
11 | 6 | ニック・ハイドフェルド | BMWザウバー | 1'27.795 | 1'27.521 | 11 | 681.5kg | |
12 | 17 | 中嶋一貴 | ウィリアムズ・トヨタ | 1'27.691 | 1'27.629 | 12 | 680.4kg | |
13 | 10 | ティモ・グロック | トヨタ | 1'28.160 | 1'27.795 | 13 | 689.0kg | |
14 | 2 | ヘイッキ・コバライネン | マクラーレン・メルセデス | 1'28.199 | 1'28.207 | 14 | 665.0kg | |
15 | 20 | エイドリアン・スーティル | フォースインディア・メルセデス | 1'28.278 | 1'28.391 | 15 | 668.5kg | |
16 | 1 | ルイス・ハミルトン | マクラーレン・メルセデス | 1'28.318 | 16 | 696.5kg | ||
17 | 8 | ネルソン・ピケ | ルノー | 1'28.582 | 17 | 689.6kg | ||
18 | 12 | セバスチャン・ブエミ | トロ・ロッソ・フェラーリ | 1'28.708 | 18 | 686.5kg | ||
19 | 21 | ジャンカルロ・フィジケラ | フォースインディア・メルセデス | 1'28.717 | 19 | 688.5kg | ||
20 | 11 | セバスチャン・ブルデー | トロ・ロッソ・フェラーリ | 1'28.918 | 20 | 701.0kg |
決勝
[編集]展開
[編集]気温32℃、路面温度50℃
タイヤはルノー以外のマシンがハードタイヤを選択する。
スタートではレッドブルのセバスチャン・ベッテルがトップを守り第1コーナーに入る。奇数グリッドが有利と言われるが2番手スタートのブラウンGPのジェンソン・バトンは2番手を守るが、3番手のルーベンス・バリチェロはスタートダッシュに失敗し、13番手まで大きく順位を下げてしまう。トップのベッテルが10コーナーの出口でコースアウトし、その隙にバトンがトップに出る。バリチェロはKERSを持つマクラーレンのヘイッキ・コバライネンの抑えられペースが上がらない。
7周目の最終コーナーでバリチェロが一時コバライネンを抜くが、ホームストレートで再び抜かれてしまう。続く8周目の9コーナーで再び抜きにかかるが、今度はコバライネンと接触し、バリチェロがスピン、17番手まで順位を下げる。上位勢ではバトンが2位以下との差を広げていく。ベッテルは燃料が軽いにもかかわらずペースが上がらない。12周目の最終コーナーでバリチェロはフォース・インディアのエイドリアン・スーティルを抜きにかかるが失敗し、再び接触、フロントウィングを破損したため、予定より早く次の周回でピットストップを行う。上位勢では14周目にフェルナンド・アロンソ、次の周でベッテルがピットインをするが、レッドブルはここでベッテルを3ストップ作戦に出る。17周目にバトンとフェリペ・マッサ、次の周回でウェバー、ニコ・ロズベルグ、キミ・ライコネンがピットイン。 第2スティントに入り、ベッテルは3ストップ作戦のために燃料が軽く、バトンとの差を次第につめていくが、結局バトンを抜くことができず、29周目に2度目のピットストップ。バトンに抑えられたことが影響し、ウェバーの後ろでコースに戻る。
40周目にロズベルグがピットイン、入賞圏内を走行していたチームメイトの中嶋一貴も43周目にピットストップを行うが、左フロントのタイヤ交換に時間がかかり、入賞圏外に大きく順位を下げることとなってしまう。43周目でバトンとウェバーが2度目のピットイン、48周目でベッテルが3度目のピットイン。48周目でバリチェロが今期初リタイヤ。ブラウンGPは今期開幕から唯一全レースで2人ともポイントを獲得していたが、バリチェロのリタイヤにより、途切れてしまうことになる。一方バトンは順調に周回を重ね、残り7周で早くもクルージングに入る。そのままレースに大きな変動はなく、バトンが今期6勝目。2位にウェバー、3位にベッテルとレッドブル勢が続くかたちになった。BMWザウバーのロバート・クビサが7位に入り、今期初ポイントとなった。トルコグランプリ4連勝がかかっていたフェラーリのマッサは6位に終わった。
結果
[編集]順位 | No | ドライバー | チーム | 周回数 | タイム/リタイア | グリッド | ポイント |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 22 | ジェンソン・バトン | ブラウン・メルセデス | 58 | 1:26'24.848 | 2 | 10 |
2 | 14 | マーク・ウェバー | レッドブル・ルノー | 58 | +6.714 | 4 | 8 |
3 | 15 | セバスチャン・ベッテル | レッドブル・ルノー | 58 | +7.461 | 1 | 6 |
4 | 9 | ヤルノ・トゥルーリ | トヨタ | 58 | +27.843 | 5 | 5 |
5 | 16 | ニコ・ロズベルグ | ウィリアムズ・トヨタ | 58 | +31.539 | 9 | 4 |
6 | 3 | フェリペ・マッサ | フェラーリ | 58 | +39.996 | 7 | 3 |
7 | 5 | ロバート・クビサ | BMWザウバー | 58 | +46.247 | 10 | 2 |
8 | 10 | ティモ・グロック | トヨタ | 58 | +46.959 | 13 | 1 |
9 | 4 | キミ・ライコネン | フェラーリ | 58 | +50.246 | 6 | |
10 | 7 | フェルナンド・アロンソ | ルノー | 58 | +1'02.420 | 8 | |
11 | 6 | ニック・ハイドフェルド | BMWザウバー | 58 | +1'04.327 | 11 | |
12 | 12 | 中嶋一貴 | ウィリアムズ・トヨタ | 58 | +1'06.376 | 12 | |
13 | 1 | ルイス・ハミルトン | マクラーレン・メルセデス | 58 | +1'20.454 | 16 | |
14 | 2 | ヘイッキ・コバライネン | マクラーレン・メルセデス | 57 | +1 Lap | 14 | |
15 | 12 | セバスチャン・ブエミ | トロ・ロッソ・フェラーリ | 57 | +1 Lap | 18 | |
16 | 8 | ネルソン・ピケ | ルノー | 57 | +1 Lap | 17 | |
17 | 20 | エイドリアン・スーティル | フォースインディア・メルセデス | 57 | +1 Lap | 15 | |
18 | 11 | セバスチャン・ブルデー | トロ・ロッソ・フェラーリ | 57 | +1 Lap | 20 | |
Ret | 23 | ルーベンス・バリチェロ | ブラウン・メルセデス | 47 | ギアボックス | 3 | |
Ret | 21 | ジャンカルロ・フィジケラ | フォースインディア・メルセデス | 4 | ブレーキ | 19 |
外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト(英語)
前戦 2009年モナコグランプリ |
FIA F1世界選手権 2009年シーズン |
次戦 2009年イギリスグランプリ |
前回開催 2008年トルコグランプリ |
トルコグランプリ | 次回開催 2010年トルコグランプリ |