2003年オーストラリアグランプリ
レース詳細 | |||
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日程 | 2003年シーズン第1戦 | ||
決勝開催日 | 2003年3月9日 | ||
開催地 |
アルバート・パーク・サーキット オーストラリア メルボルン | ||
コース長 | 5.303km | ||
レース距離 | 58周(307.574km) | ||
決勝日天候 | 晴れ(ドライ) | ||
ポールポジション | |||
ドライバー | |||
タイム | 1'27.173 | ||
ファステストラップ | |||
ドライバー | キミ・ライコネン | ||
タイム | 1'27.724(Lap 32) | ||
決勝順位 | |||
優勝 |
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2位 | |||
3位 |
2003年オーストラリアグランプリ(2003 Australian Grand Prix)は、2003年のF1世界選手権開幕戦として、2003年3月9日にアルバート・パーク・サーキットで開催された。
予選
[編集]2003年より導入された新予選方式によって、金曜日と土曜日の予選セッションで1台ずつのワンラップアタックが行われた。金曜日は2002年のドライバーズランキング順に走行し、土曜日は決勝スタート時の燃料を積んだ上で、金曜日のタイムが遅い順からの走行となる。
土曜セッションの結果、フェラーリの2台がフロントローを確保し、ザウバーのハインツ=ハラルド・フレンツェンが4位に割り込んだ。マクラーレンの2台はアタックに失敗してデビッド・クルサードが11位、キミ・ライコネンが15位と出遅れた。
なお、フェラーリとマクラーレンは前年モデルの改良型(フェラーリ・F2002Bとマクラーレン・MP4-17D)での出走となった。
結果
[編集]順位 | No | ドライバー | チーム | タイム | 差 |
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1 | 1 | ミハエル・シューマッハ | フェラーリ | 1'27.173 | - |
2 | 2 | ルーベンス・バリチェロ | フェラーリ | 1'27.418 | +0.245 |
3 | 3 | ファン・パブロ・モントーヤ | ウィリアムズ・BMW | 1'28.101 | +0.928 |
4 | 10 | ハインツ=ハラルド・フレンツェン | ザウバー・ペトロナス | 1'28.274 | +1.101 |
5 | 20 | オリビエ・パニス | トヨタ | 1'28.288 | +1.115 |
6 | 16 | ジャック・ヴィルヌーヴ | BAR・ホンダ | 1'28.420 | +1.247 |
7 | 9 | ニック・ハイドフェルド | ザウバー・ペトロナス | 1'28.464 | +1.291 |
8 | 17 | ジェンソン・バトン | BAR・ホンダ | 1'28.682 | +1.509 |
9 | 4 | ラルフ・シューマッハ | ウィリアムズ・BMW | 1'28.830 | +1.657 |
10 | 8 | フェルナンド・アロンソ | ルノー | 1'28.928 | +1.755 |
11 | 5 | デビッド・クルサード | マクラーレン・メルセデス | 1'29.105 | +1.932 |
12 | 7 | ヤルノ・トゥルーリ | ルノー | 1'29.136 | +1.963 |
13 | 11 | ジャンカルロ・フィジケラ | ジョーダン・フォード | 1'29.344 | +2.171 |
14 | 14 | マーク・ウェバー | ジャガー・フォード | 1'29.367 | +2.194 |
15 | 6 | キミ・ライコネン | マクラーレン・メルセデス | 1'29.470 | +2.297 |
16 | 21 | クリスチアーノ・ダ・マッタ | トヨタ | 1'29.538 | +2.365 |
17 | 12 | ラルフ・ファーマン | ジョーダン・フォード | 1'31.242 | +4.069 |
18 | 15 | アントニオ・ピッツォニア | ジャガー・コスワース | 1'31.723 | +4.550 |
19 | 19 | ヨス・フェルスタッペン | ミナルディ・コスワース | No Time | |
20 | 18 | ジャスティン・ウィルソン | ミナルディ・コスワース | No Time |
決勝
[編集]レース前に激しい雨が降り、路面がハーフウェット状態でのスタートとなった。ライコネンはピットスタートを選択してドライタイヤに換装し、あわせて燃料給油も行った。チームメイトのクルサードも2周目に同じ作戦を採った。
レースはフェラーリのワンツー走行で始まったが、6周目に2位のバリチェロが単独クラッシュ。コース上のマシンを撤去するため、2度セーフティカーが出動した。コースが乾いてくるとミシュランタイヤユーザーが優位になり、早めに作戦変更したマクラーレン勢がポジションを挽回した。
上位はモントーヤ、ライコネン、シューマッハの争いとなる。ライコネンはシューマッハのアタックを封じ切ったが、ピットイン時の制限速度違反によりドライブスルーペナルティーを受けて後退した。シューマッハもライコネンとのバトル中にコースオフし、バージボードを損傷。補修のためピットインを命じられ、4位へ後退した。
モントーヤは優勝まで残り12周というところで、2コーナーで単独スピンを犯してしまい、2位へ後退。これでクルサードが初めてトップに立ち、開幕戦の優勝者となった。2位から4位までは一団となってチェッカーを受けた。
ミシュランタイヤの表彰台独占は1984年ポルトガルGP以来となる出来事。フェラーリが表彰台を逃したのは53戦ぶりとなった。
結果
[編集]順位 | No | ドライバー | チーム | 周回数 | タイム/リタイア | グリッド | ポイント |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 5 | デビッド・クルサード | マクラーレン・メルセデス | 58 | 1:34'42.124 | 11 | 10 |
2 | 3 | ファン・パブロ・モントーヤ | ウィリアムズ・BMW | 58 | +8.675 | 3 | 8 |
3 | 6 | キミ・ライコネン | マクラーレン・メルセデス | 58 | +9.192 | 15 | 6 |
4 | 1 | ミハエル・シューマッハ | フェラーリ | 58 | +9.482 | 1 | 5 |
5 | 7 | ヤルノ・トゥルーリ | ルノー | 58 | +38.801 | 12 | 4 |
6 | 10 | ハインツ=ハラルド・フレンツェン | ザウバー・ペトロナス | 58 | +43.928 | 4 | 3 |
7 | 8 | フェルナンド・アロンソ | ルノー | 58 | +45.074 | 10 | 2 |
8 | 4 | ラルフ・シューマッハ | ウィリアムズ・BMW | 58 | +45.745 | 9 | 1 |
9 | 16 | ジャック・ヴィルヌーヴ | BAR・ホンダ | 58 | +1'05.536 | 6 | |
10 | 17 | ジェンソン・バトン | BAR・ホンダ | 58 | +1'05.974 | 8 | |
11 | 19 | ヨス・フェルスタッペン | ミナルディ・コスワース | 57 | +1 Lap | 20 | |
Ret | 11 | ジャンカルロ・フィジケラ | ジョーダン・フォード | 52 | ギアボックス | 13 | |
Ret | 15 | アントニオ・ピッツォニア | ジャガー・コスワース | 52 | サスペンション | 18 | |
Ret | 20 | オリビエ・パニス | トヨタ | 31 | 燃圧 | 5 | |
Ret | 9 | ニック・ハイドフェルド | ザウバー・ペトロナス | 20 | サスペンション | 7 | |
Ret | 18 | ジャスティン・ウィルソン | ミナルディ・コスワース | 16 | ラジエーター | 19 | |
Ret | 14 | マーク・ウェバー | ジャガー・コスワース | 15 | サスペンション | 14 | |
Ret | 21 | クリスチアーノ・ダ・マッタ | トヨタ | 7 | スピン | 16 | |
Ret | 12 | ラルフ・ファーマン | ジョーダン・フォード | 6 | クラッシュ | 17 | |
Ret | 2 | ルーベンス・バリチェロ | フェラーリ | 5 | クラッシュ | 2 |
FIA F1世界選手権 2003年シーズン |
次戦 2003年マレーシアグランプリ | |
前回開催 2002年オーストラリアグランプリ |
オーストラリアグランプリ | 次回開催 2004年オーストラリアグランプリ |